【外壁塗装】付帯部塗装について詳しく解説!
「外壁塗装」というと、大きな面だけを想像される方もいらっしゃるかもしれません。
面積が大きいと、どうしてもその部分に意識が行くのは当然ですよね。
そこで業者み見積もりをお願いしたら「付帯塗装」という見慣れない文字が・・・。
実は外壁塗装と付帯部塗装は、リフォーム業界では切っても切れない関係と言っても過言ではありません。
そこで今回は、付帯部塗装について詳しくお話します。
◎付帯って何?
付帯は「ふたい」と読みます。
この付帯とは、「外壁に附属しているパーツ」のことを指します。
全ての建物にあるわけではありませんが、一般的な付帯部は以下になります。
・軒天井
・雨樋
・破風板、鼻隠し
・幕板
・水切り
・雨戸、戸袋、シャッターボックス
・濡縁、ウッドデッキ
・門塀
外壁塗装をする際は、これらの付帯部も一緒に塗装をしますが、なぜ必要なのでしょうか。
業者の儲けになるから?もし塗装してもしなくても良いなら、塗装したくないと思われる方もいらっしゃるでしょう。
◎付帯部塗装が必要な理由
①素材を長持ちさせる
劣化するのは外壁だけではありません。
雨樋や軒天井などの付帯部も、外壁と同じように紫外線や雨風に晒されていますので、劣化します。
塗装をしないまま放置し続けると、素材自体がボロボロになってしまい、例えば雨樋はひび割れが発生したり、その他の部分も外壁からの雨漏り発生の場所になる可能性もあります。
交換やもっと大掛かりな工事をしなくてはならなくなる前に塗装でメンテナンスをすることが大切です。
②美観の維持
外壁だけ塗装をして新築のようになったのに付帯部はそのまま・・・これでは見た目がとてもちぐはぐで美観が損なわれてしまいます。
また将来的に塗装した箇所とそうではない箇所で、劣化速度に差が生じてしまいます。
見た目も耐久性もどちらも重視したい方は、塗装をおすすめします。
③メンテナンスコストを抑える
雨樋や幕板、破風といった高い部分の塗装には、足場がないときちんと塗装できない箇所が多くあります。
外壁だけ、付帯部だけで塗装を行うと、その分時間や足場費用や諸経費など、様々な経費が余分に掛かってしまうことになります。
目先のコストダウンを考えるのではなく、将来的なコストダウンでメンテナンス計画を立てましょう。
◎付帯部塗装の注意点
①素材に合った塗料なのか
付帯部の素材が何で出来ているかによって、使用する塗料が違ってきます。
例えば塩ビ鋼板は塗料を選ぶ際に注意が必要ですし、アルミや樹脂、銅板は塗装しないほうが良いとされている素材です。
全て同じ塗料で塗装をしようとする業者には注意が必要です。
見積提案の際に提示された塗料が、その素材に対応しているものなのか、塗料のカタログを見せてもらったり、インターネット等で確認したりしましょう。
②塗装範囲が明確に記載されているか
見積書に『付帯部塗装一式〇〇円』という記載をしている業者には注意が必要です。
塗装してくれると思っていたのに、契約外だからと塗装してもらえなかったり、追加料金が発生すると言われたりといったトラブルになりかねません。
見積書や契約書には、どこを塗装するのか、どの範囲を塗装するのか、明確に分かるような記載をお願いすることをお勧めします。
③付帯部の色は全体のバランスを考える
意外と悩むのが、付帯部の色です。
洋服選びでもそうですが、色が多すぎるとまとまりの無い印象になってしまいますね。
使用する色は建物全体で3色ないし4色程度にすると良いでしょう。
◎まとめ
いかがでしたか。
付帯部は外壁塗装工事のおまけのように感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそうではありません。
付帯部も一緒に適宜メンテナンスをすることで、劣化速度をゆるめ、建物寿命を延ばすことに繋がります。
そして見積もりは必ず複数社にお願いし、建物に合った塗料や塗装を提案してくれる業者を見極めることが重要です。
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