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【流行の塗料】シリコン塗料を選ぶポイントについて解説!

10年に1度が目安と言われる外壁の塗替え。

数年前に塗替えをして今検討されているからこそ、この記事を読まれている方もいるかもしれません。

時が経てば、塗料もグレードアップをしていたり新商品が出ています。

今回は今最も多く使われている塗料「シリコン塗料」についてご紹介致します。

 

 

◎シリコンは何に使われているか

・戸建て住宅の塗り替え

・カーテンウォール塗装

・シーリング材

・建築用保護材

・おしゃぶり

・医療用カテーテル

・ファンデーション

・シャンプー、リンス等

生活の中で幅広く使われている素材であり、おしゃぶりに使えるほど安全な事もお分かりいただけるかと思います。

 

 

◎シリコン塗料の特徴

ケイ素(Si)を核としたシロキサン結合(-O-Si-O-)をもつ無機化合物で、非常に安定した物質です。

また、シリコン塗料を大きく分けると「水性と油性」「1液型と2液型」に分類できます。

 

1.水性と油性

水性は水で希釈するもので、油性はシンナーなどの溶剤で希釈します。

昔は油性の方が耐久性が良いと言われていましたが、ここ数年間で塗料も進化していき、水性シリコン塗料でも耐久性の高い塗料が発売されるようになりました。

その為、油性特有の匂いや環境問題などがない、水性シリコン塗料が多く使われるようになっています。

 

2.1液型と2液型

この2つの違いは、塗料のグレードです。

一般的に、1液型に比べ2液型はコストが高くなりますが、その分塗料の性能が上がり耐久性にも優れています。

 

3.シリコンと〇〇を混ぜている

シリコン塗料とは、ベースとなるアクリルに、シリコン樹脂を混ぜて作られた塗料で、正式名称はアクリルシリコンといいます。

ベースはアクリルですが、耐久年数の低いアクリル塗料とは違います。

 

 

◎シリコン塗料の長所と短所

長所

・耐熱性、耐候性、汚れにくさ、光沢保持率が良いなどのすぐれた機能を持ち合わせている。

・カビ・藻等の微生物汚染を防ぎ、色褪せや緑色になる事を防げる。

 

短所

・低粘度のため顔料(インクの原料)が沈澱しやすい。

・価格が高い→他の樹脂と組み合わせて変性したものが使われていればコストダウンも可能。

・やや付着性に劣る。

 

 

◎シリコン塗料を選ぶ時

1.アクリル塗料やウレタン塗料と比較すると高価

耐久年数は長いものになりますが値段もあがります。

 

2.シリコン含有量が少ない塗料を使うと耐用年数が短くなる

シリコン塗料を名乗っていても100%使われているというわけではありません。

シリコン含有量が低いものでは20%以下、高いものでは45~65%程度のものもあります。

アクリルの比率があまりにも高いと、シリコンの長所である耐久性の部分に支障が出てきてしまいます。

一般的に含有率が高い方が高耐久になります。

 

3.他の塗料より塗膜が硬い為ヒビ割れしやすい

シリコン系の核の塗料であるケイ素(Si)は硬度が高いので、外壁との相性によってはひび割れを起こす原因になります。

よって、地震等で壁材がひび割れを起こした場合、それに追従できずシリコンの塗膜も割れてしまうこともあるのです。

しかしモルタルやコンクリート外壁でしたら、下塗りや上塗り材に弾力性のある下地を併用したり、2液型の塗料ならば硬化剤を弾性硬化剤というタイプに変えてあげれば、問題解決ができます。

ただし、サイディングの外壁には膨れの原因になるので弾性硬化剤は向きません。

どのような素材の外壁であっても、それぞれに合う塗料を把握しているリフォーム会社と相談して決めていきましょう。

 

 

◎まとめ

いかがでしたか?

今は主流のシリコン塗料といっても、向き不向きのある外壁素材や、シリコン含有量のパーセンテージに開きがあることをお分かりいただけたと思います。

外壁の塗替えは、外観もガラリと変わり、ご予算もかかります。

約10年に1回の大イベントとなるので、お家に合った素材と内容でピカピカの外観に生まれ変わりましょう。

 

 

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