【外壁サビ】DIYで外壁サビを落とす方法を徹底解説

いつまでも綺麗な外観の家に住みたいと思いませんか？
どんなに真っ白な壁でもサビが見えるだけで、なんだか勿体無い気持ちになりますよね。

サビが出来てしまい、除去したあとの壁の状態はデリケートな状態です。

軽いサビ取り以外は、外壁塗装とサビ防止剤を塗る事になります。
そして、想像がつくかと思いますが通常の外壁塗装よりかかる費用は高価です。

そうならない為にも今回は
・進行度合いとサビ落としの流れ
・自分で出来るサビ落とし

・薬剤を使わないサビ落とし
について解説していきます。

◎進行度合いとサビ落としの流れ

サビを落とす方法は、酸を使う化学的な方法や、研磨剤などを使う物理的な方法等いくつかあり、作業レベルや塗膜の劣化状況によって分けられています。
また、錆落としの事をケレン・ケレン作業などと呼ぶことがありますがこれは「clean」から来ていると言われています。
サビを取った後は、上から塗装をしておきます。
１．ごく初期で軽い場合･･･こすってサビを取り除き、サビ止め剤を塗る
２．時間が経過してしまっている場合･･･専用のサビ取り剤を吹きかけ、しばらく置いた後に洗い流す工程をサビがなくなるまで繰り返す。

サビを落とした後はサビ止め剤に加え、再塗装を行った方が望ましい。
３．劣化がだいぶ進行している場合･･･金属部分を新しいものに取り替える、サイディングであれば部分的に張り替えるなどの作業が必要となる。

２～３はプロにお任せしたほうが良いかもしれません。

◎自分で出来るサビ落とし

必要な物
ゴム手袋･･･手荒れ防止
歯ブラシ･･･細かいところを洗うのに便利
柔らかいスポンジ･･･硬いものは外壁を傷めるのでNG・車の洗車用のスポンジが好ましいです。
バケツ･･･スポンジやブラシを濯ぎます。
外壁用洗浄剤〈1,000～5,000円〉･･･研磨成分が入ったものは塗膜を傷めるのでNG
サビ、ホコリ、排気ガス、カビ、藻、コケなどを取り除けるもの
高所用ブラシ〈2,000～8,000円〉･･･脚立は落下すると危険なので、使わない方が好ましいです。高い所はプロへ。
ホース〈1,000～3,000円〉･･･汚れや洗剤を落とすために水をかけます。
高い所をホースで流そうとすると、汚れや洗剤が衣類や頭部につきやすくなる為、長すぎない物でよいです。

オマケ
（カビがあれば）カビ取り剤〈500～2,000円〉
汚れても良い格好やレインコート、ゴーグル、マスク･･･液剤使用時に。

◎手順

　1．上から下へホースで壁に水をかけ、簡単に汚れを洗い流します。
　2．水で落ちなかった汚れをブラシやスポンジを使い洗剤で洗います。
　3．念入りにホースで水を流して洗う。最後の洗い流しは、念入りに行います。
洗剤が残っていると塗膜の劣化を早めることもあるので、注意して下さい。
スポンジやブラシで落ちないときは、家庭用の高圧洗浄機を使います。

高圧洗浄機は高圧で水を噴出し、外壁に付着した汚れを弾き飛ばすことができ、しつこい汚れも落とせるが、以下に注意です。
　・音が出てしまいます。（静音タイプもあります）
　・近隣に水が飛散しやすいです。
　・窓や換気扇は養生してから洗浄したほうが安心です。
　・塗膜を傷つけて外壁の劣化を早めることもあります。
　・水圧が強く、当たった人の怪我につながったり、物を壊す恐れがあります。

◎～番外編～薬剤を使わない落とし方

サビの発生から、日数があまり経っていなければ外壁用洗浄剤を使わずに落とすことも可能です。
しかし、時間が経過したものは落とせなくなるので、薬剤の使用をおすすめします。
クエン酸とお湯を1:6の割合で混ぜ、そこに石灰（炭酸カルシウム）の粉末を加え、壁から垂れないくらいの固さのペースト状にします。
そのペーストをサビのついた場所に塗ります。

しばらくすると乾燥して固まりますので、サビと一緒に金属製の固いもので削り落として下さい。
サビが完全に取れない場合は、もう一度同じ方法を繰り替えします。
クエン酸と石灰はホームセンターで購入可能です。

さて、ここまでが自分で出来る外壁のサビ落としとなりましたが、サビが発生する場所は様々･･･。
外壁工事を扱っている業者であれば、外壁診断を無料で受け付けている業者もありますので、定期的に点検を受け、早めの対応をする事も重要です。