【外壁サビ】放置したらどうなるのか詳しく解説!
皆さんのお家の外壁に、茶色い液体が垂れたような跡はありませんか?
どんなに綺麗に塗装をされている外壁でも、数年ですぐに出来てしまう「アレ」です・・・。
塗装工事にかかる費用は高価です。
サビ汁の跡や点状のサビはすぐに発生してしまうため、いきなり塗装するのには判断が難しいですよね。
その為、ついつい放置してしまう方も多いかと思われます。
今回は
・発生の原因
・発生しやすい状況や場所
・種類
・放置したらどうなるのか
について解説します。
◎発生の原因
①時間経過による防水性能の低下
サビが発生する一番の原因は、水の影響です。
外壁塗装されたばかりの美しい外壁は、塗料の防水効果によってサビが発生しにくい状態を保っています。
しかし、時間の経過によってその効果が弱まり、雨が降ると外壁に水分が溜まりやすい状態となります。
防水性能が弱まった状態で鉄部が水の影響を受けるため、サビができるのです。
②もらいサビ
もらいサビとは言葉の通り、他からもらってしまうサビのこと。
外壁の近くにある金属製のモノに発生したサビが外壁に付着することで、もらいサビが外壁に発生してしまうことがあります。
もらいサビしやすい対象物
・雨樋の金具
・ベランダの手すり
・窓枠
・門扉
・シャッター
・外壁の近くにある自転車
・照明・フットライト
・脚立
・ホース
・スコップ等があげられます。
③金属製外壁の劣化
金属サイディング・トタン(カラー鋼板)などの金属製外壁は、擦りキズや搔きキズなどを放置すると劣化が進行し、サビが発生しやすくなります。
金属サイディングでの発生は稀ですが、トタンは劣化の進行が早い為多く見られます。
◎サビが発生しやすい状況
①水と酸素
鉄は、湿度60%以上になったり表面が水で覆われることにより、酸化が起こりサビが発生します。
土地の特徴であげると標高が低い・気温、湿度が高いなどがあげられます。
②電気伝導率
電気伝導率(電気伝導度)は、電気をどのくらい通しやすいかを表す指標です。
鉄は、電気伝導率が高いほど腐食しやすいという特徴があります。
雨水で 5~50μS/cm、海水では 20,000~50,000μS/cm 位の値 を示しますので海が近くにある環境はかなり発生しやすい状況と言えます。
◎サビの種類
サビには2種類あります。
色が大きく違うため覚え方は簡単。赤サビ(上)と白サビ(下)です。
「我が家の外壁に発生しているのは、本当にサビなのか?」といった不明確な場合は、プロに診てもらうのがオススメです。
◎放置したらどうなるのか
さて、サビについての概要が分かったはいいけれど、どうすればいいか分からず放置してしまっている場合・・・。
どうなっていくのか見て行きましょう。
サビは一瞬にして表面に出てきているのではなく、最初は壁の内部に、それが時間をかけて徐々に浸食し表面に出てきていることがほとんどです。
表面のサビだけ取り除いても根本的な解決にはならず、時間が経つとまたサビが内部から現れてくることがあります。
放置していると建築資材にまでサビが侵食し、外観だけでなく住宅の強度・耐震性も失われていきます。
サビの発生原因を食い止めない限り、サビは進行し続けます。
はじめは部分的でも、時間の経過と共に広がっていきます。
サビは進行すると洗い流すだけでは落ちなくなります。
ある程度進行してしまったサビは研磨するしかなく、研磨後は塗装による補修が必要です。
金属製の外壁の場合、サビが進行すると外壁に穴があくことも・・・。
外壁に穴があくと、住まい内部に雨水の浸入を許してしまうようになります。
そうなると躯体にダメージが及び、住まいの寿命が大きく縮んでしまうこともあります。
サビの発生が部分的で、見た目も特に気にならないのであれば、しばらくは放置しておいても特に問題はありません。
ただし、「外壁全面にサビが広がっている」「サビが進行して外壁に穴があいている」など、サビが大きく進行している場合には、早々に対処することをオススメいたします。
◎まとめ
いかがでしたか?
水と酸素など身近な環境要因や外壁の側に置いてあるもの次第で簡単に発生してしまうサビですが、種類や影響についてご参考になれば幸いです。
サビ落としや補修を希望される方は、施工実績の豊富な業者に相談する事も検討していきましょう。
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