【エクステリア】夏を快適に過ごせるオーニングについて解説します~デメリット、費用相場など~
オーニングはエコロジーが大切な暮らしの中に、効果的に風や光をコントロールすることができます。
夏の直射日光からテラスや室内、バルコニーなどを守り、ときには、不意の雨にも雨よけとして役立ちます。
このようにオーニングをとりいれることで、リビングと同じ心地よい空間が生まれ快適な生活を過ごせるようになります。
前回、オーニングもメリットについてご紹介いたしました。
今回はオーニングの形や種類、デメリットなどをご紹介していきます。
オーニングのメリットについてはこちら↓
【エクステリア】夏を快適に過ごせるオーニングについて解説します!~メリットとは~
オーニングのデメリット
前回ブログに書きましたがオーニングにはたくさんのメリットがありました。
オーニングのデメリットも確認しておきましょう。
設置前に最低限のポイントに注意して、使うときだけ広げるようにすることが良いようです。
①風が強い(突風)時は危険
オーニングの生地は、テントと同じキャンパス地のような素材です。
風に弱いので台風のときなどには必ず巻き取るようにしなくてはなりません。
②サイズ、角度によっては景観が悪い
西日を遮ったり、目隠しの効果を高めたりするためには、オーニングは角度を大きくして付けた方が良いものです。
だからといって、角度をつけ過ぎたりサイズが大きすぎたりすると、家の外観を損なう可能性があるので注意が必要です。
オーニングは、設置したい窓の位置や寸法に合わせて、バランス良いデザインのものを選びましょう。
③汚れがつきやすい
オーニングは外に設置するので、汚れやすいものです。
また、こまめにチリや埃を取らないと、汚れがそのまま生地に浸透してしまうような落ちにくい材質の製品が多いです。
手入れ方法としては、乾いている時にブラシで払うか、汚れが酷く洗う場合は中性洗剤を使って水洗いを行うと良いでしょう。
④集合住宅(マンションなど)は管理規約に注意する
マンションのベランダやバルコニーにオーニングを設置したいという方も多いと思います。
ですが、マンションでは、管理会社の承認が必要となる場合があります。
下地の補強を行わないと駄目な場合もあるので、オーニングを後付けしたい時は事前に管理組合へ確認するようにしましょう。
オーニングの形状
オーニングには、大きく分けると4つのタイプの形状があります。
取り付けたい場所に合わせてオーニングを選びましょう。
①壁付けのタイプ
オーニングを壁面に直接取り付けるタイプです。
掃き出し窓や、ウッドデッキにオーニングを付けたい時、こちらのタイプを選ばれると良いと思ます。
工事費も比較的安価です。
②独立タイプ
下地の状況などで壁付けできない場合には、独立型のオーニングが適しています。
土台となるアルミなどのフレームを別途設置することになります。
③ウィンドウタイプ
小窓や高窓といった場所にオーニングを付けたい場合は、ウィンドウタイプのものを使いましょう。
フレーム(アルミなどの素材)を設置した上で、オーニングを組み立てていきます。
④スクリーンタイプ
スクリーンタイプは、窓(開口部分)の上部の壁に取り付けるのが一般的です。
ブラインドのように窓と平行に、または床面に設置したフックにかけて斜めに下ろすこともできます。
覆うような形になるのでプライバシー保護にも役立ちます。
オーニングの方式
オーニングは、巻き取りをするパイプにテント用の布を取り付けるのが一般的です。
使わないときは巻き取れるのが、オーニングの良いところです。
付属しているハンドルを回して巻き取る手動の方式と、リモコンやスイッチで操作する電動式、また手動電動併用のものとあります。
また、太陽光や強風に反応し、自動で開閉するセンサー付きのオーニングも出ています。
ライフスタイルに合わせて、好みの方式を選んでください。
取り付け時のポイント
①サイズについて
オーニングを付けるときには、掃き出し窓の大きさと同じか、もしくは一回り大きなサイズにしておくことが一般的です。
最適なサイズにすることがとても重要ですので、よく注意して採寸しましょう。
また、あまり大きすぎても手入れが大変になってしまいますので、ここも注意が必要です。
②角度について
オーニングの角度や出幅によって、作り出される日陰や目隠しの部分が変わってきます。
角度を決めてから施工するので、設置後に角度を変更しようとすると別途工事が必要になることが多いです。
季節によっては影がうまくできないことがあるので、オーニングが一番効果的に使える角度を確認しておきましょう。
取り付け費用の相場
オーニングは、壁付けタイプでも独立タイプでも、壁に穴を開けたり、土台をしっかり固定する必要があるので、取り付けは専門業者に依頼したほうが良いでしょう。
材質、サイズ、メーカーの種類などにもよりますが、オーニングは本体価格だけで20万円以上する商品が実は多いです。
そして、それにプラスされる施工費が、5~10万円以上かかってきます。
しかし、材料費も施工費もキャンペーン価格で対応してくれるリフォーム会社が最近は増えていて、本体価格+工事費で合計15~40万円が相場という感じになっています。
◎ まとめ ◎
オーニングは、見た目もオシャレでプライバシーも確保でき、はたまた省エネにも繋がり、とても効果的なエクステリアです。
ですが、デメリットでもあげましたが、生地はどうしても汚れやすいです・・・・。
劣化もしてくるものですので、定期的に交換が必要にはなりますが、屋根と比べるとリフォームしやすく、模様替えを楽しめます。
窓辺やベランダなどで快適に過ごせるオーニング、気になる方は是非生活の一部に取り入れてみてはいかがでしょうか。