【サンルーム⑤】サンルームにおけるDIYと花粉症について~日差しが溢れる暮らし~
サンルームについて、これまで過去4回に渡りブログを更新してきました。
【サンルーム①】では、サンルームの概要とタイプについて。
【サンルーム②】では、サンルーム取り付けのメリットについて。
【サンルーム③】では、サンルーム取り付けのデメリットについて。
そして前回の【サンルーム④】では、サンルームの防犯対策とプライバシー対策について解説してきました。
もう随分と、サンルームについての知識が増えたのではないでしょうか。
最終回となる今回は、ちょっとライトな感じで、サンルームにおけるDIYと花粉症について解説します。
◎DIY施工をおすすめしない理由
棚や椅子など、何でも手早くDIYで作ってしまう器用な方がいます。
そのような方は『自分で取り付けをして、費用を少しでも抑えたい』と考えられるかもしれません。
ですが、サンルームのDIY施工は、おすすめしません。
それは、サンルーム設置工事には、基礎工事から始まり、組立て工事、ガラス工事、コーキング工事など、あらゆる工程があります。
そして、ひとつひとつの工程には、専門の知識と技術が必要となります。
サンルーム本体が高額になったので、設置費用は少しでも切り詰めたいという気持ちも分からなくないですが、仮に途中で出来なくなったり、失敗して修正不可能になったりした場合は・・・目も当てられません。
また、設置できたとしても、後で雨漏りが発生した場合に保証が何もありません。
本業でサンルームの設置経験が豊富にあり、全部自己責任でやります!という人でない限りは、業者に施工を依頼しましょう。
◎サンルームと花粉症
くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみ、倦怠感・・・花粉症に悩まされている方がたくさんいらっしゃいます。
それでも病院で処方された薬を飲んでいる方よりも、市販薬を飲んだり、特に何の手立てもないまま花粉の時期が過ぎるのを待っている方が多いという統計結果があります。
『花粉症と同じ症状は出ているけど、自分は大丈夫』という、無理のある思い込み。
『病院に行く時間がないので、市販薬で誤魔化して、やり過ごす』という、妙な気合い。
あなたは、このタイプに当てはまっていませんか?
花粉症は、我慢すれば何とかなるものではありません。
花粉症がきっかけとなり発生した事故例が、毎年報告されているそうです。
マスクや市販薬でその場しのぎの対策を講じて、花粉のピークが過ぎるのを待ち続けるという生活を、見直してみませんか?
①室内も花粉はたくさん飛んでいます
花粉症対策のグッズが、色々と販売されています。
ゴーグルのようなメガネや花粉をシャットアウトするマスク、顔にスプレーをすることで花粉を寄せ付けないものなど、種類も豊富ですね。
これらのグッズはそのまま、継続使用して欲しいと思います。
しかし、こんなに花粉対策をしていても、症状が一向に軽くなる気配がないと感じたことはありませんか?
それは、室内の花粉対策が疎かになっているせいかもしれません。
空気清浄機は24時間稼動しているというお宅も、多いと思います。
『うちの空気清浄機はPM2.5まで吸引してくれるタイプだから、室内の空気はいつも清潔』と思っていても、窓の隙間や室内のドア開閉など、花粉の侵入経路はいくらでもあります。
そして、高性能の空気清浄機も、床に落ちてしまった花粉までは吸引できないのです。
外干しした洗濯物を取り込むと、乾いた洗濯物にはたくさんの花粉が付着しています。
『取り込むときにパタパタとはたいているから大丈夫』と思っていませんか?
実はこのパタパタの行動は、周りに花粉を撒き散らすだけですので、意味がありません。
本当に効果があるのは、一枚ずつ裏も表も、粘着テープでペタペタすることです。
時間も体力も、かなり使ってしまいますし、想像しただけで気持ちが滅入ってしまいます。
室内の花粉対策で一番簡単なのは、事後の対策ではなく『最初から家の中に花粉を入れない工夫をすること』になります。
②サンルームと花粉症対策
花粉症対策としておすすめしたいのは、洗濯物の部屋干しです。
洗濯物を外に出さなければ、花粉が付着することもありません。
ですが、お天気の良い日は太陽の熱で乾かすと気持ちが良いですし、パリッとふんわりした仕上がりになりますよね。
太陽が出ているのに部屋干しにするのは、なんだか損をしたような気持ちになるかもしれませんし、部屋干し特有のジメジメ感やニオイが気になる場合も多いでしょう。
そこでオススメしたいのが、サンルームなのです。
洗濯物を外に干さずに乾かすという観点で考えると、衣類乾燥機などの選択肢もあります。
サンルームと衣類乾燥機の第1の違いは『太陽に当たっているかどうか』ということです。
太陽の熱を利用して乾燥した洗濯物は、気持ちが良いですよね。
第2の違いは、『サンルームは布団やシーツなどのサイズが大きなものも対応できる』というところでしょう。
家庭用の衣類乾燥機では、布団やシーツといった大きなものの対応は難しいのではないでしょうか。
それに、そのサイズのものを乾かすとなると、電気代も掛かってしまいます。
サンルームだと電気代も膨れ上がることもなく、大きなものを干すことが可能です。
布団やシーツだけではなく、毎日使っている枕やお気に入りのぬいぐるみなども、置いておくだけで、ふかふかです。
③他にも使えるサンルーム
サンルームが洗濯を干すスペースとして活躍するのは、花粉の時期だけではありません。
急な雨で洗濯物を濡らしてしまうこともなくなりますし、風が強い日も洗濯物が飛ばされる心配をしなくても済みます。
天気は良いのに風が強いという日でも、安心して干すことが出来ます。
女性の方がお住まいのお宅では、下着泥棒の心配も無くなります。
また、春先だけでなく、1年を通して何かしらのアレルギーに悩まされている方が増えています。
このような方にも、サンルームで洗濯物を干すことはオススメです。
その他にも、ポカポカと過ごしやすいスペースとなりますので、お子様やかわいいペットの遊ぶスペースとしても活躍することでしょう。
梅雨時期や冬場など、洗濯物が乾きにくいというデメリットも聞かれますが、換気出来るタイプを選んだり、扇風機や除湿機などを併用することで問題は解決されます。
◎まとめ
サンルームについて、様々な視点から解説してきました。
良い面も、そうではない面もありましたが、これを読んで、ますますサンルームへの夢が膨らみ、現実味を帯びたという方が増えたのではないでしょうか。
快適な生活を手に入れるため、今回のブログを参考にしていただけたらと思います。