【サンルーム②】サンルーム取り付けのメリットとは?~日差しが溢れる暮らし~
前回の【サンルーム①】では、サンルームの概要と3つのタイプについて解説しました。
テラス囲いタイプ、サンルームタイプ、ガーデンルームタイプのそれぞれに、メリットとデメリットがありましたね。
サンルームは敷地を有効活用するためのエクステリアとして、人気を集めています。
後付けすることで、そこでの過ごし方に対する新しい選択肢を与えてくれると思いませんか?
今回は、サンルーム取り付けのメリットについて解説します。
◎開放感が味わえる
他の居住空間では、必ず壁があります。
サンルームの壁は基本的に、全てガラス張りとなっていますね。
壁やサッシといった、視界を遮るものがあまりないため、屋内にいながらにして日光を浴びたり、景色を眺めるなど外の空間を存分に楽しむことができるでしょう。
視界が良好といっても、屋外とはガラス製の壁部分で隔てられているため、プライベート空間としての安心感もあります。
その快適性と開放感が、サンルーム最大の魅力と言えるでしょう。
◎いつでも洗濯物が干せる
サンルームがあれば、花粉や黄砂が酷い時期でも、屋外と同じ条件で洗濯物を天日干しすることができます。
また、外出している間に天候が悪くなりそうなときや、洗濯物を干したまま出かけるのが不安なときでも、サンルームに干していれば安心です。
せっかく干した洗濯物を雨で濡らしてしまうこともありませんし、暗くなってからでないと取り込むことができない共働き世帯でも、一度乾いた洗濯物を再び濡らしてしまうこともありません。
洗濯物だけでなく、布団を干す場合にも活躍するスペースです。
小まめに布団を干しておけば、常に清潔、フカフカの状態で休むことが出来ますね。
◎様々なスペースとして活用できる
サンルームは半分室内、半分屋外のような空間です。
天気の良い日にはテーブルセットを移動して、読書をしながらゆったりとティータイムを楽しむことが出来ます。
小さなお子様やかわいいペットも、安心して遊ばせることが出来るスペースになります。
また、雨に弱い鉢植えも、サンルームの中で手入れをすれば安心して育てることが可能です。
◎高い断熱性
サンルームの設置は、住まいの断熱効果を高めることにも繋がります。
断熱性能の高さは、屋内と屋外との間に、どれくらい空気の層が存在しているかによって決まります。
一般的に断熱工事を行う場合は、外壁と内壁の間に断熱材を注入したり、窓を二重サッシにしたりすることで、外気と内気を隔てています。
サンルームがあることで、外気と内気の間にワンクッション置かれている状態になっているため、断熱性が向上し、エアコンの効果も上がって、節電にも繋がります。
◎塩害対策に効果的
サンルームは、塩害の酷い地域で特に高い効果を発揮します。
塩害とは、海に近い地域にある建物が、塩分を含んだ風や雨などによって長い間侵食され、本来持っている構造強度や性能を失ってしまうことを言います。
また、建物への悪影響だけではなく、屋外に干した洗濯物も乾きにくくなってしまいます。
そのため、せっかく晴れていても洗濯物を外干しすることができず、外干しをしたとしても生乾きのような状態に。
このような地域では、潮風を寄せ付けないサンルームを設置することで、洗濯物の生乾きのお悩みを解消することが出来ます。
また、塩分に弱い植物も、サンルームの中であれば日光に当てながら安心して栽培することが出来ます。
◎まとめ
サンルームだからこそ得ることができる開放感や、幅広いスペースの活用法などは、よく知られているメリットだと思います。
断熱性の向上からエアコンの効きがよくなり、節電に繋がったり、塩害対策にも効果的というメリットを、意外だと思われた方も多いのではないでしょうか。
しかしサンルームには、メリットだけではなくデメリットもあります。
次回はサンルーム取り付けのデメリットと、その対処法について解説します。