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平面図からわかる、床面積の求め方は?バルコニーや階段はどうする?

平面図からわかる、床面積の求め方は?バルコニーや階段はどうする?

 

 

住宅の床面積が知りたい場合は、平面図を参考にするのも1つの方法です。床面積の求め方は、どのような計算をすればよいのでしょうか。

 

今回ご紹介するのは、平面図からの床面積の求め方です。床面積と間違えやすい用語や、床面積に含まれるか悩む箇所についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

 

■平面図・床面積とは■

建築に関する知識が豊富でないと、「平面図」「床面積」と聞いてもいまいちピンとこないケースは少なくありません。まずは、平面図と床面積がどういったものなのかを、確認しましょう。

 

平面図

平面図は、物体を真上から見た図のことをいいます。建築分野においては、住宅の各階を図面化した、間取り図を指します。建物の間取りや内部構造を知るための重要な材料で、床高や面積、壁の構造、建具、開口部の開き勝手など、さまざまな情報が集約されています。

 

床面積

床面積は、各階の壁、もしくは柱の中心線で囲まれた部分の面積です。それぞれの階の床面積の合計を、「延べ床面積」「建物面積」といいます。後述する敷地面積や建築面積、施工面積は床面積と混同しやすいですが、厳密には違うものを指します。

 

 

■床面積の求め方は?■

床面積は前述の通り、「壁、または柱の中心線で囲まれた範囲」ですので、壁や柱の厚みなどは含まれません。床面積を求める場合は、建物の各階の面積を調べますが、このときに役立つのが平面図です。平面図には「横○○縦○○」と、具体的な数値が記されているケースが多いので、この数字を掛け合わせれば、床面積が算出できます。

 

延べ床面積を知りたい場合は、地上階、地下、屋根裏など、すべてのフロアの床面積がわかったら、足し合わせるだけです。居住目的で使用されないスペースや、延べ床面積に含めないこともありますが、利用目的や地域によって規定が異なります。

 

しかし、後述する床面積に含まれない箇所もあるため、正確な床面積を自力では求められないこともあります。正しい床面積・延べ床面積を知りたい場合は、建物を購入した際の契約書や説明書を見るのがおすすめです。また、法務局に行って登記簿謄本(全部事項証明書)を取得するのも、1つの方法です。

 

 

■床面積はどんな場面で必要?■

興味本位で床面積を知りたい人ももちろんいるでしょうが、情報として床面積(主に延べ床面積)の提出を求められるケースもあります。床面積が必要なシーンは、以下の通りです。

 

  • 容積率を割り出す
  • 建物の申請や登記
  • 建物の売買
  • 建物の建築・解体

 

養成規律は、敷地面積に対する延べ床面積の割合のことで、用途や地域で決まっている容積率を守らなければなりません。また、建物を建てる際には建築確認申請や登記が必要ですが、このときにも延べ床面積を情報として提出します。

 

建物を売買するときにも、情報として延べ床面積の数字を出さなければなりません。さらに、建築や解体の際にも、広ければそのぶん費用がかかるので、延べ床面積がどれくらいかを提示する必要があります。

 

 

■床面積にカウントするか迷う箇所■

床面積を計算する基準には「開放性のある部分は除く」「屋内的用途あれば算入」など、具体的な数字が記されていないものも存在するため、階段や吹き抜け、ロフトのように「この部分は含んでよいのだろうか」と迷う部分が出てきます。実際に疑問の多い箇所について、床面積にカウントしてよいかどうかを解説します。

階段

屋内にある階段は、床面積に含まれます。階段下の床組み部分は、1階の床面積としてカウントしましょう。2階へ上る階段は、すべて2階の床面積に入ります。3階、4階がある場合も同様です。「半分より下は下の階」といったカウントではないので、注意してください。

吹き抜け

吹き抜けは床がないので、上階の吹き抜け部分は床面積に含まれません。上階の床面積を求める場合は、吹き抜け部分の面積を引きましょう。吹き抜けは壁や手すりで囲まれているので、その数値を参考にすれば面積はすぐに求められます。

 

バルコニー

屋根のあるバルコニーは、床面積にカウントされるのが基本です。しかし、屋根があっても「開放性の高いバルコニー」に該当する場合は、床面積に含まれません。具体的には、「手すり上部の高さ:1.1m以上、かつ天井高さ×1/2以上」「開放された部分の隣地境界との空き:特定行政庁ごとに異なる」という2つを満たしているものです。

 

玄関ポーチ

玄関ポーチは、屋内的用途がなければ床面積にカウントされません。しかし、奥行きがあったり、物置スペースがあったりすると、床面積としてカウントされることがあります。玄関ポーチが床面積に含まれることにより、基準となる容積率を超えてしまうということもあるので、注意しましょう。

 

その他

通常の床として機能しない部分は、床面積に含まれないケースが多いですが、天井の高さや奥行き、壁の有無、柱の間隔など、さまざまな条件によって、床面積にカウントされることもあります。

  • 開放廊下
  • 屋外階段
  • ロフト
  • 倉庫
  • 床下収納
  • 天井裏
  • 出窓 など

以上は、条件を満たすと床面積に含まれることもあるので、覚えておきましょう。

 

 

■床面積と間違えやすいのは…■

床面積のほかにも、住宅の面積に関する用語は複数あります。床面積(延べ床面積)と間違えやすい用語を知っておくと、どの面積を求められているのかが判断しやすくなります。

敷地面積

敷地面積は建物が建っている土地の面積で、「土地面積」とも呼ばれます。土地を真上から見た場合の外周で計算する「水平投影面積」が、敷地面積にあたります。水平投影面積は、投影部分で計算するので、必ずしも正確とは限りません。たとえば斜面にある土地では、本当の面積より小さい数字がでることもあります。

 

建築面積

建築面積は、建物を真上から見た外周を計算して求める面積です。建ぺい率を求める際に使用される数字で、建ぺい率はこの建築面積を、前述の敷地面積(土地面積)で割ったものを指します。一般的な住宅の場合、1階部分の床面積が建築面積にあたります。

ちなみに、建ぺい率は土地面積に対して、建築された建物面積がどれくらい占めているかの割合です。行政によって上限が決められているので、同じ敷地面積でも、地域によって許される建築面積は異なります。

 

施工面積

施工面積は、建築業者や住宅メーカーが、実際に施工した範囲を示すものです。公的な基準はないため、どの部分を含むかは住宅メーカーにもよりますが、「建物全体の面積」を指すのが一般的だといえます。つまり、床面積に含まれない部分もすべてカウントされるので、床面積や延べ床面積よりも広くなります。

 

 

■床面積の求め方には平面図を使用!迷ったら専門家に聞いてみよう■

住宅の床面積とは、「壁、または柱の中心線で囲まれた範囲」のことです。すべてのフロアの床面積の合計を、延べ床面積といいます。ただし、吹き抜けのように床面積に含まれない部分もありますし、玄関ポーチ、バルコニーなどは条件によって床面積に含まれるケースもあるため、注意が必要です。

床面積は平面図を使った求め方のほか、建物に関する契約書や説明書を見たり、登記簿謄本を参照したりしても調べられます。より正確な数字が必要な場合は、自分で計算するのではなく、公式な情報を参考にしましょう。

 

 

 

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