【ウッドデッキ】ウッドデッキのメンテナンスについて詳しく解説!
ウッドデッキはティータイムを楽しんだり、子供の遊ぶスペースになったり、洗濯物を干したりと、何かと重宝されるスペースです。
陽の光を浴びたり、風に当たったりと、肌で自然を感じることが出来ることで人気のエクステリア空間ですよね。
ただウッドデッキの材質が「本物の木」である場合は、定期的なメンテナンスが必要となります。
そこで今回は、木製ウッドデッキのメンテナンスについて詳しく解説します。
◎メンテナンスをしないとどうなるの?
木製ウッドデッキのメンテナンスを怠ると、どうなってしまうのでしょうか。
ずばり、木が腐ってしまったり、シロアリが発生してしまったりという状態になります。
日本は四季折々の自然を感じることが出来る、素敵な国です。
ただ、高温多湿のため、常時湿気に晒されていると言っても過言ではありません。
湿気は木材を腐食させる菌が多く発生する環境を作り(木材腐朽菌)、それは水分が多ければ多い程増殖します。
そして徐々に木材内部へと浸透していくのです。
◎メンテナンスが必要な理由
ウッドデッキのメンテナンス方法は主に塗装になります。
屋根や外壁の塗装と同じように、塗装をすることで美観を保つだけでなく防水性や耐久性を高める効果があります。
木は生きていますので、ノーメンテナンスで屋外使用が出来る素材ではないのです。
ウッドデッキの素材に天然の木材を使いたいという場合は、定期的なメンテナンスや必要に応じた部材の交換など、ある程度手間が掛かるということは頭に入れておきましょう。
◎メンテナンス周期の目安
天然木素材のウッドデッキでは、どれくらいの周期でメンテナンスをすれば良いのでしょうか。
具体的に見ていきましょう。
①汚れたら水洗い
日常のお手入れとして代表的なものに、水洗いがあります。
でも毎日となると時間も掛かりますし、水道代もバカになりませんよね。
「雑巾やモップで、汚れたら水洗い」と覚えておきましょう。
②塗装は一般的に3~5年
ウッドデッキの塗装は、設置してから3~5年周期が一般的と言えるでしょう。
ただし、屋根の有無や設置されている場所の環境によって、その周期は前後します。
例えば屋根付きのウッドデッキは雨に直接当たる面積が少なくなりますので、塗装の周期は長くなります。
反対に雨ざらしであれば、塗装の周期は短くなります。
環境によっては2年おきの塗装をする方が良い場合もあるでしょう。
◎メンテナンスのサイン
メンテナンスのタイミングを塗装周期だけで判断するのは危険です。
代表的なメンテナンスサイン(劣化)を参考にすると良いでしょう。
定期的に塗装をしていないと、塗料は木材から剥離し、紫外線や温度変化、雨水などによって変色が起きます。
変色したまま放置していると、劣化を進行させてしまいます。
①目立った汚れ
ウッドデッキ表面の塗料が薄くなると、木材は雨水や湿気を吸い始めます。
木材が吸い込んだ水分は、カビの発生や黒ずみの原因になります。
カビや黒ずみは見た目を悪くするというだけでなく、木材そのものが傷んでいるというサインです。
②塗膜が剥がれている
塗膜というのは、塗料の膜のことです。
塗装後長期間の時間が経過すると、塗料は木材から剥がれ始めます。
塗装の剥がれは塗装の目安になりますので、覚えておくと良いでしょう。
塗装をする際は、この剥がれた塗膜を取り除いてから塗装をします。
◎塗装に適した塗料選びとは
①天然木素材のウッドデッキには屋外木部用
塗料には屋内でのみ使用するものと、屋外で使用するものに分かれています。
屋根が付いている場合でも屋外にあるわけですから、必ず屋外木部用を選びましょう。
②油性塗料と水性塗料に注意
塗料は油性塗料と水性塗料の2種類があります。
どちらを選択しても問題ありませんが、設置した当時の塗料が油性か水性かで再塗装に使用する塗料も違ってきます。
当時油性塗料であれば、再塗装も油性塗料に、水性塗料であれば再塗装も水性塗料を使用するのが良いでしょう。
◎まとめ
いかがでしたか?
せっかく設置したウッドデッキです。
こまめに素材に適した手入れをすることで、長期に渡って家族の憩いの場として活用できるスペースにしたいですよね。
人によっては1年に一度のペースで塗装をするという方もいらっしゃいます。
例えば春の大型連休やお子さんの春休みや夏休みなど、家族イベントの1つとしてウッドデッキの塗装を楽しむのも良いかもしれません。
また、自分でやるのは面倒だという方はウッドデッキのメンテナンス単体ですと金額が高くなる傾向にありますので、外壁塗装など他のメンテナンスと一緒に業者に相談されてみてはいかがでしょうか。
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