【窓シャッター】メリットとデメリットについて

かつては殆どの住宅に「雨戸」がついていましたが、最近の新築住宅ではあまり見掛けることが少なくなったように思います。

雨戸に代わって需要が伸びているのが、今回のテーマである「窓シャッター」です。

今回は窓シャッターを取付けることで生じるメリットとデメリットについてご紹介します。

◎窓シャッターとは

住まいの窓を外側から守ってくれているシャッターを窓シャッターと言います。

雨戸は引き戸タイプですが、窓シャッターは上下に開閉するところが大きな特長です。

また、後付けで取り付けることが可能な点も特長と言えるでしょう。

◎窓シャッター取付のメリット

①窓の保護

窓シャッター取付のメリットが最大限に発揮されるシーンは、台風や大雨など天気が荒れている時でしょう。

シャッターを閉めておくことで、風で何かが飛ばされて来た場合に窓ガラスが割れることもありませんし、窓ガラスに汚れが付着することもありません。

②防犯対策

空き巣は玄関や勝手口から侵入することもありますが、窓からの侵入が最も多いとされています。

夜間や留守にするときに窓シャッターを閉めておくことで、窓を破っての侵入を防ぐことが可能です。

③防音対策

リビングや寝室が幹線道路に面していたり、お住まいが線路沿いにある場合は、騒音が気になってリラックスしにくい環境にあるでしょう。

お休み前に窓シャッターを閉めておけば、防音対策になりますので、外部からの騒音に悩まされることなく落ち着いて休めることが期待できます。

④断熱効果

寒くなってくると、窓から入ってくる冷気は心底身体を冷やしてしまいます。

どんなにエアコンの設定温度を高くしたり、高価な寝具を使用しても、窓という開口部からの冷気を防がないことには、その効果も半減してしまいます。

冬場は日中の気温が高い時間帯にシャッターを開け日差しを取り込み、夕方気温が一気に下がる前に閉めておくことで、室内の暖まった空気を逃げにくくする効果があります。

また、季節に関係なくエアコン使用時にシャッターを閉めておくと効率が良くなり、光熱費削減に繋がります。

◎窓シャッター取付のデメリット

①日々の開閉が面倒

毎日朝と夕方にシャッターを開閉する作業を面倒に感じることがあります。

頭では理解しているけれど、結局窓シャッターは開けっ放しにしている・・・というお住まいも多いようです。

②室内が暗くなる

窓シャッターを閉めている時は、当然部屋が暗くなってしまいます。

朝は日差しを浴びて気持ち良く目覚めるのが理想という方には、不向きかもしれません。

また、いつまでも室内が暗いままだと朝になっても時間の感覚が掴みにくくなるかもしれません。

④開閉時に虫が入ることがある

雨戸でも同じことが言えるのですが、手動の窓シャッターであれば、開閉の際網戸を開ける必要があります。

どうしても虫が室内に侵入する可能性が高くなってしまいます。

暗くなってからの開閉は、室内が明るければ虫が寄ってきやすくなるでしょう。

◎まとめ

いかがでしたか？

窓シャッターにはメリットもデメリットもありますので、取付ける際は生活スタイルや窓シャッターに何を求めるのか、しっかりと家族で話し合うと良いかもしれません。

ただ今回ご紹介したデメリットは電動式のものであれば全て解決することが可能です。

シャッターにも手動開閉タイプ、電動式タイプがあり、電動式タイプにはタイマーセットができるものもあります。

それぞれの特長を見極めて、「こんなはずじゃなかった」という失敗のないリフォームにしましょう。