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【外壁塗装】外壁塗装をツートーンにする前に知っておきたいこと

『外壁塗装のタイミングで、これまでの単色からツートーンカラーにしておしゃれに仕上げたい!』

このように考えられる方も多いのではないでしょうか。

最近少しずつ増えつつあるツートーン外壁ですが、成功に導くためのポイントがいくつかあります。

そこで今回は、ツートーンカラーで外壁塗装をする前に知っておくと良いポイントをご紹介します。

 

 

 

◎配色に注意

外壁塗装でこれまでの単色からツートーンにする場合、選んだ組み合わせを間違えてしまうと残念な結果に終わってしまいます。

ですが例え失敗したと思っても、簡単にやり直すことは費用的に難しいものです。

配色のポイントを押さえて、お気に入りの配色を見つけましょう。

 

 

①調和のとれた同系色

同系色とは、色相関係隣り合っている色や、近い位置にある色のことを言います。

同系色の配色を選ぶと類似性が感じられますので、全体的にまとまった印象になります。

 

 

②セパレーションカラーをうまく使う

『2色選んだけれど同系色じゃないために、まとまって見えない。でも、どちらも同じくらい気に入っているので、どちらも使いたい。』

このような事がおきたら、どうすれば良いのでしょうか。

そのような場合は、セパレーションカラーをうまく使うことを考えてみましょう。

2色の間に別の色で境界を入れるによって、1色ずつ独立させることが出来ます。

そうすることで、選んだ配色がより効果的に変化するというプラスの作用も。

色同士を分離することで、それぞれに強烈すぎる配色を和らげたり、弱すぎる配色を引き締めたり、それぞれの見え方の調整をしてくれます。

セパレーションカラーに使用する色は目立つ色ではなく、無彩色や低彩度色を使用するとより効果的です。

 

 

③最大3色までに抑えましょう

洋服の場合も3色までにおさえるのがオシャレのポイントと言われるように、外壁も最大3色までに抑えましょう。

それ以上になると、それぞれの主張が出すぎてまとまりが無くなってしまいます。

3色を選ぶ場合、『ベース』、『アソート』、『アクセント』の3つに分けると、考えやすくなります。

 

 

★ベースカラー

建物全体を見た場合に、塗装面積が一番大きい色になります。

その割合は、外壁全体の約70%程度です。

基本となる色になりますので、赤や緑といった鮮やかな原色や、近隣の外壁の色から著しく逸脱している色を選ぶのは避けた方が良いでしょう。

全体のイメージを大きく左右する色になります。

 

★アソートカラー

ベースカラーの次に割合の多い色で、主役に近いイメージになります。

その割合は、外壁全体の約25%程度です。

ベースカラーとアクセントカラーの間に立ち、全体のバランスを安定させる役割があります。

 

★アクセントカラー

3つの中で最も面積が小さく、変化をつける色になります。

その割合は、外壁全体の約5%程度です。

これがあることで、個性的な印象を与えたり全体を引き締めたりする効果があります。

 

 

 

◎塗装の仕方と与える印象

ようやくお気に入りの2色ないし3色を選んだとしても、同じ組み合わせだとしても、塗装する場所によっては全く印象が違ったものになります。

どのように塗ると、どのような印象を与えるのかをご紹介します。

 

 

①建物の上下で色を分ける

こちらのように、外壁塗装をツートーンで行う際、よく採用されている塗り分け方法になります。

例えば1階部分と2階部分で色分けをすると、重厚感のある印象になります。

その際、2階部分を明るい色の塗料にすれば、建物を広く大きく見せる視覚的効果もあります。

 

また最近では、縦に色分けをするツートーンカラーを採用されるお宅も増えてきました。

使用する色にもよりますが、縦のツートーンにする場合はスタイリッシュな印象を与えることが出来ます。

 

 

②ベランダなどの出っ張った部分で分ける

建物の1階部分と2階部分、縦のラインで変化をつける以外に、ベランダなど建物の中で出っ張った部分のみ色分けをするという選択肢もあります。

出っ張っている部分に濃い目の色を塗装することで、すっきりとした印象や、立体感を与えることが可能となります。

 

 

③付帯部も忘れない

外壁塗装をする際の色決めは、外壁部分だけを決めれば良いというわけではありません。

住宅には雨樋や軒天など、付帯部と呼ばれる部分が存在します。

付帯部は外壁のように重要視されにくい部分なのですが、せっかくツートーンカラーで塗装をするのですから、是非細部までこだわって調和の取れた色使いにしましょう。

雨戸のあるお宅では、雨戸や戸袋のことも含めて考えなくてはいけません。

例えば雨樋の色を外壁と合わせるのか、外壁の色とは別の色にするのかによっても、与える印象は全く違うものになりますね。

 

 

 

◎カラーシミュレーションの活用

『色決めも細部に渡って決めたはいいけれど、本当にこれでいいのか?我が家に合ったものなのか?』

外壁塗装は費用も高額になりますし、塗装面積も広くなりますので、失敗はしたくないですよね。

最近では外壁リフォームをする際、カラーシミュレーションが簡単に出来るようになっています。

塗装を依頼する業者が作成してくれる場合もありますし、インターネットの無料ソフトなどを使えば自分でシミュレーションをすることも可能です。

ただしカラーシミュレーションのイメージを100%信用するのは危険です。

外観撮影した際の天候や時間帯、パソコンディスプレイによって色の見え方が変わってきます。

また、自然光の下で見る場合と蛍光灯の下で見る場合も、見え方が変わってしまいます。

カラーシミュレーションを活用される場合は、あくまでもシミュレーションであるということを意識し、結果を見る際は自然光の下で見るようにしましょう。

 

 

 

◎まとめ

単色での外壁塗装も、それまでの建物イメージから一新されますが、ツートーンカラーであればその効果は絶大です。

ですが、ポイントを間違えると残念な結果に・・・。

配色のバランスや面積、塗装する箇所など、ポイントをしっかりと押さえて、しっかりと見極めを行ってください。

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