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【無機塗料】外壁の塗装が長持ち!無機塗料の特徴とは?有機塗料との違いは?

無機塗料は、無機塗料に含まれる無機物の性能により紫外線の影響を受けにくいので、紫外線による劣化を軽減できる、ということでつくられました。

他に防汚性や不燃性もあり、メリットの多い無機塗料ですが、もちろんデメリットも存在します。

今回は無機塗料のデメリット、費用相場、有機塗料との違い、などについて解説していきます。

まずは、無機塗料のメリットについておさらいです!

【無機塗料】外壁の塗装が長持ち!無機塗料の特徴とは? はこちら

 

 

 

無機塗料のデメリット

①費用が高い

無機塗料は無機物の特性を活かして、建物の寿命を延ばすために作られた高機能の塗料ということで、通常の塗料よりも高い傾向にあります。

価格の相場としては有機塗料の中でも高級な塗料であるフッ素よりも高く、普及されてる数が少ないので価格を下げることができないという状況でもあります。

フッ素塗料の単価が3800~4800円/㎡なのに対し、無機塗料は4500~5500円/㎡で、やはり少し高めですね。

 

 

②仕上がりでツヤ消しができない

大概の塗料はツヤありかツヤなしを選択できますが、無機塗料はツヤありのみの塗装になります。

ですが、ツヤの濃淡を調整することはできます。

ツヤ無しの仕上がりをご希望の方は無機塗料の使用は向いていないかもしれません。

 

 

③ひび割れしやすい

無機塗料は塗膜が固くなります。

その性質から、他の塗料に比べると塗膜にひびが入りやすいです。

地震の多い地域など、建物に動きが多い場合にはおすすめできない塗料です。

 

 

④職人の技術、業者の質が求められます

これは無機塗料に限らずの話ですが、塗装する職人の技術が低いと、どんなに良い塗料でもすぐに剥がれたり劣化してしまいます。

下地処理や高圧洗浄といった基本作業を怠ったり、塗装技術が低い場合は塗膜が早く劣化してしまうのです。

このように、塗料の耐用年数は塗装職人の手にかかっています。

塗料の質が十分に発揮でき、技術力のある信頼できる業者に工事を依頼しましょう

 

 

➄塗ることができない壁材や箇所がある

ウレタン樹脂塗料、シリコン樹脂塗料、フッ素樹脂塗料などでもいえる事なのですが、無機塗料には塗る事が出来ない壁材が存在します。

例えば木材は、水を吸ったり発散したり、膨張したり収縮したりするので、塗膜が堅くなってしまいます。

そうなるとひび割れしやすい塗料の無機塗料には不向きで、弾力性のあるウレタン塗料で塗るのが良いとされています。

このように塗料にはそれぞれ相性という物があるのです。

 

 

 

無機塗料の費用相場

他の塗料と費用と耐用年数の比較をするため表にまとめました。

塗料

耐用年数

単価/㎡

無機塗料

20~25年

4500~5500円

フッ素塗料

15~20年

3500~4500円

シリコン塗料

10~15年

2500~3500円

ウレタン塗料

6~10年

1800~2000円

アクリル塗料

4~7年

1000~1200円

 

確かに無機塗料は、他の費用に比べ高額にはなりますが、その分耐用年数が他の塗料を比べて長くなっています。

初期費用はかかりますが、この耐用年数からコストパフォーマンスの高い塗料とも言えるのではないでしょうか。

 

 

 

 

有機塗料との違い

アクリル塗料、ウレタン塗料、シリコン塗料など、現在の生活になじんでいる塗料は有機物である合成樹脂を含んでいる塗料で「有機塗料」と呼ばれるものです。

有機塗料は、炭素を含み有機物、石油などを原料にした樹脂を主成分としたものです。

 

無機塗料の場合は、合成樹脂を含まない塗料です!と言えば簡単な区別がつくのですが、そういうわけではありません。

無機塗料にも合成樹脂が含まれていて、「合成樹脂に無機物を含んでいる塗料」ということです。

考えてみたら鉱物だけでは外壁に付着させることができませんよね。

有機塗料は無機塗料と比べ、伸縮性が高くてひび割れしにくい、価格帯が幅広く用途に合わせて選べるなどのメリットがあり、目的や予算など、重視するポイントで塗料を選ぶことができます。

 

 

 

 

オススメの無機塗料メーカー

無機塗料を使用する際は、品質・信頼のある塗料メーカーを選びましょう!

日本ペイント・関西ペイント・エスケー化研は日本で3大塗料メーカーと言われており、このメーカーの塗料なら使用が安心です。

 

メーカー

無機塗料名称

塗料タイプ

日本ペイント

アプラウドシェラスターNEO

水性2液型

ハナコレクション500コート

水性1液型

関西ペイント

ムキフッソ

弱溶剤2液型

アレスシルクウォール

水性1液型

エスケー化研

スーパーセラタイトF

水性1液型

 

ちなみにですが、無機塗料は含んでいる無機物の量については規定は無く、少しでも無機物が含まれていたら無機塗料と名乗ることができてしまいます。

と言うことは、どの無機塗料でも「耐候性が高い」「耐久性がある」とはいえません。

選ぶのであれば、上記のような信頼できる大手メーカーの塗料がおすすめです。

 

 

 

 

◎ まとめ ◎

高耐久を特長としている無機塗料にも、初期費用が高くつく、塗膜にひびが入りやすいなどのデメリットがありました。

ですが、ツヤのある綺麗な外観を長持ちさせたい方や塗装工事を何度もしたくない方には、無機塗料は本当におすすめです。

是非、塗料の候補に入れてみてください。

 

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