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外壁の汚れが気になる方へ特別に専門知識を教えます

住宅は、生涯で一番高い買い物になる事が一般的です。

一世一代の長期ローンで購入した住宅が10年も経たないうちに外壁汚れが気になり始めたんではないでしょうか。

まだまだ先のあるローン返済が脳裏に浮かび、外壁汚れがどうにかならないかと悩んでいる方も少なくはないでしょう。

この先の住宅のお手入れ方法が知りたくなりますね。

 

それでは、専門知識も踏まえここでしっかりと解説していきましょう。

まず、建物の美観を損ねるのは、主に3つの外的な刺激です(雨、風、紫外線など)。

新築から10年ほど時間が経つと、外壁は本来の綺麗な輝きを失ってしまいます。

我が家の外壁はこんな色だったっけ?

カビ、コケ、藻の汚れがいつの間にか増えてない?

そもそも、外壁の汚れるスピードが早くなってない?

そんなお悩みを解決する方法を、外壁診断士資格保持者の知識と経験、実績に基づいて説明していきます。

 

 

◎外壁汚れがピカピカに落ちる?カビコケを根こそぎ落とす方法とは?

外壁の汚れ、と一言でいっても、実はさまざまな特徴と発生原因があります。まずは汚れの本質を掴み、綺麗でわくわくした新築の頃のように戻す、最適な方法を見つけていきましょう!

 

 

 

◎どんな種類の外壁汚れがあるの?(我が家の汚れはどれかな?)

①汚れ:埃や排気ガスのスス

原因:風の吹き込みが多い箇所の壁は比較的雨に当たりづらく、結果、汚れが落ちにくい傾向が。

発生箇所:隣家との距離が近いところや日陰になりやすい箇所の壁

 

 

 

②汚れ:キッチンや住宅の中から出る油分を含むスス

原因:換気扇や排気口から出る調理の際使用した油分を含むススが外壁に付着してしまう

   または、外壁つなぎ目のシールに含まれている油分が流出してしまうことによる。

発生箇所:排気口付近の壁

 

 

 

③汚れ:カビ、コケ、藻

原因:陽があたらない箇所の外壁は湿気を含みやすく、カビ、コケ、藻が発生しやすい

   外気に晒されているため、コケも藻も生えてくる。

   しっかり根元から菌をとらないと、何度も繁殖してしまう

発生箇所:陽の当たらない、湿気が多い箇所・外壁

 

 

 

④汚れ:雨だれ

原因:外壁に付着した埃や汚染物質が雨水に流され、汚れの跡が残る。

発生箇所:雨が当たりやすく、雨水の通り道になる箇所の外壁

 

 

⑤汚れ:外壁材(サイディング)のつなぎ目のシール汚れやサッシ溝のカビや埃

原因:シールは油分の含んだ材質なので、油分が経年で流出してしまう

   サッシ溝に溜まったカビ埃が雨水により流出してしまうため

発生箇所:外壁材のつなぎ目やサッシ溝

 
 
 
 

◎ 放置するとどうなるの?

外壁汚れの種類、そして原因と発生しやすい箇所について説明いたしました。

実はこれら外壁の汚れは住宅のヘルプサイン。

それではこういった外壁汚れを放置してしまうと、どんな悪影響リスクが待ち構えているのかを見ていきましょう!

 

①美観の低下

外壁はいわば住宅の顔です。

外壁にスス汚れ、カビ、コケ、藻が繁殖して目立つと、通りかかる方だけでなく訪問する方にも我が家の印象がよくありませんよね?

できるかぎり汚れを取り除き、綺麗な状態を保ちたいものです。

 

 

 

②塗料の‘保護効果‘低下

外壁の塗料とは、色の美観だけではなく建物保護の効果があります。

住まいを長く綺麗に保つためには、外壁に水分を含ませてしまうのは良いことでありません。

外壁に水分が含まれると、結露が内側に発生してしまいます。

いわゆる内部結露の状態になると外気温によって凍害を起こし、外壁材はボロボロになってしまいます。

主原料がセメントの窯業系サイディングは特に水に弱く、湿潤、乾燥、寒暖の変化にも弱いのです。その弱さを保護するためにさまざまな塗料で塗装を施しています。

また、金属サイディングは「ガルバリウム銅板」といったアルミと鉄の合金なので錆ないし、塗料劣化もしないと聞いたことはありませんか?実はその情報は間違っているのです。

「ガルバリウム銅板」のサイディングもやがては錆びますし、当然塗料劣化もします。

金属サイディングが錆びている状態は日常的よく見られることです。

 

 

 

③外壁ひび割れ

塗料の保護効果が低下している状態を放置していると、ひび割れ(クラック)起こると言われています。

 

クラックは

・ヘアークラック

・乾燥クラック

・構造クラック

・縁切れクラック

 

の4種類がありますが、ここでは塗装保護効果の観点から起きやすいヘアークラックを説明していきます。

0.2~0.3mmと細かく深さのない髪の毛ほどの幅で、塗料の保護効果が低下することによって起こる現象です。

小さなひび割れ(クラック)だから大丈夫と認識してしまう方が多いのですが、実は要注意な状態なんです。

毛細管現象ってご存知でしょうか?

水をテーブルにこぼして、ティッシュくしゃくしゃにしてかぶせてみると、染みて水分が上に上がってきますよね。

 

ヘアークラックでもこの毛細管現象が起きています。壁が水を吸い上げている状態です。

なので壁の中の水が凍ればひび割れが広がってしまい、内部結露で木が水分を含んで膨らんでもひび割れは進みます。

木に湿気を含ませることは、シロアリを大量発生させる原因になります。

シロアリは水を口に含み木を柔らかくして食べる習性のため、繁殖しやすい環境になってしまうのですね。

とにかく、ヘアークラックのような小さなひび割れでも、大惨事が起こる原因になってしまいますから、早期の対処が一番です。

 

 

 

④剥離、膨れ、欠損

経年劣化を放置してしまうと、塗膜が膨れ、剥離や欠損が始まります。

壁の劣化が重度になると、住宅の内部、柱等躯体木造部分も心配になりますし、修繕費用も高額になっていきます。

住宅を綺麗に長持ちさせるためには、早期発見と早期対処が重要なのです。

 

 

 

 

◎外壁洗浄ってどんな方法があるの?(外壁洗浄の種類・効果・費用)

外壁洗浄にもさまざまな種類、効果、費用があります。

ここではそれぞれのメリット・デメリットを説明していきますので、お住まいの状態に合わせて、早期対処をしていきましょう。

 

①DIYで落とす

早期発見の軽微な外壁汚れはホームセンターなどにある洗浄道具で十分です。

以下の方法・道具を使って、壁の汚れは綺麗に落とすことができます。

 

使用する道具を記載しておきますね!

 

道具名

カビ取り洗剤

中性洗剤

洗車用のスポンジ

雑巾

柔らかめのブラシ

バケツ

ホース

 

洗浄方法の流れも説明しておきます。

 

a)ホースの水で外壁全体の汚れを落とす

外壁に付着したほこりなどの汚れを、ブラシでできるかぎり落としてください。

強く擦りすぎると外壁材の表面が痛みますので、優しく丁寧なイメージで擦ってください。

 

 

 

b)洗浄剤を使って汚れを落とす

水洗いをしても綺麗にならない頑固な汚れは、洗浄剤で落とします。

カビなどにはカビ取り洗浄剤、その他の汚れは中性洗剤で洗浄します。

バケツの中で10倍前後に薄めた中性洗剤を使い、ブラシで優しく丁寧に落としていきます。

コケや藻などの頑固な汚れは、洗浄剤を塗布後、少し放置してからブラシで擦ってみてください。

費用としては1番安くすむ方法ではありますが、手の届く所には限界があり、外壁全体を綺麗にするにはせっかくの休日を潰してしまう可能性が高いですね。

カビなどの根強い菌は、根本から落とす事が難しいといった問題もあります。

 

 

 

②業者に高圧洗浄を頼む

高圧洗浄する際の参考費用は以下の通りです。

高圧洗浄単価=壁面積㎡/約100円~300円

洗浄威力の高い業者専用の洗浄機で外壁材を守りながら、強弱をつけて汚れを落としていきます。

一般戸建て住宅であれば、約5万円前後の価格帯になります。

また、足場仮設が必要なケースの場合、

足場仮設単価=㎡/約600円~800円

養生単価=約300円~500円

専門業者の取り扱う洗浄機は20万円ほどの高級品です。外壁汚れを落とすのに特化したものですから、家庭用の高圧洗浄機とは比べ用もないほどです。

外壁の汚れをしっかり落とし、今後も綺麗な住まいで気持ちよく過ごすためには、ある程度の出費は仕方ないのかもしれません。

 

 

 

③業者にバイオ洗浄を頼む

バイオ高圧洗浄する際の参考費用です。

バイオ高圧洗浄単価=壁面積㎡/約200円~400円

また、足場仮設が必要なケースの場合

足場仮設単価=㎡/約600円~800円

養生単価=約300円~500円

バイオ洗浄のメリットは、カビ・コケを根こそぎ除去でき、外壁を傷めにくいといったことです。

カビ・コケの再発を徹底的に防ぐ効果があるので、長期的に考えると経済的メリットは1番あるのかもしれませんね。

 

 

 

 

◎バイオ洗浄って何?

バイオ洗浄とは、バイオ洗浄剤という薬品を使って外壁汚れを洗浄機で落としていきます。

一般的な高圧洗浄とは異なり、オプションとして提案されることが多い洗浄方法です。

住宅の外壁に使われている外壁材の痛みも軽減でき、カビ・コケといった生物系の汚れを根こそぎ除去するといったメリットが多いため、お客様目線の優良会社がお勧めすることが多いかもしれません。

 

①高圧洗浄とバイオ洗浄の違いは?

高圧洗浄とは、一般的な水洗いによるものです。

業務用洗浄機で落ちにくい頑固な汚れをハイパワーに落としていきます。

しかし、あくまでも水洗いなため、表面上の汚れしか落ちていません。

カビ・コケなど生物系の汚れは、根っこの部分が生き残っているとまた発生してしまうことも。

外壁塗装する場合でも、下地処理が不十分だと塗料との密着が悪く、数年で剥離したり、塗料を栄養分とするカビが何倍にも繁殖してしまいます。

その点、バイオ洗浄は、外壁の頑固な汚れを根こそぎ落とすために開発された専用洗剤です。

0.001mmにも満たないピンホールに潜んでいる汚れをも徹底的にピカピカに洗い流します。

 

 

 

 

◎まとめ

以上、外壁をピカピカにする洗浄方法をお伝えしました。

住宅のリスクは汚れから始まる。これは決して大げさなことではなく、日頃からよく見る例なんです。

新築の頃のように綺麗で清々しい住宅を長く保つため、汚れを洗浄する知識を身につけてくださいね。

また、軽微な外壁汚れならご自身で洗浄することも可能ですが、優しく丁寧に洗うことがポイントです。

外壁を傷めないよう、くれぐれも注意して行ってくださいね。

また、自分ではできそうにないと感じた方や、1番最適な洗浄方法を知りたい方は、無料診断や無料見積もりを専門業者に頼んでみることも、是非検討してみてください。​​​​​​​

最後までお読み頂きありがとうございます。

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