【オスモカラー】DIYで人気の塗料「オスモカラー」について徹底解説!~DIY編~
前回、オスモカラーの特徴について解説いたしました。
安全性が高く、木材にも自然にも優しいオスモカラーは、DIYでも人気がある塗料です。
今回は、初心者でも失敗しないオスモカラーの塗り方について、解説していきます。
まずはオスモカラーの特徴についておさらいです
【塗料】DIYで人気の塗料「オスモカラー」について徹底解説!
オスモカラーの塗り方
オスモカラーは粘性が高いので、塗りすぎてしまったり、色ムラになってしまうという失敗が起こりやすい塗料です。
そこで今回は初心者にも簡単な「拭き取り仕上げ」の方法をご紹介します。
①木材の下地処理をする
まずは塗料を塗りやすくするため、木材にやすりをかけて下地調整をします。
やすりがけを行わなくても塗れる木材もありますが、すべすべにしてから行うと失敗が減ります。
やすりには多くの種類がありますが、おすすめは紙やすり320番以上です。
番号の種類が上がるほど、紙やすりの目は細かくなっていきます。
まずは300番くらいの種類から削ってみて、すべすべ感が出るまで磨いて下さい。
②塗る前の塗料をまぜる
主剤と溶剤が分離していることがあるので、塗料をよく混ぜてから別の容器へ移します。
オスモカラーに限らず、塗料は別の容器に移して使うのがおすすめです。
缶に直接刷毛を入れると、雑菌が入って繁殖したりします。
その日で使い切るつもりなら、缶から直接でも大丈夫です。
③刷毛やオスモコテバケで塗り広げる
【刷毛】
塗装を塗る道具には色々と種類がありますが、最も基本的なのが「刷毛」で塗る方法です。
刷毛の品質にも多々ありますが、DIYで楽しむ程度であればそこまで気にすることはありません。
オスモカラーを刷毛につけ、木材に塗って伸ばしていきましょう。
あまりムラになると失敗した感じになってしまいますので、伸ばすことを意識して下さい。
【オスモコテバケ】
刷毛も良いですが、塗りやすさでおすすめなのが、「オスモコテバケ」です。
画像のようなモップ状になっており、このモップにオスモカラーをつけます。
そして木材をモップがけするように塗ると、ムラなく綺麗に仕上がり、失敗することがありません。
使い方が簡単なオスモコテバケはネットでも販売しています。
④少し乾燥させる
一旦塗り終わったら、しばらく放置してください。
塗ったばかりの乾いていないオスモカラーは、すぐに次の作業をしてしまうと色移りしたり、失敗の原因となるムラが出来てしまったりします。
いくら耐久性の高いオスモカラーとはいえ、すぐに触るのは良くありません。
しっかりと乾燥をさせる時は12時間ほど置いておくのですが、ここでは一旦20分くらい乾燥させます。
➄拭き取り
20分ほど乾燥させた後、まだ乾ききっていない状態で軽く拭き取りをします。
刷毛でオスモカラーを塗ると、どうしてもムラが出来てしまい、失敗とはいかないまでも少し残念な仕上がりになったりします。
そこで、少し乾燥した状態の時に軽く拭き取ってあげると綺麗な仕上がりに近づきます。
オスモコテバケを使ってオスモカラーを塗った場合は、ムラなどは少なく、綺麗に塗れていると思いますので、拭き取り作業は必要ありません。
拭き取り作業は仕上がりを調整する為のものですので、綺麗に塗れている場合はそのまま仕上げの乾燥させます。
⑥仕上げで12時間乾燥させる
オスモカラーの乾燥時間は12時間です。
乾燥後、優れた耐久性を持っている美しい塗装が完成されていますので楽しみに待ちましょう!!
この乾燥で十分な仕上がりになっていると感じられればここで作業は終了です。
もう少しだけ光沢が欲しい場合や、表面に凹凸があると感じた場合には、紙やすりで拭き取るようにこすってあげましょう。
削ってしまうと塗装面が減ってしまいますので、ほんの少し、一、二度こする程度で十分です。
そうすると、表面の凹凸もとれて、触り心地がすべすべするのが感じられるはずです。
さらに光沢を出したい場合は「ノーマルクリアー」を重ねる
更に光沢感を出したい方は、オスモカラーの「ノーマルクリアー」を重ね塗りしましょう。
オスモカラーは重ね塗りしても問題ありません。
ノーマルクリアーを塗ると光沢が出ますし、耐久性もより上がります。
撥水性や防汚性にも優れているので、シミ防止などにもなります。
もう一つ、エキストラクリアーという種類もありますが、エキストラクリアーの方が光沢感は薄めです。
ツヤっとさせたい方にはノーマルクリアーをおすすめします。
オスモカラーは塗り直しができます
オスモカラーを塗ったあとに、他の種類のオスモカラーを塗り直ししたくなる場合もあると思います。
他の塗料だと、塗り直しする前に前塗料を一旦剝がすのが基本ですが、オスモカラーは塗り直しの際に、前回塗った塗料を剝がす必要がありません。
そのまま塗り重ねることを推奨しているほどです。
塗り直しの簡単さもオスモカラーの良いところですね。
他社塗料使用時の塗り直し
オスモカラーで塗り直しを行う際、前の塗料が他社だった場合は、塗り直しの前にペイントリムーバーで剝がします。
ペイントリムーバーはホームセンターでも売っていますし、ネットでも購入出来ます。
ペイントリムーバーで剝がしたら、普通に塗り直しを行って下さい。
オスモカラーの消費期限
未開缶なら5年間、開缶後は2年以内が消費期限
オスモカラーは耐久性に優れてはいるものの消費期限はあります。
消費期限が過ぎても使えないことは無いのですが、塗装材としての劣化が起きてしまいますので、なるべく早めに使いたいところですね。
未開缶であれば5年間が消費期限で、開缶後であれば消費期限は2年間となっています。
空気に触れると、耐久性のあるオスモカラーとはいえ劣化していきますので、早めに使い切ってしまいましょう。
また、購入時期を忘れて、消費期限がいつか分からなくなったら、オスモカラーの缶底にあるシリアル番号を、オスモカラーのホームページから問い合わせることで、製造時期を教えてもらえます。
◎ まとめ ◎
今回はオスモカラーを使ってDIYでの塗装について解説しました。
オスモカラーは、安全かつ耐久性にも優れていて、木にも優しいという最高のワックスです。
種類も豊富で使い方も簡単、重ね塗りも容易で家具などにも使いやすいオスモカラーを、是非使ってみて下さい!