屋根塗装の塗り替えサイン5つ|見逃すと雨漏りや劣化が加速する危険信号
はじめに
「外壁塗装の劣化は気にしているけれど、屋根は普段あまり見ないから後回しにしている」という方は少なくありません。ですが、実は屋根塗装の塗り替えサインを見逃してしまうと、雨漏りや下地の腐食といった深刻なトラブルにつながることがあります。屋根は住まいを雨風や紫外線から守る大切な役割を担っているため、塗装の劣化が進む前に適切なメンテナンスを行うことが重要です。
特に大和市や藤沢市といった沿岸部に近い地域では、潮風による塩害や夏場の強い紫外線の影響を受けやすく、屋根材の劣化スピードが速い傾向にあります。当社にも「築15年ほどで屋根の色あせが気になる」「最近コケが目立ってきた」といったご相談が増えています。これらはまさに塗り替えのサインといえる症状です。
この記事では、屋根塗装の塗り替えサイン5つをわかりやすく解説し、実際の事例や費用感も交えて紹介します。「そろそろ塗装が必要かも…」と感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。
屋根塗装の塗り替えサイン① 色あせ・チョーキング現象
最も分かりやすい塗り替えサインのひとつが色あせです。新築時や塗装直後は鮮やかだった屋根の色が、年数が経つにつれて白っぽくなったり、艶がなくなったりします。これは紫外線や雨風の影響で塗膜が劣化している証拠です。さらに手で触ると白い粉がつくチョーキング現象が起きている場合、塗膜の防水性がほとんど失われています。
例えば、藤沢市で築12年のお宅から「屋根の色がかなり薄くなり、触ると手に白い粉がつく」とのご相談がありました。現地調査を行うと、表面の塗膜が完全に劣化しており、部分的に素地が露出している状態。放置すると雨水が屋根材に直接浸透して割れや反りの原因になるため、早急な塗り替えをご提案しました。
施工では遮熱効果のあるシリコン塗料を使用し、工期は約7日間、費用は80万円前後でした。仕上がりは見た目が美しくなっただけでなく、夏場の室温上昇も抑えられ、施主様から大変ご満足いただけました。
色あせやチョーキングは見た目の問題だけでなく、屋根を守る「防水バリア」がなくなっている危険信号です。早めに専門業者へ相談し、適切なメンテナンスを行うことが重要です。
屋根塗装の塗り替えサイン② コケ・カビ・藻の発生
屋根にコケやカビ、藻が目立ってきたら、それも塗り替えのサインです。特に北側や日当たりの悪い面は湿気がこもりやすく、繁殖しやすい環境になります。これらは見た目の印象を損なうだけでなく、根を張って屋根材を傷めたり、雨水を吸収して劣化を早めたりする原因となります。
実際に大和市の築18年のお宅では、屋根全体にコケが広がり、雨上がりには表面が常に湿った状態になっていました。調査の結果、防水性が大きく低下していることが分かり、塗り替え工事をご提案。高圧洗浄でしっかりとコケを除去した後、下塗り・中塗り・上塗りの3工程を丁寧に実施しました。施工期間は10日間ほどで、費用は90万円前後。工事後は「屋根が見違えるようにきれいになり、雨の日のジメジメ感も減った」とお喜びの声をいただきました。
コケや藻が目立ってきた段階は「まだ大丈夫」と見逃されがちですが、実は屋根が水分を抱え込み始めている危険な状態です。特に湿気の多い湘南地域では、早めの点検と塗り替えで建物の寿命を延ばすことができます。
屋根塗装の塗り替えサイン③ 塗膜の剥がれ・ひび割れ
屋根表面の塗膜が剥がれている、またはひび割れが見られる場合は、劣化がかなり進行しているサインです。塗膜が剥がれると屋根材が直接雨風にさらされ、雨漏りや下地の腐食につながる危険性が高まります。
例えば、藤沢市で築20年のスレート屋根のお宅では、部分的に塗膜が剥がれ、クラック(細かいひび割れ)が多数発生していました。特に南側は紫外線の影響で劣化が進み、屋根材の強度も低下している状態でした。
施工では補修材でひび割れを埋め、下塗り材を強化タイプに変更して塗装を実施。工期は約12日間、費用は100万円前後でした。施主様からは「もっと早く相談していれば安心だった」とのお声もいただきました。
塗膜の剥がれやひび割れは、屋根が自力で家を守れなくなっている状態です。放置すれば雨漏りや構造材への被害につながり、結果的に葺き替えなど高額な工事が必要になる可能性があります。小さな症状でも早期に対処することが重要です。
屋根塗装の塗り替えサイン④ 雨漏り・天井のシミ
雨漏りは屋根劣化の最終段階ともいえる深刻な症状です。天井にシミができている、室内に水滴が落ちてくるといった状態は、すでに屋根材や防水層が限界を迎えている可能性があります。
大和市の築25年のお宅では、梅雨時に2階の天井に大きなシミが現れたため調査を実施しました。確認すると屋根材のひび割れから雨水が浸入し、野地板まで腐食が進行していました。塗装だけでは対応できず、一部の屋根材を差し替えたうえで塗装を行いました。
このケースでは工期が15日間、費用は約130万円と通常の塗装より高額となりました。施主様は「もっと早く塗装していれば、ここまで大掛かりな工事にならなかった」と悔やんでおられました。
雨漏りが発生した段階では応急処置では済まないケースが多いため、早めに点検を依頼することが必須です。天井のシミは見逃さず、原因を特定することが大切です。
屋根塗装の塗り替えサイン⑤ 金属部分のサビ
屋根材が金属の場合や、棟板金・雪止め金具など金属部材を使用している屋根では、サビの発生が塗り替えサインとなります。赤茶色のサビが出始めたら要注意。放置すると穴が開き、雨漏りの原因になります。
藤沢市の築15年のお宅では、棟板金の釘まわりからサビが進行し、強風の際に板金が浮き上がる危険な状態になっていました。サビを落とし、サビ止めを下塗りに使用して塗装を実施。板金の一部は交換しました。工期は8日間、費用は約70万円でした。
工事後は屋根全体が美しくなっただけでなく、「台風の時でも安心して眠れる」とお客様から喜びの声をいただきました。
金属部分のサビは進行すると補修不能になることもあるため、早めのメンテナンスが欠かせません。小さなサビでも軽視せず、点検・塗装を検討しましょう。
まとめ
屋根は普段目にする機会が少ないため、劣化に気づきにくい場所です。しかし、色あせ・チョーキング、コケや藻、塗膜の剥がれ、雨漏り、金属部分のサビといった症状は、いずれも「塗り替えが必要」という明確なサインです。これらを放置すると、補修費用が膨らみ、家の寿命を縮めてしまいます。
神奈川県大和市・藤沢市周辺は塩害や強い紫外線の影響を受けやすい地域です。そのため、築10年を過ぎたら定期的な点検を行い、早めに屋根塗装を検討することをおすすめします。実際にご相談いただいたお客様も、「早めにメンテナンスして安心できた」との声が多く寄せられています。
屋根塗装の費用相場は、一般的な2階建て30坪前後の住宅で70万~120万円ほど、工期は7日~12日が目安です。ただし劣化状況によって変動するため、まずは現地調査で正確な診断を受けることが重要です。
お電話は0120-554-913までお気軽にお問い合わせください。
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