お風呂リフォームでユニットバスを選ぶ際の注意点とは?失敗しないためのポイントを解説
はじめに
お風呂リフォームを検討している方にとって、「ユニットバス」は人気の高い選択肢です。施工期間が短く、機能性や清掃性にも優れているため、多くのご家庭で採用されています。
しかし、ユニットバスへのリフォームにも「落とし穴」が存在します。今回は、ユニットバスにリフォームする際に知っておきたい注意点や後悔しないためのポイントについて解説します。
ユニットバスとは?
ユニットバスとは、あらかじめ浴槽や壁、床、天井などを一体化した構造の浴室ユニットを工場で製造し、現場で組み立てて設置するお風呂のことです。
在来工法の浴室と比べて、防水性が高く、設置もスピーディー。リフォーム現場でも採用しやすいため、戸建て・マンションを問わず人気の高い浴室スタイルです。
お風呂リフォームでユニットバスを選ぶ際の注意点
1. 既存の浴室サイズに合うかを確認する
ユニットバスは規格化されたサイズで製造されているため、既存の浴室の広さや形状と合わない場合があります。特にマンションなどでは、梁や柱の出っ張りによって「希望していたサイズが入らない」というケースも。
現地調査をしっかりと行い、取付可能なユニットサイズを確認することが重要です。
2. 配管や換気ダクトの位置変更が必要な場合がある
ユニットバスへの交換にあたっては、給排水管や換気設備の位置が変わることがあります。このような場合、工事費用が想定より高くなることもあるため、事前に見積もりと説明を受けるようにしましょう。
3. 断熱性のチェックは必須
古いタイプのユニットバスでは断熱性が低いこともあります。冬場に「お風呂が寒い」という後悔につながることも。最近のモデルには「高断熱浴槽」や「断熱床」などもあるため、しっかりと断熱性能を確認することが大切です。
4. 段差・バリアフリー設計に注意
段差の有無は安全性にも関わります。リフォーム時に床の高さを調整して、洗面所とフラットにする「バリアフリー仕様」にすることで、将来も安心して使える浴室になります。
5. デザインや色は実物で確認する
カタログやウェブサイトで見る色と、実際の色味が違って見えることがあります。ショールームで実物を見る、サンプルを取り寄せるなどして納得のいくデザインを選びましょう。
ユニットバス交換の工期はどれくらい?
一般的にユニットバス交換の工期は3日〜5日程度ですが、以下のような条件によって前後します。
・既存浴室の解体のしやすさ
・給排水設備の移設有無
・脱衣所の内装工事を含むかどうか
施工前にスケジュールを明確にして、生活に与える影響を最小限に抑えましょう。
ユニットバスの人気機能・おすすめ設備
最近のユニットバスには、以下のような便利な機能が搭載されています。
・浴室暖房乾燥機:冬場のヒートショック予防や洗濯物の乾燥に
・自動洗浄機能付き浴槽:清掃の手間を軽減
・ほっカラリ床、断熱床:足元の冷たさを軽減
価格と機能のバランスを見て、必要なオプションを選びましょう。
まとめ:事前の確認とプロとの相談が成功のカギ
ユニットバスへのリフォームは、短期間で快適な浴室を実現できる優れた選択肢です。ただし、サイズや配管、断熱性、段差など、注意すべきポイントも多くあります。
後悔のないリフォームを行うためには、信頼できるリフォーム業者に現地調査・プランニングを依頼し、疑問点をしっかり解消することが何より大切です。
快適で安全なお風呂時間を手に入れるためにも、事前の準備と確認を怠らずにリフォームを進めましょう。