見積書でよく見るけど意味がわからない外壁リフォーム用語解説
はじめに
外壁リフォームの見積書を受け取ったとき、専門用語が多くて「これってどういう意味?」と感じたことはありませんか?今回は、外壁塗装やリフォーム工事の見積書でよく使われる用語をわかりやすく解説します。これを読めば、見積内容の理解が深まり、安心して業者とやり取りができるようになります。
養生(ようじょう)
「養生」とは、塗装しない部分をビニールやテープで覆って保護する作業です。窓、サッシ、植栽、車などに塗料が飛び散らないようにするために重要な工程です。
ケレン
「ケレン」とは、塗装前にサビや汚れ、古い塗膜を落として下地を整える作業です。これをしっかり行わないと、新しく塗った塗料がすぐに剥がれてしまう原因になります。
下塗り・中塗り・上塗り
外壁塗装は基本的に3回塗りが基本です。
下塗り:下地と塗料の密着をよくするための塗装。
中塗り:仕上げ塗料の1回目。色や厚みを出す工程。
上塗り:中塗りの上から塗り重ねて、色ムラや耐久性を高める仕上げ工程。
シーリング(コーキング)
外壁材の継ぎ目や窓枠の隙間を埋めるための充填材を「シーリング(またはコーキング)」といいます。防水性を高めるための重要な工程で、劣化していると雨漏りの原因になります。
足場
高所作業のために設置される仮設の作業台です。安全に作業するために必要不可欠で、費用が高く感じるかもしれませんが、作業の品質にも大きく関わります。
飛散防止ネット
足場に設置するネットで、塗料の飛び散りや工具の落下を防ぐためのものです。近隣への配慮としても必須です。
高圧洗浄
塗装前に外壁の汚れやカビ、ホコリなどを水圧でしっかり落とす作業です。下地がキレイでないと、塗料がしっかり密着しません。
塗料のグレード
見積書に「シリコン塗料」「フッ素塗料」「無機塗料」などの記載がある場合、それぞれ耐久性や価格帯が異なります。
シリコン塗料:コストと耐久性のバランスが良く、人気。
フッ素塗料:高耐久で価格も高め。公共施設にも使用される。
無機塗料:非常に高耐久で紫外線にも強い。長期間メンテ不要。
付帯部
「破風板(はふいた)」「雨樋(あまどい)」「軒天(のきてん)」など、外壁以外の細かい部分をまとめて「付帯部(ふたいぶ)」と呼びます。これらも塗装する場合は、見積書に記載されます。
諸経費
見積書の最後にある「諸経費」は、現場管理費、交通費、材料搬入費など、直接工事に関わらないけれど必要な経費を指します。業者によって割合や内訳が異なることもあります。
まとめ:用語を知って安心リフォーム!
外壁リフォームの見積書には、普段聞きなれない専門用語が多く登場しますが、ひとつひとつの意味を理解すれば、不明点や不安も減り、納得のいくリフォームにつながります。
不明な用語や費用項目があったら、遠慮なく業者に質問しましょう。「丁寧に説明してくれるかどうか」は、良い業者選びの判断材料にもなります。
この記事が、皆さまのリフォーム判断の一助となれば幸いです。
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