ユニットバスの壁補修はDIYでできる?方法やトラブルの原因を解説
ユニットバスの壁補修はDIYでできる?方法やトラブルの原因を解説!
ユニットバスの劣化の1つに壁のトラブルがあります。
壁の状態が悪い場合、DIYで補修できるのでしょうか。
今回は、ユニットバスの壁補修に関する情報をお届けします。
DIYの方法やメリット・デメリットを知り、美しい壁を取り戻しましょう。
■ユニットバスの壁トラブルの原因■
経年劣化により、ユニットバスの壁表面が剥がれてくるケースは少なくありません。
壁のトラブルの主な原因は、2つあります。
素材
ユニットバスの壁面には、水に強い鉄板や繊維強化プラスチック(FRP)が使用されるのが一般的です。
しかし、安価なユニットバスのなかには鉄板の代わりに木製の合板を用いたり、水に弱い接着剤を使ったりして作られるものもあります。こうした素材は水や温度、湿度の影響を受けやすく、壁が剥がれてしまう原因となります。
下地のサビ
鉄製のベースを使っていても、下地がサビると壁トラブルの原因になります。
ユニットバスの壁には、耐久性が高く、軽量な鋼板が多く使用されています。
しかし、鋼板は水や湿気にあまり強くないため、壁のつなぎ目や穴が空いた部分から浸水するとサビが発生し、壁が剥がれてしまうのです。
初期不良がない場合も、経年劣化によって浸水し、壁トラブルが起こるケースは珍しくありません。
ユニットバスの壁はDIYで補修できる?
ユニットバスの壁にトラブルが生じた場合、軽度なものなら「自分で直せないか」と考える人もいます。
ユニットバスの壁補修は、DIYで行うことも可能です。
ただし、状態が非常に悪ければDIYをしてもまたすぐに劣化してしまう可能性がありますし、広範囲の劣化は自力ではどうにもならないこともあります。
迷ったら「自分で直そう」と考えず、専門業者に相談することをおすすめします。
■DIYによる補修方法■
DIYでユニットバスの壁補修を行う場合、その方法は大きく3つあります。
具体的な補修方法を確認しましょう。
浴室用パネルを貼る
ユニットバスの壁全体にトラブルが見られる場合は、浴室パネルを貼って直します。
業者に壁を交換してもらうよりも安価で、広範囲にわたって補修できるのがメリットです。
浴室用パネルは劣化で凹凸が生じた壁や、タイルなどにも貼ることができます。
補修の際はまず壁面をきれいにし、カビや腐食を取り除きます。
その後、凹凸があればパテで処理して平らにし、浴室パネルを貼りましょう。
最後に、パネル同士の接合部をコーキングすることも忘れてはいけません。
浴室用シートを貼る
壁の劣化部分があまり大きくなければ、浴室用シートでも対応できます。
簡単に補修できるので、DIY初心者でも失敗のリスクが少ないので安心です。
浴室用シートを貼る場合も、壁面の汚れをしっかりと落としましょう。
その後、パテ処理をしてシートを貼ります。コーキングによる防水処理も行って、乾燥させれば完成です。
塗装
壁の表面のみの補修なら、塗装も選択肢の1つです。
耐候性や密着性、塗膜性に優れた「アクリルウレタン樹脂塗料」なら、壁パネル内部への親水を防ぎやすいといえます。
ただし、モルタルやタイル、ホーローなどには使用できないので、塗装前にユニットバスの壁の材質を確かめましょう。
塗装する場合も、下地処理を必ず行ってください。
養生をしてムラのないよう塗装すること、作業中は換気をすること、しっかりと乾かすことなども大切です。
塗装は慣れていないとうまくできないこともありますので、DIY初心者にはあまりおすすめできません。
■DIYでユニットバスの壁補修するメリット・デメリット■
ユニットバスの壁トラブルをDIYで補修すると、どのようなメリット・デメリットが生じるのでしょうか。
DIYのメリット
DIY補修最大のメリットは、費用を抑えられる点です。
ユニットバスの壁面補修を業者に依頼する場合の費用相場は8~30万円程度です。
軽度な補修なら10万円以下で済むこともありますが、塗装や壁パネルの交換などには高額な費用がかかります。
DIYなら人件費などがかからず、材料をそろえるのに必要な数万円で補修できます。
内容によっては業者に依頼するよりも10万円以上安くなるので、費用負担を極力減らしたい人には非常に魅力的でしょう。
また、壁面を自分好みに仕上げやすいのも、DIY補修のメリットです。
業者によっては、選べる塗料や壁パネルの色や柄が少ない場合もあります。
「柄パネルは1面、その他3面は単色」と、パターンが決められるケースも少なくありません。
しかし、DIYなら好きな材料をそろえ、自分好みの壁を実現できます。
デザイン性にこだわりたい人は、DIYで納得の浴室に仕上げられるのではないでしょうか。
DIYのデメリット
安価に補修ができるDIYですが、自分で行うと必ずしも仕上がりがよくなるわけではありません。
プロの施工と比べて見映えが悪くなる、イメージしたような壁面にならないこともあるのは、デメリットだといえます。
また、自分で補修するためには道具をそろえたり、DIYのための時間を確保したりという手間がかかります。
忙しい人は、ユニットバスの壁補修のためにスケジュールを確保するのも大変でしょう。
さらに、壁の状態によってはDIYではどうにもならないこともあります。
劣化がひどい壁を表面だけ補修しても、根本的な原因が解決していなければ、早い段階で劣化するかもしれません。
見えない部分の劣化がどんどん進んでいけば、業者に依頼したときには高額な費用をかけて補修しなければならない状態になっている、ということも起こり得ます。
ユニットバスの壁補修は業者に依頼しよう!
ユニットバスの壁トラブルを見つけたら、専門業者に依頼して補修をしてもらいましょう。
DIYで対処できそうな部分も、業者に施工してもらうことで得られるメリットは多くあります。
業者に依頼するメリット
業者には知識・経験ともに豊富な職人が在籍しているので、美しい仕上がりが期待できます。
施工スピードも早く、軽度の補修なら施工当日からユニットバスを使用できることもあります。
また、業者なら素人にはわからないトラブルも発見し、対処してくれます。
「表面だけかと思ったら、下地にも問題が起こっていた」というケースもあるので、ユニットバス全体の状態をしっかりと確認してもらい、必要な施工を一度で済ませられます。
DIYよりも費用はかかってしまいますが、浴室内を施工できるよう片付ければ、あとは業者に任せておけば補修をしてもらえるのもメリットです。
手間なくきれいな浴室を取り戻せるのは、DIYでは得られない利点でしょう。
業者に依頼する際の注意点
ユニットバスの壁補修は、信頼できる業者に依頼しましょう。
安心して任せられる業者を選ぶためのポイントは、以下の5点です。
- 施工実績が豊富
- 施工例の写真などが確認できる
- クチコミがよい
- 保証、アフターサービスが充実している
- 相見積もりを了承してくれる
施工実績が多ければ、スピーディかつ美しい仕上がりが期待できます。
施工事例を見れば、職人の技術が高いかどうかも判断できるでしょう。
実際に利用した人の口コミで、業者がどのような評価を受けているか知ることも大切です。
クチコミがあまりよくない場合は、対応や技術、費用などのいずれかに問題があると考えられるので、別の業者を検討したほうがよいといえます。
また、万一施工不良があった際に備え、アフターサービスや保証内容も事前に確認する必要があります。
業者ははじめから1社にしぼらず、下調べをして2~3社に相見積もりを依頼すると、ベストな選択ができます。
稀に、「相見積もりはできない」という業者もあるので、相見積もりを取るときには、ルールやマナーを守って行いましょう。
ユニットバスの壁補修はDIYの前に業者に見積もりを
ユニットバスの壁は、経年劣化で剥がれてくることがあります。
壁補修はDIYでもできますが、専門業者に依頼して適切な補修をしてもらうのがおすすめです。
ポイントを押さえた業者選びで、ベストな依頼先を見つけましょう。
マルセイテックでも、ユニットバスの壁補修に関するご相談を承っております。
ご希望に沿った施工ができるよう、最善のご提案をさせていただきますので、迷ったらお気軽にご連絡ください。