ブログ


「ゆきもちくん」のデメリット・メリットは?設置の際の注意点も解説

毎年雪が多く降る地域では、屋根に雪止めネットを設置するケースが多いです。人気の高い雪止めネットの1つに「ゆきもちくん」がありますが、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

 

今回は、「ゆきもちくん」に関する情報や、雪止めネット設置の注意点などを紹介します。メリットはもちろん、デメリットも把握したうで、最適な製品を選択しましょう。

 

 

 

■「ゆきもちくん」とは?

 

「ゆきもちくん」とは、鳥取県米子市に本社を構える、株式会社キョーワが販売する、屋根からの落雪を防止する製品です。製造は、大阪市の共和鋼業株式会社が行っています。

 

★「ゆきもちくん」の設置目的

「雪止め瓦」や「雪止め金具」など、屋根からの落雪防止アイテムは多くあります。ゆきもちくんは、これらよりも下、屋根の先端からの落雪を防止する目的で設置するものです。

 

積雪地域でも、軒先ギリギリの落雪対策をしているケースは多くありません。しかし、雪は雪止めを施していない部分にも積もります。ゆきもちくんを屋根の軒先部分に取り付ければ、雪がネットに食い込んで滑り落ちにくくなり、落雪によるトラブルをより回避できます。

 

 

 

■「ゆきもちくん」を使うメリット

 

温暖化の影響で、全国的に積雪量が減少しつつある昨今ですが、屋根からの落雪による事故は、毎年多数報告されています。落雪によって外壁や窓ガラスが破損するだけでなく、軒下にいる人、軒下近くを通る歩行者が落雪でけがをするなど、被害は深刻です。

 

そこで役に立つのがゆきもちくんですが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

 

★国内生産の高品質

前述の通り、ゆきもちくんを製造しているのは共和鋼業です。同社は、大阪市内と滋賀県米原市に自社工場を構え、ゆきもちくんを国内製造しています。

 

熟練の職人が製造するネットには、ゆきもちくん専用に製造した線材が使用され、高い強度と耐久性を両立します。安全性に定評があるゆきもちくんは、公共施設への設置実績も豊富です。

 

★カラーバリエーションが豊富

ゆきもちくんは、以下の5色から選べます。

 

  • ダークブラウン
  • ダークレッド
  • ダークグリーン
  • ブラック
  • グレイ

 

屋根の色によっては、落雪防止のためのアイテムを取り付けているのが一目でわかり、外観を損なう場合があります。ゆきもちくんは5色のカラー展開で、外観に影響しないよう工夫をしています。

 

人気のブラウン系やグレー、ベージュに馴染むカラーはもちろん、昨今多くの人に選ばれるグリーンにも対応するのはうれしいポイントです。

 

★施工実績が多い

 

ゆきもちくんは、品質や設置効果の評価が高く、一般住宅、集合住宅での施工実績が多数あります。また、前述の通り公共施設にも採用されています。大手ハウスメーカーが手がける住宅にも取り付けられており、信頼度は非常に高いといえるでしょう。

 

 

 

■「ゆきもちくん」のデメリットはある?

メリット豊富なゆきもちくんですが、設置前にはデメリットも把握しておく必要があります。注意したいのは、次の3点です。

 

  • 5色のカラーのなかから馴染むものが見つからない場合がある
  • 色が選べない製品もある
  • 雪の質によっては効果を発揮しない

 

カラー展開が豊富であることをメリットに挙げましたが、何十色もあるわけではありません。屋根の色によっては、どの色を選んでもゆきもちくんが浮いてしまう、カラーバランスが悪くなることもあるでしょう。

 

また、ゆきもちくんはシリーズとして、以下のような商品を展開しています。

 

  • ゆきもちくん(スタンダードタイプ)
  • スーパーゆきもちくん
  • ゆきもちくんS-90
  • ゆきもちくんデルタ
  • ゆきもちくんS-140・200

 

ゆきもちくんS-200はブラックのみ、ゆきもちくんデルタも中枠L型メッシュはブラックしかなく、カラーを選べないのも、デメリットの1つです。

 

さらに、ゆきもちくんを設置していても、雪の質によっては落雪する可能性があります。

水分の多い雪は、ゆきもちくんに引っかからずに軒下に流れやすいです。積雪量が多い場合も、表面に近い層が滑る恐れがあります。

 

ゆきもちくんがあるから「100%安全なわけではない」ということは、設置前に理解しておきましょう。

 

 

 

■積雪地域は屋根に雪止めネットを!メリット・デメリットは?

 

ゆきもちくんをはじめ、積雪地域では雪止めのネットや金具をつけます。これから雪が降る地域で家を建てる場合、雪止めネットのメリット・デメリットを知ると、その必要性や設置時の注意点がよりわかるでしょう。

 

★雪止めネットを設置するメリット

雪止めネットがないと、屋根に積もった雪が滑り落ち、トラブルの原因になります。雪は積もると重量も大きくなるので、車や自転車などが破損する可能性があります。また、人がいるところに落ちれば怪我をするかもしれません。自宅だけでなく、近隣の住宅にも被害が及ぶこともありますが、雪止めネットがあれば大量の雪がなだれ落ちてくるのを防げます。

 

また、落雪は住宅にも深刻な被害を及ぼすため注意が必要です。雪の重みで雨樋や鼻隠しなどが破損すると、雨漏りが起こることもあります。住宅内部に浸水すると劣化が早まるので、安全のためはもちろん、よりよい状態で済み続けるためにも、雪止めネットは重要な役割を果たします。

 

★雪止めネットを設置するデメリット

安全のために設置する雪止めネットですが、正しく施工されなければ意味がありません。施工不良は、屋根の破損や穴の原因になりますし、固定や甘かったり、設置方法が間違っていたりすると、雪止めネット自体が落下することもあり危険です。

 

雪止めネットの設置は、実績豊富な信頼できる業者に依頼すると、デメリットが発生しにくく成ります。

 

 

 

■雪止めネットを設置する際の注意点

 

雪止めネットを設置しようと思った場合、DIYで行うのは避けましょう。前述の通り、固定がしっかりされていないと、雪止めネットは本来の性能を発揮しません。素人が取り付けると、落雪や雪止めネットの落下による事故の原因になる可能性があります。

 

また、雪止めネット設置のために、安定感の悪い高所に上るのも危険です。雪止めネットの設置は専門業者に依頼し、足場を組んで安全な環境で、正しく作業をしてもらいましょう。

 

設置後は、サビにも注意が必要です。雪止めネットは金属製のため、経年劣化でサビが発生することがあります。雨や雪の影響でほかの金属部分にサビがつくと、広範囲にわたってサビてしまい、高額な修繕費用がかかってしまうかもしれません。

 

積雪地域でも特に雪が多い場所では、雪止めネットによって屋根の上に大量の雪が乗ったままになり、住宅の耐震性に影響することもあります。雪下ろしの妨げになる可能性もあるので、設置に迷ったら地元の気候などに詳しい業者に相談すると安心です。

 

 

 

■雪止めネットを設置したほうがよいのはどんな屋根?

 

ゆきもちくんをはじめとした雪止めネットを設置したほうがよいのは、以下に当てはまるような屋根です。

 

  • 積雪量が多い地域(多すぎる場合は注意)
  • 太陽光パネルを設置している
  • 傾斜が大きい

 

毎年雪が積もり、屋根からの落雪の恐れがある地域では、雪止めネットを取り付けたほうがよいといえます。しかし、前述の通り対策が裏目に出ることもあるので、専門業者に相談したうえで、設置を検討しましょう。

 

屋根に太陽光パネルを設置する住宅も増えていますが、太陽光パネルは表面が滑りやすく、落雪の危険性が高まります。雪止め「金具」では止められないスピードで落ちてくることもあるので、ネットがあるほうがよいです。

 

設置を検討する際は、屋根の形状にも注目しましょう。フラットな屋根は雪が滑り落ちてくることはほぼないでしょうが、傾斜が大きいと落雪しやすく、しかもスピードも速くなります。雪止めネットがないと、落下の衝撃が大きく、より深刻な事故につながりかねないので、早めの対処が必要です。

 

 

 

■「ゆきもちくん」はデメリットが少ない!注意点を意識して設置しよう

 

雪止めネットの1つ「ゆきもちくん」は、軒先部分の落雪を防止する製品です。国産で安全性の高いゆきもちくんはメリットが多くデメリットは少ないですが、設置前には両方を理解しておくことも大切です。ゆきもちくん以外の雪止めネットを設置する場合も、注意点を意識すると同時に、業者の意見も参考にしましょう。

 

弊社でも、ゆきもちくんや雪止めネット、雪止め金具に関するご相談を承っています。

冬に向けて落雪対策を検討している方は、マルセイテックにお気軽にお問い合わせください。

無料

LINE限定!! 修繕費価格を見積り
シミュレーション

  • お友達に追加する

    STEP01

    お友達に
    追加する

  • アンケートの入力

    STEP02

    アンケート
    の入力

  • シミュレーションスタート!

    STEP03

    シミュレーション
    スタート!

うちなら、
いくらになる?

建物面積や階数などの情報入力で即時見積り!
今すぐ簡単おともだち登録はこちらから!

CLOSE

最安値保証!
直接
問い合せ