室内壁のひび割れを補修する方法は?ひび割れの種類や原因を紹介!
室内壁のひび割れを補修する方法は?ひび割れの種類や原因を紹介!
室内壁にひび割れが生じた場合、補修する方法はあるのでしょうか。室内壁は経年劣化だけでなく、何らかの外部的要因で発生するケースがあります。
今回は室内壁のひび割れが発生する原因や種類、補修する方法について詳しく解説していくので、ぜひご一読ください。自分で補修する方法も紹介していくので、DIYを検討している人は実践してみましょう。
室内壁のひび割れが発生する原因
室内壁のひび割れが発生する原因は、さまざまなことが考えられます。室内壁のひび割れが発生する原因は、主に下記の通りです。
- 経年劣化
- 地震
- 振動によるもの
- 構造上の問題
室内壁のひび割れが発生する原因について、詳しく解説します。
経年劣化
室内壁のひび割れが発生する原因として、経年劣化によるひび割れが考えられます。
住宅は建設してから、時間経過が進むほど劣化が激しくなるのが特徴です。それは、どんな住宅でも例外はありません。
劣化が進むと、壁にひび割れが生じて、放置すると悪化する恐れがあるので早めの対策が肝心です。補修しないと、ひび割れが大きくなる恐れがあるので、業者に相談して適切に対応してもらいましょう。
地震
地震が発生した場合、揺れの影響でひび割れが発生する可能性があります。
地震の大きさによってひび割れが発生するかどうかわかりませんが、表面上にひび割れがなくても、構造体に影響を及ぼしている恐れがあるので注意が必要です。
少しでも様子がおかしい場合は、速やかに点検してもらい、適切に補修してもらいましょう。
振動によるもの
近くに道路や駅がある場合、車や電車が通ったときの振動が伝わってひび割れが生じる可能性があります。
突発的にひび割れが出る可能性は低いですが、何度も振動が伝わることでひび割れが出る恐れがあるので注意が必要です。
道路や駅の近くに住んでいる人は、常に振動による影響を意識してトラブルが発生しないか気を付ける必要があります。
構造上の問題
住宅の柱や基礎にズレが生じている場合、構造に問題があり、傾くことでひび割れが生じる恐れがあります。
構造上の問題によるひび割れは、家が倒壊するリスクがあるため、扱いには十分注意が必要です。
構造上の問題が見つかったときは、早急に点検・補修を行って対応する必要があります。
室内壁のひび割れの種類
室内壁のひび割れは、主に5つの種類があります。それぞれ特徴が異なり、補修の有無も変わってくるでしょう。
室内壁のひび割れの種類としては、下記の通りです。
- ヘアークラック
- 構造クラック
- 乾燥クラック
- 縁切れクラック
- 開口クラック
具体的に、室内壁のひび割れの種類とは、どのようなものがあるのか詳しく解説します。
ヘアークラック
コンクリートやモルタルの外壁に発生しがちな幅0.3mm以下、深さ4mm以下のひび割れを指しています。髪の毛のように、細いひび割れであるため、よく見ないとわからないケースが多いです。
窓やドアなどの開口部、下地材のつなぎ目で発生するケースが多いひび割れとなっています。この時点では、あまり住宅への影響はありませんが、見た目が悪いと感じられる可能性があるので、適切な対応が求められるでしょう。
構造クラック
幅0.3mm以上で深さ5mm以上のひび割れを指しており、建物の構造に問題がある場合に発生しやすいのが特徴です。ひび割れのなかでも、危険性が高い状態なので、早急に補修をかける必要があります。
自分で判断するのは危険なので、早めに業者に相談して、状態を確認してもらうことが大切です。
乾燥クラック
近くで見ないとわからないほど、微小なひび割れとなっています。湿式工法を使ったモルタルの外壁に発生しやすいです。
乾燥の影響で発生しやすく、危険性は少ないひび割れといえます。広がる心配はほとんどありませんが、状態が悪くなったと感じたときは早めに業者に相談しておきましょう。
縁切れクラック
壁を区切るような形でまっすぐ伸びるひび割れを指しています。乾燥クラックと同じように、湿式工法を使ったモルタルの外壁に多く見られる状態です。
塗料の乾燥具合に差が生じた際に発生しやすいひび割れなので、壁の状態が悪いと感じたときは速やかに対策を講じることが大切になります。
開口クラック
窓枠や扉部分の開口部の端から、斜めに向かって伸びるひび割れのことを指しています。開口クラックは、建物の揺れや歪みが原因で生じる恐れがあるので、地震や日頃から揺れを感じている環境にある場合は注意が必要です。
開口クラックが発生すると、完全に原因を取り除くことは難しく、雨水の染み込みによって、日常生活に影響を与える可能性があるので注意が必要になります。
室内壁のひび割れを補修する方法
室内壁のひび割れを補修する方法はあるのでしょうか。ひび割れの種類によって、補修する方法は異なるので、事前に把握しておくことが大切です。
室内壁のひび割れを補修する方法としては、下記の通りになります。
- 小さいひび割れの場合
- 揺れで発生したひび割れの場合
- 構造上の問題が原因のひび割れの場合
室内壁のひび割れを補修する方法について、詳しく解説します。
小さいひび割れの場合
幅0.2mm~0.3mm程度の小さいひび割れのヘアクラックなら、急いで補修する必要はありません。
しかし、壁紙が剥がれてしまうと、見た目が悪くなります。
内装の雰囲気を損なわないためにも、気になるなら補修しておくことが大切です。下地材のひび割れの場合は、パテなどで埋めて補修する方法があります。
DIYで補修できますが、失敗するリスクがあるので専門家に依頼して点検を受け、補修してもらったほうが確実です。
揺れで発生したひび割れの場合
地震や日頃の揺れが原因で発生したひび割れの場合は、部分的に劣化が進んでいるケースが多いです。
そんなときは、ひび割れを埋めたほうが安全性は高まります。
下地用のパテを利用して、ひび割れを埋めて補修しましょう。根本的な原因が解決できないときは、専門家に点検を受けて補修してもらってください。
構造上の問題が原因のひび割れの場合
深さが0.4mm以上のひび割れが出来ていたり、同じ場所に複数できていたりする場合は、構造上の問題でひび割れが生じている可能性があります。
大きなひび割れが発生している場合は、家が傾いている可能性があるので注意が必要です。基本的に構造や地盤が原因でひび割れが生じているときは、自分で対処できません。
専門家の点検や補修を受けて、早急に被害拡大を抑える必要があります。
室内壁のひび割れを自分で補修する方法
室内壁のひび割れを自分で補修することはできるのでしょうか。基本的に大きなひび割れは、DIYで補修できませんが、小さいひび割れなら自分で補修することができます。
室内壁のひび割れを自分で補修する方法について、詳しい内容を紹介していくので参考にしてみてください。
用意するものや補修方法
まず室内壁のひび割れを自分で補修するために、用意するものがあります。事前用意しておき、室内壁のひび割れを改善することが大切です。
用意するものは下記の通りになります。
- コーキング剤
- ヘラ
- 濡れた雑巾
コーキング剤は種類が限られていますが、できるだけ室内壁の壁紙と同じ色合いのものを選んだほうが良いでしょう。ヘラがあれば、綺麗にコーキング剤を馴染ませることができます。
濡れた雑巾がないときは、使わない布を使って綺麗にならすときに利用してください。
室内壁のひび割れを補修する方法は、下記の通りです。
- 壁紙が浮いている箇所に糊を使って貼り付けて乾かす
- ひび割れにコーキング剤を埋めるように塗る
- コーキング剤が乾かないうちに表面をヘラでならして多い部分を取り除く
- 壁紙に余分なコーキング剤がついていると変色するため濡れた雑巾でふき取っておく
室内壁のひび割れを補修するときは業者に相談したほうが良い
基本的に、自分で補修する場合は小さいひび割れが発生しているときだけに限られます。しかし、小さいひび割れといっても、表面上に見える部分だけでなく内部が破損している可能性があるので注意が必要です。
内部でひび割れが生じている可能性があるときは、早めに業者に相談し、点検や補修をしてもらったほうが賢明でしょう。自分で補修して表面上だけが問題なくなっても、内部構造に問題があると住宅の倒壊に繋がる恐れがあります。
DIYで直すこともできますが、できるだけ専門の業者に相談して点検・補修をしてもらったほうが良いでしょう。
室内壁のひび割れ補修はマルセイテックにご相談
室内壁のひび割れは、軽度であれば大きな問題はありません。しかし、内部構造にトラブルが生じている可能性があるので、早めに点検・補修を行ったほうが良いケースがあります。
マルセイテックなら、ひび割れ補修に関する相談や見積もりは無料で対応させて頂くことが可能です。気軽にご相談頂けるので、ひび割れが気になるときはマルセイテックにご相談ください。