屋根外壁リフォームについて思う事
昨今のお客様の傾向と言えば、やはり金属屋根へのカバー工法と金属サイディングの外壁カバーリフォームにあります。
今まで外壁や屋根のリフォームとしては、塗装処理が当たり前のようにされてきました。
屋根外壁塗装でこの先10年安心してお家を守ることができるといった内容となりますが、住宅を守り続けるのに、いったいあと何回足場を立てて、塗装処理を行わなければならないのか・・・。
住宅ローンを払いながら、メンテナンス費用を貯金して行かなければならないなんて、酷な話ですよね。
これまではシリコン塗料が王道にあった外壁塗装ですが、今では更なる高耐久塗料のフッ素が多く使われる時代となりました。
フッ素塗料を「新しく歴史のない塗料だ」と評価するお客様もいるのですが、意外にもフッ素塗料は昔から高層ビルやマンションなどに多く使われておりましたが、高額な高級塗料であったため一般の住宅にはコスト面の問題であまり使えませんでした。
高耐久の良い塗料を一般住宅にも使いたい・・・。
といった塗料メーカーの企業努力によりコストダウンできた事で、今では多くの塗装店がフッ素塗料の提案が出来るようになりました。
シリコン塗料の耐久年数10年でしたがフッ素塗料で15年に伸ばすことが出来るようになったのです。
しかし、この耐久年数そのものがメーカーの希望耐久年数に過ぎず、経験から語るとシリコンに関しては10年間すらも難しいというのが実情でした。
リフォーム業界は、悪質な業者が蔓延って(はびこって)います。
塗装工事は、適切な工事工程を踏まなければ、期待耐久年数など絶対に超えないでしょう。
工事工程を写真として残しお渡しするのが通例ですが、
工事工程の写真撮影なんてのは当たり前の事で、その写真工程などいくらでも誤魔化せるというのが、業者目線である裏話でもあるのです。
リフォーム工事を、安心して耐久年数30年以上に伸ばす方法。
お客様目線の追及をした結果、住宅をオールメタルにするというのが、必然的に求められ始めたように感じます。
最近では新聞などのメニュー折込チラシでも、金属サイディングへのカバー工法や屋根の金属材カバー工法のメニューが気になるらしく、多くの方からご連絡をいただきます。
外壁塗装専門店は、塗装という概念を超え、外装リフォーム専門店に進化していくべきと考えざるを得ない時代になってきたんだなと実感をします。
板金職人を自社施工班として迎え、マナーや施工品質を向上させるため施工班を自社管理していく事が、この先社会に求められるリフォーム専門店になるのかもしれません。
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