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クリア外壁塗装とは?メリットや塗料、塗装できないケースなどをまとめてご紹介!

住宅を建てる際、外壁のデザインにこだわった方は多いのではないでしょうか。せっかくの住宅なのでデザインをこだわったのにも関わらず、外壁塗装の際には塗料が上から覆いかぶさる形になります。「せっかくのデザインが…。」となってしまう前に、クリア外壁塗装をご検討ください。

 

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クリア外壁塗装とは?

 

 

クリア外壁塗装は一般的な外壁塗装と違い、下地が透けて見えるように無色透明な塗料を使って行う塗装を言います。

 

 

出典:サイディングの外壁にはクリア塗装が良い?単価・特徴・商品・事例を解説!

 

若干の変色はありますが、塗料の色が前面に出ないようになっています。外壁のデザインを考えた方はクリア外壁塗装をおすすめします。

 

クリア外壁塗装の費用相場は?

 

クリア外壁塗装の費用相場は以下の通りです。

 

塗料 単価 (1㎡あたり)
アクリル塗料 1,000~2,000円
ウレタン塗料 1,500~2,500円
シリコン塗料 2,000~3,500円
フッ素塗料 3,000~5,000円
無機塗料 3,500~5,000円

 

クリア外壁塗装と一般的な外壁塗装の費用相場を比較したい方は以下の記事を参考にしてください。

 

外壁塗装の費用相場を解説します!!~海老名市にお住まいで外壁塗装検討中の方へ

 

クリア外壁塗装のメリット

 

クリア外壁塗装は下地の色を隠さない他にもいくつかメリットがあります。クリア外壁塗装をご検討の方は是非まずはメリットを抑えてください。

 

1.外壁にツヤが出せる

 

先ほどの写真を見ていただくとわかりますが、クリア外壁塗装では外壁にツヤを出すことができます。明るく保護膜を作ることができますので、新しく建てられたかのような外壁のように印象付けることも可能。また、ツヤがあるため汚れがつきにくいメリットもあります。

 

2.チョーキング現象を抑えることができる

 

チョーキング現象とは劣化現象の1つで、塗膜表面に白い粉が出てしまうことをいいます。チョーキング現象が起きてしまうのは顔料が原因とされていますが、クリア外壁塗装であればチョーキング現象が発生しません。使用される塗料には顔料が含まれていないためです。

 

【壁から粉が・・・】チョーキング現象について解説

 

3.塗装回数が少なくて済む

 

一般的な外壁塗装は下塗り・中塗り・上塗りと順番に塗装が進んでいきます。ただ、クリア外壁塗装であれば中塗りがなく、合計2回だけの塗装で完成してしまうのです。一般的な外壁塗装よりも作業が少なく、費用も比較的安価に抑えることができます。

 

クリア外壁塗装のデメリット

 

一方でクリア外壁塗装にはデメリットもあります。全ての外壁にクリア外壁塗装ができるわけではありません。

 

1.劣化状況を隠せない

 

クリア外壁塗装では無色透明な塗料を使いますので、劣化状況を塗料で隠すことができません。一般的な外壁塗装であれば塗料は着色されているため劣化状況を隠すことができます。もし、劣化が酷い場合はクリア外壁塗装ではなく一般的な外壁塗装をおすすめします。

 

2.ひび割れを保護できない

 

クリア外壁塗装は無色透明の塗料で表面を保護する役割があります。しかし、ひび割れがすでに進行している部分に関してはクリア外壁塗装でカバーすることができません。ひび割れを直したいと考えている方はクリア外壁塗装ではなく一般的な外壁塗装をおすすめします。

 

クリア外壁塗装ができないケース

 

 

先ほど「全ての外壁にクリア塗装ができるわけではない」とお話ししました。以下のようなケースはクリア塗装ができません。

 

1.光触媒やフッ素でコーティングしたサイディング

 

以下の要素でコーティングされているサイディングはクリア塗装ができません。

 

  • 光触媒
  • 無機
  • フッ素

 

これらの要素はチョーキング現象が起きにくく、劣化防止のために強い密着性を持っています。そのため、その上からクリア塗装をしてもすぐに剥がれてしまうのです。現在はこういった要素でコーティングされている上からでも塗装できる塗料が開発されていますが、まだまだおすすめはできません。

 

2.チョーキング現象が進行している外壁

 

クリア塗装にチョーキング現象を抑える役割がありますが、すでにチョーキング現象が進行しているケースだとクリア塗装ができません。

 

厳密にいうと「できない」のではなく「やらないほうがいい」が答えになります。チョーキング現象が進行している状態の外壁にクリア塗装を施すと白ボケした外壁が出来上がってしまい、外壁全体がくすんでしまいます。決して、良い状態ではありませんので一般的な外壁塗装で補いましょう。

 

3.コーキング部分

 

外壁のボード同士のつなぎ目に入れられているゴムのような部分をコーキングといいます。

 

このコーキング部分にもクリア塗装はできません。塗膜が汚染されてしまったり剥離してしまう恐れがあるため養生して塗装をしないようにしなければなりません。一般的な外壁塗装でもコーキングは養生をして塗料がかからないようにします。

 

【外壁塗装】シーリングとコーキングの違いとは?~大和市で外壁塗装を検討中の方へ

クリア外壁塗装に使われる塗料

 

 

実際に業者が使っているクリア塗料には大きく3つあります。もちろん他にも色々な塗料がありますが、多くの業者は以下の3つの塗料を使ってクリア塗装を行います。

 

SKシリコンクリヤーW | SK化研株式会社

 

SK化研株式会社が開発している「SKシリコンクリヤーW」。

 

「SKシリコンクリヤーW」は耐久性と低汚染性に特化しており、耐用年数は10~12年ほど。一般的な塗料と比較すると耐用年数は長めなので、全体的な予算をカットすることができます。

 

「SKシリコンクリヤーW」はこちら

 

パワーアシストクリアー | 水谷ペイント

 

水谷ペイントが開発している「パワーアシストクリアー」。

 

窯業系サイディングボード専用のクリア塗料となっており、耐久性に優れています。「パワーアシストクリアー」を使って塗装をすれば意匠性を長持ちさせられると定評があります。

 

「パワーアシストクリアー」はこちら

 

ピュアライド UVプロテクトクリヤー | 日本ペイント

 

日本ペイントが開発している「ピュアライド UVプロテクトクリヤー」。

 

強固なシロキサン結合により高耐候性を発揮してくれる塗料です。防カビや親水性にも優れており、なんの文句の付け所もない塗料で多くの業者が「ピュアライド UVプロテクトクリヤー」を採用しています。

 

「ピュアライド UVプロテクトクリヤー」はこちら

 

まとめ

 

 

クリア外壁塗装は従来のデザインを保ったままカバーすることができます。しかし、塗装ができない外壁があったり、そもそも向かない家があったりと使用できるかどうかは条件次第となります。もし条件に当てはまれば皆さんもクリア外壁塗装をご検討されてみてはいかがでしょうか。

 

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