【2022年】風呂ドアリフォームの最適時期や費用相場は?リフォームの工法についても解説
築年数が長くなればなるほど使用頻度の多い箇所は徐々に劣化していくものです。
劣化しやすい箇所として代表的なのが「風呂のドア」。毎日のように使い、水気の多い場所ですのでカビが生えやすく定期的に掃除をしないと劣化速度が早まってしまいます。
そこで今回は、風呂ドアリフォームの最適時期や費用相場について解説します。
風呂ドアの交換時期
風呂ドアの交換時期ですが、国土交通省が発表している浴室設備の期待耐久年数は「15~25年」とされています。(期待耐用年数の導出及び内外装・設備の更新による価値向上について参照)
もちろん、使い方や使用頻度によって年数に上下はありますが大体15~25年が交換時期になります。メンテナンスをして清潔に保ち続ければ30年ほど使用できるケースもあります。
ただ、風呂のドアが壊れてしまうと浴槽外に水が漏れ出す原因となりますのでまだ使えているうちから交換することをおすすめします。
風呂ドアの劣化のサイン
風呂ドアの劣化サインは非常に見つけやすいです。
- パッキンが外れる
- 蝶番が壊れる
- 水漏れしている
これらのサインがある場合は、即刻ドアをリフォームしてもらった方がいいでしょう。また、ドアの隙間にカビがたまりすぎている場合も交換のサインです。
風呂ドアのリフォーム手順
風呂ドアのリフォーム手順は以下の通りです。
- 既設の風呂ドアを外す
- 既設枠の上からベース材・新しい枠組みを取り付ける
- シーリング処理を行う
- 新しい風呂ドアを取り付ける
引用:リフォーム浴室ドア
ほとんどの業者がこのようにして風呂ドアリフォームを行なっています。
風呂ドア交換の費用相場
風呂ドア交換の費用相場は工法やドアのタイプにより変動します。
内容 | カバー工法 | ドアのみ交換 | 外枠+ドアの交換 |
---|---|---|---|
開き戸 | 5万円前後 | 3~5万円 | 7~10万円 |
中折れ戸 | 6、7万円 | 3~6万円 | 8~12万円 |
引き戸 | 10万円前後 | 8~10万円 | 13~16万円 |
風呂ドアリフォームの工法
実際に風呂ドアリフォームをする際、業者は大きく分けて2つの工法のうちいずれかを使います。
- アタッチメント工法
- カバー工法
自分でリフォームしない限り工法について知っておく必要はありませんが、念のため知識として入れておきましょう。
アタッチメント工法
アタッチメント工法は壁の工事が不要で、アタッチメントを取り付けて浴室ドアを交換する工法になります。
引用:リフォーム浴室ドア
ロンカラー浴室ドアの場合はこのように工事が進みます。
カバー工法
カバー工法もアタッチメント工法と同じく壁工事が必要ありません。
引用:リフォーム浴室ドア
カバー工法は扉と枠組みが綺麗になるため、多くの浴室ドアリフォーム業者が採用している工法になります。
風呂ドアの選び方
風呂ドアは色々なタイプが販売されており、どのようにして風呂ドアを選べばいいのかわからないという人も多いでしょう。
実際に買ってみてつけてみたが全く機能性がなく、むしろ使いにくくなってしまった…という声もよく聞きます。せっかくリフォームするわけですから家にあったドアを選びたいですよね。
では風呂ドアの選び方について解説します。
使用者目線に立つ
ここでいう「使用者目線」は、お子さんやご高齢の方が家にいる場合に重視すべきでしょう。
お子さんやご高齢の方は風呂のちょっとした段差につまづいてしまうことがあります。特に、ご高齢の方がつまづいてしまうと骨折などの危険性があるためドアを交換した際には段差が出ないリフォームをする必要が出てきます。
実際に風呂を使う人の弊害にならないドアに交換しましょう。
掃除のしやすさ
掃除が行き届いていないと風呂ドアはどんどん劣化します。
湿気がたまりやすい風呂場ではカビが繁殖しやすいですし、掃除が行き届いていないとカビがどんどん繁殖しドアを蝕んでいきます。最近では、カビが生えにくいドアが販売されていますが、掃除のしやすさは考えておきべきでしょう。
できればカビが生えにくいドア+掃除がしやすい空間がベストです。
まとめ
風呂ドアは掃除をしないとどんどん劣化していき、10年も持たずに交換しなければならなくなるかもしれません。
リフォーム費用も安くありませんから交換するときには同じ轍を踏まないように掃除のしやすい空間を作り上げることを意識しましょう。段差が出るようであれば取り除くことも忘れずに。