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【外壁塗装】シーリングとコーキングの違いとは?~大和市で外壁塗装を検討中の方へ

コーキングとは壁同士の隙間を埋める為に充填剤を施工することです。
水の侵入を防いで外壁への負担を少なくし、建物が劣化しないよう防ぐ役割があります。
他にお風呂の中でいうと、壁や浴槽がぶつかってしまうのを防ぐクッションとしての効果や、建材を固定する目的として使われています。
ですが、コーキングと似た意味で用いられる「シーリング」という単語もあります。
この2つの単語には、どのような違いはあるのでしょうか?

この記事では、コーキングとシーリングの違いや種類や役割について紹介していきます。

 

コーキングとシーリングの違いとは?

実はコーキングとシーリングについて明確な違いはありません。同じ意味として用いられています。
コーキング材は先に説明したとおり水の侵入を防いだり、外壁の負担を軽減したりする役割があります。

シーリング材にも同じ役割があり、目地や隙間等を埋めて密封し、防水性もあり、役割としては変わらないものです。

また、コーキング材もシーリング材も、同じ材料を指すことがほとんどで、建築現場では同義語として扱われてます。つまりは「呼び方が違うだけ」という解釈でよいと思います。

 

コーキングの種類とは?

コーキングとシーリングに違いはないものの、材料にはいくつかの種類が存在します。
その種類によって建物に向き不向きがありますので、しっかりと理解しておくことが大切です。

 

■ウレタン系コーキング材■

耐久性が非常に優れたコーキング材です。こちらは外壁の施工に向いています。
硬化することで弾力性生まれゴムのような質感に変化し、特に外壁のクラック(ひび割れ)や目地に対して高い密封効果を発揮します。
しかし、紫外線には弱いので、日に当たるところに施工する場合は、必ず上から塗装をします。
また、完全に硬化するまでに長くて一週間ほどかかるので、乾燥の時にも紫外線に当たらないようにする必要があるので、少し手間がかかります。

 

■アクリル系コーキング材■

水性の素材から出来ているので、伸びが非常に良く作業しやすいことが特長です。
また、多少水分が感じられる箇所にでも施工できるというメリットもあります。
しかし、硬化するときに肉痩せし易く、耐久性や耐候性が少し低めというところが難点。
特に、陽の当たる所では短期間でクラック(ひび割れ)が発生してしまう事もあり、外壁への施工には不向きです。

 

■シリコン系コーキング材■

最も一般的に使われているコーキング剤がシリコン系です。
価格も安く、耐候性・耐久性・耐水性・耐熱性が非常に優れています。
しかし素材の性質上、充填後に表面から油が浮き出てくるので、上から塗装をしてもすぐに剥がれてしまう事があります。
その対策として専用のプライマーを使って施工すれば大丈夫な場合もありますが、基本的に外壁の塗装には向いていないコーキング剤です。

 

■変形シリコン系コーキング材■

変性シリコン系は硬化時間が早いというメリットがあり、外壁への使用に最適なコーキング材です。
シリコン系とは違って、上に塗装をしても剥がれることがありません。しかも、ウレタン系とは異なり、塗装しなくても強度が十分に得られます。
施工から30分くらいで表面を指で触れられるようになり、おおよそ1時間で塗装をできるほどまで硬化します。
完全硬化まで3日という短さなので、多くの業者が利用しています。
ただし、耐久性はシリコン系、密着性はウレタン系よりも劣ってしまうのと、他のシーリング材と比べて少し値段が高いことがデメリットとして挙げられます。

 

外壁のコーキング材、寿命はどれくらい?

コーキングが施されている場所やコーキング材の種類にもよりますが、外壁に使用されている場合の寿命は長くて10年、短いものでは5年程度と言われていて、そのタイミングでメンテナンスをした方が良いと言われています。
5年、10年で全ての箇所が劣化して雨水が侵入してきてしまうというわけではありませんが、特に日頃雨風に当たりやすい場所や陽が当たりやすい場所は、クラックが生じていくことが考えられます。

5年と聞くとまだ早いような気がするし、特に新築の場合だと綺麗な状態の家が殆んどだと思います。
しかし、実際に見えないところは寿命を迎えようとしているのです。
もし、10年間メンテナンスを一度もしていない方は、早めに専門の業者へ点検を依頼し、修理を検討されることをお勧めします。

 

コーキングの劣化症状

コーキングの劣化には、様々な症状があります。
どのような状態になったら修理が必要なのでしょう。

 

■経過を見る■

以下の状態は、すぐに修理が必要というほどではありませんが、劣化症状ではあるので、定期的に様子を見ていく必要があります。

硬化している→劣化の超初期症状

痩せ→コーキングが薄くなってきている

クラック→硬化が進むとクラック、亀裂が生じてきます

 

■修理が必要■

以下の症状がでてきたら、早急に業者へ点検を依頼して、修理も行ってください。

剥がれ→壁とコーキング材との間に隙間が出来てしまっている状態。これではコーキングの意味なしです。

破断→クラックの進行によって最終的にはコーキングが避けてしまいます。

欠落→経年劣化、もしくはプライマーの施工不足等が原因で、完全にシーリングが取れてしまった状態です。

 

 

● まとめ ●

お家を建ててからまだ一度もコーキングのメンテナンスを行ったことが無く、「まだ大丈夫!!」と思っている方。上記のような劣化症状を放置しておくと、大事なお住まいの劣化を早めてしまいます。手遅れになってしまう前に、早めのメンテナンスご検討ください。

マルセイテックでは、外壁の点検・お見積りは無料で行っております。
どうぞお気軽にお問合せください。

 

 

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