【外壁塗装】モルタル外壁の劣化症状とメンテナンス時期について解説します!
ここのところ連日モルタル外壁について解説しておりますが、今回はモルタル壁の劣化症状・メンテナンスについて書いていきたいと思います。
モルタル外壁の耐用年数は30年!と言われています・・・・が、なんと!定期的にメンテナンスを行うと30年以上持つほど高耐久な建材なのです。
定期的なメンテナンス・・・いったいどれくらいの頻度でその程度行えばよいのでしょうか?
基本的にモルタル外壁メンテナンス時期の目安は、新築住宅の場合は5年~10年、メンテナンス後の住宅では10年~15年と言われています。
何故、新築とメンテナンス後とで差があるのでしょう??
それは、建物毎の仕様塗料・建物の立地により劣化症状が異なってくるからです。
例えばですが、シリコン塗料より耐用年数が長いフッ素塗料仕様の外壁の方がいます。
その方は20年程度は劣化が発生しない場合があります。
また、シリコン塗料でも紫外線を多く受けやすい立地の場合は、10年より短いスパンでのメンテナンスが必要になることもあります。
その為、適切なメンテナンスのタイミングはというと、モルタル壁の劣化状況で判断することになるのです。
では、どのような劣化症状が現れたらメンテナンスのタイミングなのでしょう??
モルタル外壁の劣化サインはこれ!!
モルタル外壁の代表的な劣化症状を下記にご紹介します。
ご自宅のモルタル外壁を見る・触る等してみて、これらの劣化症状いずれかに該当する場合、メンテナンスの時期が来ています。
細いヘアークラック(ひび割れ)、チョーキング、コケ・カビ、塗膜の膨れはすぐにメンテを!!と、対応しなければならないという事はありませんが、そのまま放置しておくと劣化は進んでしまいます。
大きなひび割れが起きていたら雨水が建物内部に侵入する可能性があるので、早急に業者に対応を依頼してください。
①チョーキング現象
外壁を触ると手に白い粉が付いてしまう現象がチョーキングです。
チョーキングが発生していると、塗膜の防水性が著しく低下しているので、外壁が水分を吸収してカビ蓄積・広がる可能性が高くなります。
この症状がみられたら、洗浄を行った上から塗装をする必要があります。
②ヘアークラック
ひびの幅が0.2mm~0.3mm以下の細く浅いひび割れの事をヘアークラックと言います。
ひび割れは雨水が浸入し、後に構造部分の腐食や雨漏りを引き起こす可能性がある為、いくら細いヘアークラックでも、塗装だけでなく下塗り剤による刷り込み工程(補修)が必要となります。
修繕に強い微弾性フィラーなどの下塗り剤を使って、クラックの中に刷り込んでいきます。
③塗膜の腫れ
ヘアークラックが発生した場合は、雨水の侵入、直射日光による蓄熱・熱収縮、壁に含まれる湿気が原因となって膨れが生じることがあります。
塗膜の膨れは、塗膜の保護・美観性が機能しなくなってきたといえますので、塗膜の膨れを除去する再塗装が必要です。
➃構造クラック
幅が0.3mm以上、深さ5mm以上ある大きなクラックの事を構造クラックと呼びます。
そのまま放置しておくと基礎が低下し、建物を支えられなくなる可能性があります。
ヘアークラックよりも劣化が進行している状態のため、早急に弾力性の高いコーキング剤でクラックを埋める補修が必要となります。
➄剥がれ
外部からの衝撃や、寒暖差によるモルタル壁の熱伸縮によって剥がれは生じてしまいます。
具体的に言うとクラックからの浸水からモルタルが脆弱化してしまい、内部のラス網・鉄筋が錆びて膨張する事で発生します。
剥がれは建物の寿命に大きく影響をしてくるので、緊急で補修工事を行う必要があります。
◎ まとめ ◎
今回は、モルタル外壁の劣化症状とメンテナンス時期について解説いたしました。
モルタル外壁で劣化症状が見られたら、なるべく早めにメンテナンスをして、もともとの高耐久な外壁へと蘇らせる事が大切です。
意匠性の高い、耐久性抜群の外壁。
いつまでも快適なお住まいでいたいですよね。
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