【屋根葺き替え①】特長・工事費用・補助金制度について詳しく解説!
屋根リフォームには「屋根葺き替え工事」、「屋根重ね葺き工事(カバー工法)」、「屋根塗装」、「棟板金の交換」、「漆喰補修」などがあります。
毎日私達を風や雨から守ってくれる屋根は、適切なタイミングで葺き替えを行うことが重要です。
でも屋根工事業者に問い合わせをしたら、そのまま契約されるかもしれないから怖くて聞けない・・・という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、屋根葺き替え工事の特長、費用相場、屋根リフォームで利用できる補助金制度について、様々な角度からご紹介します。
◎屋根葺き替え工事とは
既存の屋根材を剥がして、新しい屋根材に交換することを「屋根葺き替え工事」と言います。
表面の屋根材を全て撤去したあと、その下にある「防水シート(ルーフィング)」や「野地板」も交換・補修し、新しい屋根材を葺きます。
屋根工事としてはもっとも大掛かりなものになりますが、酷い劣化や雨漏りなどの屋根トラブルを根本的に解消することが出来ます。
◎屋根葺き替え工事の相場
屋根の面積や既存の屋根材、新しく葺き替える屋根材の金額によって金額は異なりますが、おおよその予算感として確認しておくと良いでしょう。
a)瓦
・瓦交換:100~260万円
・瓦からスレート:70~200万円
・瓦からガルバリウム:80~210万円
b)スレート・カラーベスト・コロニアル
・スレート交換:70~200万円
・スレートからガルバリム:90~200万円
c)セメント瓦
・セメント瓦から日本瓦・洋瓦:100~250万円
・セメント瓦からスレート:98~260万円
・セメント瓦からガルバリウム:80~200万円
◎屋根葺き替え工事の工事期間
屋根葺き替え工事は、一般的に6~15日程度となります。
日本瓦の場合は工事日数がかかる傾向にあるため、スケジュールを組むときは注意が必要です。
工事期間中は、ご自宅の駐車スペースが使えなくなる場合もあります。
その間の駐車場は月極契約にするのか、コインパーキングにするのかなども考える必要がありますので、施工会社に確認をすると良いでしょう。
◎屋根葺き替え工事で使える補助金制度について
屋根工事は足場を設置する必要がありますので、どうしても高額になってしまいます。
活用できる補助金制度があれば、使いたいですよね。
原則として、瓦屋根からガルバリウム鋼板への葺き替えなど『耐震対策の1つとして屋根の軽量化を図る』という場合は、耐震リフォーム補助金制度の対象になる場合が多いです。
また屋根葺き替え工事によって『建物の断熱性が向上する』という場合は、省エネリフォーム補助金が適用されることもあります。
お住まいの場所によって市町村単位や県単位など補助金制度があると思いますので、調べてみるのも良いでしょう。
なお、補助金を利用して屋根葺き替え工事をする場合は、工事前の申請が必須です。
◎建築確認申請は必要か?必要でないか?
延べ面積が500㎡以下、2階建て以下の木造住宅の場合(第4号建築物)は、一般的に確認申請は必要ありません。
アパートなどの共同住宅、3階以上の木造住宅、2階建て以上の非木造住宅(第1~3号建築物)は、屋根面積の1/2以上のリフォームをする際は確認申請が必要な場合があります。
お住まいの地域によってその基準が異なる可能性もありますので、建築確認申請に詳しいリフォーム会社やお住まいの地域の役所担当窓口に確認しておくと安心です。
◎まとめ
いかがでしたか?
屋根工事の中でも葺き替え工事は、工事内容も工事費用も大掛かりなものになります。
屋根の傷み具合、あとどれくらい今の家で暮らして行くのかなど、しっかりとライフプランと予算の計画を立てましょう。