ブログ


【外壁塗装】塩害対策③ 家の外壁を塩害から守るには~メンテナンス方法~

海沿いで暮らすには、塩害の対策が欠かせないですよね。

住宅や庭の植物に塩分がついてしまうこともそうですが、自転車や自動車、洗濯物などにも塩の影響はあります。

それでも「海の見える家」はとても憧れるものです。

もう既にお住まいの方、海の近くへの引っ越しを検討されている方に向けて、今回は塩害対策(メンテナンス)について解説していきます。

 

まずは、塩害のメカニズムと塩害を受けにくい素材についておさらいです。

【外壁塗装】塩害対策① 家の外壁を塩害から守るには~塩害のメカニズムについて~ はこちら

【外壁塗装】塩害対策② 家の外壁を塩害から守るには~塩害を受けにくい素材とは~ はこちら

 

 

 

塩害の暮らしへの影響

塩害は、建物の劣化や汚れだけでなく、日々の暮らしで使うものにも影響を与えます。

たとえば、外に干した洗濯物。

塩がついてべたつき、洗い上がりがすっきりとしません

また、庭に植えてある植物、ベランダの植木鉢、といった植物へも影響します。

これらは塩害によって枯れてしまうこともあります。

 

さらに、自転車や自動車など、外に置いているものが金属製であれば、それらも劣化を速めます。

エアコンの室外機や外に設置される給湯器、換気扇なども同じことです。

塩の影響で錆びやすくなるでしょう。

 

 

 

暮らしの中でできる塩害対策

海沿いでの快適な暮らしを維持するためには、定期的なメンテナンス、お手入れが必要不可欠となります。

風に乗ってやってくる塩を避けることは、どうしてもできません。

まめに清掃や手入れをすることで、被害を減らすことは可能です。

 

窓や外壁などにつく塩は定期的に水洗いをして落としておくことが大切です。

塩分が完全に乾く前に、水をたっぷりとかけることで落とすことができます。

植物には風の強かった日に水をたっぷりとやると塩分を洗い流せます。

外干しの洗濯物がどうしても気になる方は、海からの風向きなども考えて乾燥機を用いたり、室内干しにすると良いでしょう。

 

換気扇や室外機はその性質上、外気を取り込むことがあります。

その際、塩分を含んだ空気まで吸い込んでしまうため、放置すると機器の劣化につながってしまいます。

塩害地域で換気扇や室外機を設置する際には、できるだけ海とは逆方向に向けて設置するようにしましょう。

 

最近では、塩害使用の室外機なども発売されています。

まだ設置していない方や買い替えの予定のある方は、一度検討してみるのも良いと思います。

 

 

 

外壁の塩害対策

①外壁材を見直す(外壁の張替え)

今度は大事なお住まいに向けての塩害対策についてご紹介します。

まずは外壁の塩害対策です。

外壁の種類について詳しく見ていきましょう。

 

外壁自体を耐塩性・耐久性の高いものに取り替えることによって、より塩害に強い建物になります。

外壁材の種類は一般的に、金属系サイディングや窒素系サイディング、樹脂サイディング、ガルバリウム網板などがあります。

金属系サイディングは錆びやすいため、あまり海沿いの建物では使われません。

比較的塩害に強いものとしては、酸化も腐食も起こりにくい塩化ビニル樹脂製の「樹脂系サイディング」が、塩害対策としておすすめの素材です。

樹脂系サイディングはビス固定でき、コーキング剤での固定は不要です。

なのでコーキング代がかからず、メンテナンス費用を抑えることができます。

また、樹脂系サイディング自体に最初から顔料が加えられていることが多いので、色落ちがしにくいのも良いところです。

ですが、見た目がちょっとシンプルすぎて、デザイン性を重視する場合は不向きかもしれません。

塩害を受けてしまいそうな地域にお住まいの方、また住む予定のある方は、外壁の素材から考えてみてはいかがでしょうか。

 

外壁を塩害に強い素材に交換する以外にも、対策する方法はまだまだあります。

内装や外装を守る海辺の家ならではの対策をしっかり知っておきましょう。

 

②塗装の塗り替え

塩害地域に住んでいる場合は、外壁の塗装も比較的劣化しやすくなっているため、通常よりも数年早く剥がれてしまうことがあります。

そのため、こまめな塗り替えが必要となります。

この時に耐塩性や耐候性のある塗料を使用することで塩害への対策ができるのです。

 

塩害対策としてのおすすめ塗料は、「フッ素系塗料」や「変性無機系塗料」などです。

これらの塗料は、一般的なエポキシ樹脂系の塗料、ウレタン塗料やシリコン塗料と比べ、緻密な被膜を形成することが特長です。

その細かな樹脂被膜によって、塩害や紫外線などから建物を守ります。

これらの塗料は耐久性や耐候性が非常に優れていますが、その分値段も高額です。

 

また、外壁面を塗装する場合、雨戸やサッシなどの金属製の部分にも、同時に塗装することをお勧めします。

なぜなら、外壁部分と金属サッシなどの付帯部に塗料の耐久性に差があると、付帯部のほうが先に劣化してしまうことがあるからです。

金属部分におすすめの塗料も、外壁面と同じくフッ素系や変性無機系の塗料です。

 

 

 

◎ まとめ ◎

塩害は知らず知らずのうちに進行し、大切な家の劣化を引き起こしてしまいます。

そうなってしまう前に外壁塗装などのメンテナンスを行うことが必要不可欠です。

家の寿命を長く保つためにも、塩害対策は専門の業者に相談することを強くおすすめします。

専門業者であれば、金属塗装面の脱脂処理や、高い技術でしか出来ない作業によって、より長持ちで美しい塗装が叶えられるはずです。

無料

LINE限定!! 修繕費価格を見積り
シミュレーション

  • お友達に追加する

    STEP01

    お友達に
    追加する

  • アンケートの入力

    STEP02

    アンケート
    の入力

  • シミュレーションスタート!

    STEP03

    シミュレーション
    スタート!

うちなら、
いくらになる?

建物面積や階数などの情報入力で即時見積り!
今すぐ簡単おともだち登録はこちらから!

CLOSE