外壁が白すぎたときの対処法はある?白い外壁のメリット・デメリットとともに解説!!
外壁が白すぎたときの対処法はある?白い外壁のメリット・デメリットとともに解説!!
外壁の色のバリエーションは豊富ですが、シンプルな白の外壁はさまざまなよい効果をもたらします。しかし、完成した外壁が「白すぎた」と感じてしまうこともあるようです。
今回は、外壁が白すぎた場合に生じるデメリットや、対処法を解説します。また、白すぎる外壁にならないためのポイントも紹介していますので、白色の外壁を検討中の方はぜひご一読ください。
■白すぎた場合も大丈夫?白い外壁のメリット■
外壁が白すぎた場合も、白色の外壁が持つよいメリットがなくなることはありません。まずは、白い外壁にどのようなメリットがあるのかを確認しましょう。
明るい印象になる
白は日光を反射し、家全体を明るい印象に魅せてくれます。最近はダーク系の色が混ざった落ち着いた外壁も人気ですが、スタンダードな白は、周囲から浮くことなく輝きや個性を発揮できます。
爽やかで清潔感がある
白は見ていてストレスを感じる人が少ない、爽やかな色でもあります。また、清潔感の象徴ともいえるカラーなので、白い外壁の家は見る人に「美しさ」も与えるでしょう。開放感や軽やかさもあり、家が大きく見えるのも魅力です。
さまざまな色と組み合わせやすい
外壁を単色ではなく、ツートンカラーで塗り分けるのは人気のデザインの1つですが、どの色とも相性がよく組み合わせやすいのも、白が持つメリットです。暖色系・寒色系のどちらとも調和しやすく、白色の持つ洗練されたイメージを保ちながら、もう1色のよさも引き出せるでしょう。
■外壁が白すぎたときに生じるデメリット■
「白」といっても、クリーム系の色が混ざった白や寒色の混ざった白など、種類は豊富です。数ある白から「白すぎる白色」を選んでしまうと、どのようなデメリットが生じるのでしょうか。
汚れや経年劣化が目立ちやすい
白はいろいろな汚れが目立ちやすい色なので、白すぎると泥や排気ガス、苔などのほか、雨やものがぶつかった跡もわかってしまいます。また、経年劣化によって白色が褪せてくると、清潔感がなくなってきますし、ひび割れが起これば住宅が古びたような印象になります。
日光が反射してまぶしい
白は反射率の高い色なので、屋内の温度が上がりにくいのがメリットです。しかし、反対に外では光を反射しているぶん、まぶしく感じてしまいます。特に、白すぎる外壁は反射率がより高まるため、ギラギラして近隣の人や通行人が快く思わない可能性もあります。
近隣トラブルになる可能性もゼロではない
隣家が近いと、白すぎることで生じる反射がトラブルにつながるかもしれません。奇抜な外壁の色が、「景観を損ねる」などの理由から近隣住民から反感を買うケースだけでなく、シンプルな白色でも、度が過ぎると周囲の迷惑になる可能性があることも、覚えておきましょう。
■白すぎる外壁は塗料で汚れ対策を■
白すぎる外壁の最大の問題は、やはり汚れが目立つことでしょう。デメリットを低減させるためにも、白すぎない外壁にするのがベストですが、「純白に近い外壁が理想!」という場合は、塗料選びによって汚れ対策ができます。
低汚染型塗料
低汚染型塗料は、外壁の表面に水蒸気の膜を作るもので、雨水によって汚れが洗い流されます。カビや藻などの繁殖も防止できるので、緑系の汚れ対策にもなります。塗料そのものが丈夫で、塗膜が長持ちしやすいのもメリットです。
光触媒塗料
光触媒塗料は太陽光によって汚れを分解し、雨水で洗い流す性質を持っています。日光がよく当たる場所は、光触媒塗料を使用するとセルフクリーニングで美しさが保てます。しかし、日光や雨が当たりにくいと、塗料が持つ効果を発揮できません。また、鳥の糞にはこの機能が発揮されないのも、注意したいポイントです。
グレードの高い塗料
機能性の高いフッ素塗料や無機塗料は、白い外壁でも汚れを抑えて美しい状態を長く保てます。これらは複数ある塗料のなかで最もグレードが高く、耐用年数も長いです。耐用年数が短く安価な、アクリルやウレタンなどの塗料と比べると費用は高価になりますが、美しい白色を長くキープでき、塗り直しの回数が少なく済みます。
定期的なメンテナンスも重要!
塗料によってメンテナンスの頻度は異なりますが、一般的な塗料を使用する場合は、10年に1度はメンテナンスをするとよいでしょう。また、どのような塗料を使っていても、汚れが目立ってしまうことはあります。メンテナンスの合間には、数年に一度、高圧洗浄のようなクリーニングをすると、外壁の美しさを保ちやすいです。
■外壁が「白すぎた」とならないためのポイント■
真っ白な外壁を希望して塗装する人ももちろんいますが、なかには「思ったより白すぎた」と、塗装後にその白さに驚くケースもあります。外壁が予想以上に「白すぎた」とならないためには、どのようなポイントに注意すればよいのでしょうか。
大きな色見本で確認する
色は、塗る面積が広くなるほど明るく見える性質があるので、小さな色見本で見た色と、実際に外壁に塗った色のイメージが異なるということは少なくありません。外壁の色見本は、カタログのような小さなものではなく、できるだけ大きなもので確認しましょう。可能であれば、実際に使用したいメーカの塗料・色を、外壁と同じ素材に塗ってもらうのがベストです。
ほかの色が混ざった白色を選ぶ
外壁全体を白にしたい場合は、ほかの色を少し混ぜるのがおすすめです。アイボリーやクリーム色を少し加えるだけで、柔らかで落ち着いた印象になります。青みがかった白色も、涼しげで爽やかな印象を強めてくれるでしょう。
ツートンカラーの外壁にする
白とほかの色のツートンカラーにするのも、白すぎる外壁にしないための1つの方法です。白はどのような色とも相性がよいので、好きな色と組み合わせるのもよいでしょう。白っぽくまとめたいなら、アイボリーやクリーム色をはじめとした薄い暖色、はっきりと2つの色の個性を出したいならビビッドカラーや寒色を選ぶなど、さまざまな組み合わせをシミュレーションして、ベストなものを選んでください。
アクセントとなるパーツも活用する
窓枠や雨どいなど、アクセントとなるパーツを活用するのもおすすめです。全体を白にしても、アクセントとなる部分の色を工夫すると、「白すぎる」「まぶしい」という印象を緩和できます。白の専有面積が多い箇所には、タイルを使ってワンポイント加えるのもよいでしょう。ツートンカラーの場合は、白ではないほうの色に合わせてパーツの色も決定すると、全体的な調和が取れます。
業者の塗装実績・経験もチェック!
依頼する業者の塗装実績も、重視したいポイントです。経験豊富な業者なら、事前のシミュレーションや色見本の提示などから、白すぎる外壁にならないような工夫をしてくれます。依頼主のイメージにできるだけ近い色で塗装してくれるだけでなく、仕上がりがより美しくなり、アフターケアでよい状態を保ちやすいです。
■外壁が「白すぎた」と感じたら、汚れや劣化対策できれいを保とう!■
外壁塗装の人気カラーの1つである白色は、一歩間違うと「白すぎた」と後悔してしまう可能性があります。白すぎる外壁や汚れや光の反射といったトラブルの原因になることもあり、また、仕上がりがイメージと違うと感じやすいです。事前の確認や塗装の工夫で、白すぎる外壁を回避できるので、理想の外壁を実現するためにも、業者選びは怠らないようにしましょう。
弊社もお客様と密なコミュニケーションを取り、美しい白色の外壁に仕上げるために尽力しております。
「白い外壁に憧れている」という方はもちろん、外壁の色選びで迷っている方も、ぜひ一度ご相談ください。
前の記事へ
« 緑の屋根に合う壁の色は?おすすめポイントを解説!