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トタン屋根は強風に弱い?!トタン屋根の性質・メリット・デメリットについて解説します!

施工がしやすく、しかも安いという事から日本の住宅に普及したトタン屋根。

最近は、トタンよりも耐候性の良いガルバリウムが主流になってきているので、新築する際には使われる事も少なくなりました。ですが、トタンで出来ている建物や倉庫はまだまだ多く見かけますよね。

 

トタンの屋根は皆様ご存じのとおり傷やサビができやすく、こまめなメンテナンスが必要な屋根材です。

トタン屋根をリフォーム・修理する場合、どのタイミングで実施すればいいのか分からない方も多いのではと思います。

 

トタンの屋根は劣化の症状によって最適なリフォームのタイミング・工法が分かります。

リフォームを検討されている方は、是非こちらの記事を参考にしてください。

 

 

トタン屋根とは

トタン屋根とは、住宅や倉庫等に多く使われている金属屋根の一つです。
トタンは鋼板を亜鉛でメッキしたもので、その亜鉛のおかげで通常の鋼板より錆びづらいという特長があります。
トタン屋根に関しての本来の名称は「亜鉛めっき鋼板葺き」といいます。
 
日本では戦後に普及。
それまで一般的だった日本瓦に比べると安価であり、しかも施工期間も短かったので、1950年代には多くの一般住宅の屋根材として使用されてきました。
現在、トタン屋根での住宅は見かけなくなってきましたが、雪に強い性質であることから北海道や東北等雪国の住宅には変わらず採用されています。
 

一般的な屋根材であるスレート(コロニアル)瓦や日本瓦(粘土瓦)等と比較すると、トタンなどの金属屋根材は大変軽量です。陶器瓦とトタン屋根で重さを比較すると、なんと1/10以下の軽さになります。
また、トタン=錆びという印象があると思いますが、錆びにくくするためにメッキ加工をされています。

ですが、日ごろ雨や紫外線の影響を直に受けている場所ですので、劣化を免れることはできず、定期的に塗装をしていく必要があります。

 

トタン屋根のメリット

■施工費が安い

最大のメリットは、工事にかかる費用が安いことです。
材料費や施工費は1平方メートル当たり4,500円ほどが相場で、金属製の屋根材の中でも特に安価です。
材料費だけではなく、施工が簡単なことから人件費も少なく済むので、工期が短く、コストを抑えたい方や早めの仕上がりをご希望の方には魅力的な屋根材といえます。
 

■軽量

他の屋根材に比べかなり軽く、トタンを葺くことで建物への負担が少なくなります。
先にも記述しましたが、日本瓦の重量と比べると10分の1程度しかありません。
屋根が軽量なので耐震性が高く、大きな地震や風災が起きても、建物に負担がかかりにくいです。
 

■雨漏りしにくい

トタン屋根は継ぎ目が少ないので、スレート瓦や日本瓦等の屋根材に比べ雨漏りしにくいです。
また、雪が積もっても雪解け水で雨漏りする事もないので、雪国では重宝する屋根材でもあります。
 

トタン屋根のデメリット

■断熱性が劣る

断熱性が低くいことから、夏場は大変暑くなります。
トタン屋根は鋼板ですので外部からの熱を通しやすく、その影響で室内の温度が上がります。
エアコンを多く使うことになりますので、光熱費が高くなる可能性があります。
 

■錆びが発生しやすい

トタン屋根メッキで加工してあるのですが、物質上サビや傷ができやすいです。
原材料が鉄なので、表面のメッキや塗装に傷ができてしまうと、そこから錆びが発生してしまいます。
どこかで錆びができてしまうと一気に屋根全体に広がりますので、早急にメンテナンスを行う必要があります。
 

■雨音が響く

トタン屋根は遮音性が低くいので雨音が大きいです。
トタン屋根に限らずですが金属屋根材は比較的薄い素材で出来ているので、雨音が室内に反響しやすくなります。
遮音性シートを屋根の下に敷くと外部の音が反響しにくくなります。
 

■耐用年数が短い

トタン屋根の耐用年数は、10〜15年ですので他の屋根材に比べると短いです。
耐用年数が短いと、塗装や錆び除去等のメンテナンスを何度も行う必要があります。
 

トタン屋根は強風に弱い?

台風など風災のニュースをデレビで見ていると、トタン屋根が風で吹き飛ばされている様子が流れたりしますよね。この映像が印象的すぎて「トタンの屋根は風に弱い」と思われている方も多いのではないでしょうか。

それは誤解です。トタン屋根は、決して風に弱い建材ではありません。
トタン屋根だから飛んでしまう、というのではなく「トタン屋根の家(倉庫)は、屋根材が強風で飛んでしまうぐらい古い家が多い」という方が正解です。

戦後まもなく活躍した素材のトタンは、建築から年数が建っている家屋に多いものです。
その為、下地の木材が緩くなってきていて打ってある釘も抜けやすく、強風でトタンごと飛んでしまう家が多くみ見られるわけです。

 

◎ まとめ ◎

いかがでしたか?トタン屋根の性質、メリット・デメリットについて解説して参りました。
トタン屋根は、安価でいて施工にも時間がかからず、軽量な性質は建物への負担が少ないといったメリットがあります。しかし、傷ができやすく錆びやすいというデメリットがありますので、まめにメンテナンスを行う必要があったりとデメリットも多い屋根材です。トタン屋根はこのようなデメリットが目立つので、近年では利用する住宅が少なくなっていますが、メンテナンスやリフォームを行うことで、トタン屋根の寿命をグンと延ばす事もできます。
次回はトタン屋根のリフォーム、メンテナンスについて解説していきます。

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