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屋根塗装や外壁塗装の下塗りで使うシーラーには種類があります!

先日、外壁塗装や屋根塗装の下地処理(下塗り)で使用するシーラーについて解説しました。

プライマーやフィラーとの違いについても解説させていただきましたが、今回はシーラーの種類について徹底解説!

 

 

【外壁塗装】塗装の下地シーラーとは?プライマーやフィラーとの違いを徹底解説!

https://marusei-tech.net/塗料の専門知識/11513/

 

①シーラーの種類

シーラーには水性タイプと油性タイプがあって、それぞれ機能性の違う種類があります。

 

水性タイプのシーラー

 

水性タイプは下地に浸透した後、シーラーの水分が蒸発し塗膜を作ります。

劣化が酷い下地の場合は吸収性が高くなり浸透性が悪く、補強の効果も低くなるようです。
その為、水性タイプのシーラーは劣化が少ない下地への使用に向いています。

また、臭いが少ない為、室内の塗装にも適しているのが良いところです。

 

塗装工事を行う時、シーラーと同じタイプの上塗り塗料を使うのが基本となっていて、水性タイプのシーラーの場合は、上塗り塗料も水性塗料を使用するといった考えが一般的です。

ただし、商品によっては油性塗料が使えるといった場合もあります。

 

油性タイプのシーラー

油性タイプのシーラーは溶剤シーラーとも呼ばれていて、シーラーに含まれている溶剤が揮発し塗膜を作ります。
水性タイプよりも臭いが強いのですが、浸透性が高くて補強効果も優れています。

そのような性質から劣化の激しい塗装面に向いていて、乾燥時間も短いのがメリットです。

 

 

②様々な機能性のシーラー

◆ヤニ止めシーラー

タバコのヤニ・雨染みなどの「シミ」を抑えるシーラーをヤニ止めシーラーと言います。

内壁・天井の塗替えに使用する下塗り塗料のことで、浸透性や固着性に大変優れています。

様々な下地に使用ができ、塗料メーカーによって「透明タイプ」と「ホワイトタイプ」があります。

 

◆カチオンシーラー

外壁と内壁に使用できる下地塗料です。

種類には薄い塗膜を作る「造膜型」と、下地の内部に浸透する「浸透型」があります。

カチオンシーラーにも「透明タイプ」と「ホワイトタイプ」があり、密着性・浸透性・経済性に優れているので適用できる範囲が広いという事がメリットです。

ただし、強溶剤型塗料の上塗り塗料は使うことはできません。

 

◆コンクリート強化シーラー

コンクリートやモルタルの表面を固め、補強しながら塗料の吸い込みを抑える下地塗料です。

耐久性に優れていて粉塵や埃の発生を防ぎます。

 

 

③シーラーの使用がマストな理由

シーラーを使用しないで、中塗り・上塗り塗料を施してしまうと、せっかく機能性や耐久性の優れている上塗り塗料を使ったとしても、その塗料の性能が十分に発揮されない場合があります。

具体的に言うと、以下のような問題が起こる可能性があります。

①塗りムラがでる

②仕上げ(中塗り・上塗り)塗料が下地に吸い込まれ無駄になってしまう
③上塗り塗料と塗装面の密着力が低下し、剥がれの原因になる

 

これらの問題を起こさない為にも、塗装でシーラーが必要な場所にはしっかり塗り、下地を整えることが大切です。

 

 

◎ まとめ ◎

▪シーラーとは、塗装工事に使用される下塗り塗料の事。
▪シーラーには、塗装面との密着性を高める・上塗り塗料の吸い込みをおさえる・下地を補強するといった役割がある。
▪水性タイプと油性タイプがある。
▪それぞれ機能性の違うシーラーが存在しているので、下地や上塗り塗料と合うものを選ぶことが大事。

 

外壁や屋根の塗装工事では、下地の調整から施工することが大変重要です。

下地調整がしっかりとできていないと、見た目は綺麗な仕上がりになっていても、上塗り塗料の良い機能が発揮できないことで耐久性に影響してくる可能性が高くなります。

 

 

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