【外壁塗装】外壁塗装中のエアコン室外機~隙間は塗装できるの?~
外壁の塗替えをする際、既にそこで生活をしているわけですから、エアコンの室外機や給湯器などが外壁面に沿って設置されていると思います。
そこでふと、疑問に感じませんか?
ざっくりと言えば、『外壁塗装をする時、室外機はどうなるんだろう?』ではないでしょうか。
室外機周りの外壁塗装の方法としては『室外機を養生してから周辺を塗装する方法』と、『室外機を取り外してから漏れなく塗装する方法』の2つがあります。
せっかく外壁塗装を行うのであれば、塗り残しなくしっかりと塗装を行って欲しいと思うのは当然のことですよね。
ですが、どちらもメリットがあればデメリットもあります。
そこで今回は、外壁塗装中の、エアコン室外機の取り扱いについて解説します。
◎室外機に養生をして塗装する場合
一般的に多いのは、室外機に養生をして塗装をするという方法でしょう。
こちらであれば、塗装中でもエアコンの使用が出来るからです。
外壁塗装を行う塗装職人は塗装についてはプロですが、室外機の取り外しに伴う電源工事には『電気工事士』の資格が必要になります。
電源工事を伴わない室外機の取り外しであれば特別な資格は必要ありませんので、塗装職人でも十分対応が可能です。
ですが本来塗装職人にとって室外機の取り外しは専門外の対応となりますので、知識も経験もないまま安易に取り外しを行えば、当然ですがミスが生じる可能性が高くなってしまいます。
特に最近の戸建て住宅では、外壁材にアンカービスで直接室外機が取り付けられている場合もあり、無理をすると力加減によっては壁を貫通してしまうというリスクもあります。
養生をする際は室外機カバーで室外機本体を養生し、電源やホースなどには養生シートを被せたり、養生テープを巻き付けたりします。
ここで、『室外機の裏側などはどうしても塗り残しが発生してしまうのではないか』と不安に感じる方もいるかもしれません。
例えば可能な範囲で室外機を前方に移動したり、ホースを横に移動したりして、ローラーや刷毛などの道具を使い、極力塗り残しのないよう塗装をしています。
しかし、どう頑張っても刷毛が入らないような狭いスペースは塗り残しとなってしまうでしょう。
この『どうしても生じてしまった塗り残し』については、室外機の裏側や隙間になりますので、目立つことは殆どありません。
◎室外機を取り外して塗装する場合
塗り残しなく綺麗に外壁塗装を行いたいという考えがあったり、外壁塗装のタイミングでエアコンを新しく購入する予定があったり、外壁塗装のタイミングでエアコンを新しく購入する予定があったりする方は、室外機を取り外して塗装をするという方法を選択されるでしょう。
こちらは、外壁塗装中のエアコン使用は出来ません。
上記でもお話した通り、電源工事が伴う場合は電気工事士の資格が必須になります。
外壁塗装を依頼した業者に電気工事士の資格保有者が在籍していれば対応してもらえるでしょうが、そうでなければエアコン故障のリスクがあるため、応じてくれない業者もあります。
その場合はエアコンを取り付けてくれた業者に依頼すると、故障リスクを少なくすることが出来るでしょう。
また、室外機の取り外しや塗装後の再設置には、別途費用が発生することになります。
エアコン本体と室外機の取り付け位置によっては割高になってしまいますので、注意が必要です。
◎おすすめはどっちなのか?
理想で考えれば、室外機やホースを取り外しての外壁塗装の方が塗り残しもなく、綺麗に塗装してもらうことが可能です。
ですが追加で発生するかもしれない料金的な問題や、電気屋さんを自分で手配しなくてはならないといった手間もありますので、室外機に養生を掛けての塗装を選択する人が多くなっています。
それぞれのメリット・デメリットを総合的に考えると、養生を掛けての塗装をオススメします。
◎まとめ
エアコンの室外機は1基ではなく、複数基あるという場合が多いと思います。
塗装に掛かる全体の費用や、取り付けられている位置によっても、依頼した塗装業者によって対応の仕方に差が出てくることもあるでしょう。
外壁塗装を行う際は、どこまで塗装をしてもらうことが可能なのか?塗り残しの箇所は発生するのか?など、事前に確認しておくことも重要なポイントになります。
また室外機やホース、ホースカバーの塗装に関してですが、劣化具合によっては交換しなくてはなりませんが、対応してる業者がほとんどですので、細部までこだわりたい方は相談してみましょう。
可能な範囲で室外機を移動して養生をかけた状態での外壁塗装と、室外機を取り外した状態での外壁塗装。
どちらを選択するにしても、納得と満足のいく外壁塗装工事にしたいですよね。