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職人の作業服「ニッカポッカ」の意外な機能性を紹介!

建設現場などで働く鳶職人がはいている特徴的な形をしたズボンを、一般的に「ニッカポッカ」と呼びます。

そもそもなぜ鳶職人はあのズボンを履いているのでしょう?

今回は「ニッカポッカ」の基礎知識、意外な機能性について解説いたします。

 

 

ニッカポッカの歴史

日本では「ニッカポッカ」という名称が広く知られていますが、英語では「Knickerbockers」と表記されるため、「ニッカーボッカーズ」と呼ぶのが正確です。

ニッカポッカ」とは、ニッカーボッカーズの略したものと考えられます。

 

起源はオランダの子供用ズボンだったと言われています。

オランダからアメリカへ渡った移民が着用していて広まり、現在でも英語でニッカーボッカーズ(Knickerbocker)といえばオランダ人移民のことを指します。

 

 

ニッカーボッカーズは、長さがひざ下までで裾がくくられているため、裾が邪魔にならず、野球やゴルフ、乗馬などのスポーツウェアとして用いられて、日本でも各スポーツ用に着用され、また軍服としても採用されていました。

のちに工事現場の作業着としても動きやすいということで使用されて定着したようです。

また、もともと江戸時代の鳶職人がはいていた股引、あるいは忍者や行者がはいていた、膨らみがあって裾を絞った着物が原型ではないか、という説もあります。

いずれにしろ現在では現場作業者の中でもとくに鳶職人がこの「ニッカポッカ」、もしくは「ニッカポッカ」に似た鳶用のズボンを「鳶服」として愛用しています。

 

 

 

鳶職人が「ニッカポッカ」をはく理由

ではなぜ鳶職人は「ニッカポッカ」をはくのでしょう?

「ニッカポッカ」は鳶職にとって以下のような欠かせない機能を持っています。

 

① 足を動かしやすい

高いところで足を高く上げたり、膝を曲げたりして作業することが多い鳶職では、足がズボンに引っ掛かってスムーズに動かないことがあるのは致命的です。

「ニッカポッカ」は十分な余裕があるため足にまとわりつかなくて動かしやすく、立ったり座ったりの作業も楽で、大きく足を広げて踏ん張った時にズボンがひきつれたりもしません。

また、足首部分が締まっている事で裾が引っ掛かる事もありません。

 

 

 

② 高所でバランスをとりやすい

高いところを歩くときにバランスを取るのにも、ダボダボ部分が役に立ちます。

綱渡りをしている人が、長い棒を横にした状態で持って行っているのを見たことがある方も、多いかもしれません。

高所では、この棒のような「バランサー」があるとバランスを取りやすく、建設現場などでは転落事故を予防できます。

「ニッカポッカ」の股下部分のダボっとしたシルエットには横幅があるため、このバランサーとしての役目も担っているのです。

慣れると逆に、ダボダボのないズボンで高所に上がるのは怖いと感じるようになるようです。

 

 

 

③ 危険を回避するためのセンサー

鉄骨の上などを歩くとき、足元に出っ張りなどの障害物があるとダボダボ部分が先に触れて危険を察知できるというのもよくいわれる理由の一つです。

いわばあのダボダボが猫のヒゲのようなセンサー的役割を担っているわけです。

建設現場などでは、建材や高い場所で作業をする際に設置する足場の一部が通路にはみ出していることがあります。

この箇所に足を引っかけてしまうとけがをしてしまうため、作業中は特に注意をしなければなりません。

ニッカポッカのダボっとした股下部分は、このような箇所に誤って足を引っかけてしまった際に衝撃を和らげる働きがあります。

よって、けがを予防するはたらきがあると言えるでしょう。

 

 

 

④ 風の強さ測れる

高所での作業中は、風の強さにも常に気を配らなければなりません。

多くの経験を積んだ鳶職人においては、「ニッカポッカ」の股下部分にあたる感触で、風の強さを測れる人もいます。

ダボダボが風でなびき始めると危険を察知して作業を休むようにしたり、地上にいる作業員も遠くから高所の風の強さを確認できたりするといった利点があります。 

強風にあおられることによる転落事故の防止もまた、「ニッカポッカ」が使われる理由のひとつといえます。

 

 

 

「ニッカポッカ」禁止の現場が増えている?!

現場で働く作業員の体を守り、作業効率をあげる「ニッカポッカ」ですが、今着用禁止の現場が増えています。

大手ゼネコンを中心に「印象がよくない」という理由から「ニッカポッカ」ではなく、平ズボンの着用がすすめられています。

厳しい現場では平ズボンを着用していないと現場に入る事ができない場合もあります。

怖いイメージ、ガラが悪い、、、というマイナスなイメージから禁止にしているようです。

 

ですが、「ニッカポッカ」に劣らないくらいの動きやすさ、耐久性のよさなど、最近の平ズボンも機能性に優れたものが多くなってきています。

「ニッカポッカ」を履く人が少なくなってきている原因は、イメージの問題だけでなく、昔に比べ作業服の機能が充実してきたという背景もあると言えます。

 

 

 

 

◎ まとめ ◎

丈夫な「ニッカポッカ」は、どのような種類でも現場を選ばず作業員の安全を守ってくれます。

また、その独特な形状には見た目からはわからないようなメリットもあるため、鳶職人をはじめとした幅広い作業員にとって欠かせません。

 

その反面、建設業界に対するイメージから、古くからスタンダードとされてきた仕事着に変化が訪れているんですね。

安全性やイメージを重要視する風潮は、より強くなってきています。

世の中の変化に合わせて、今後職人の仕事着も変化していくのかもしれません。

 

 

御覧いただきありがとうございました。

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