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【嵌め殺し窓】嵌め殺し(はめごろし)窓のメリット・デメリット、お手入れについて詳しく解説!

マンションなどの集合住宅以外にも、最近は戸建て住宅においても嵌め殺し(はめごろし)窓を採用される方が増えているように感じます。

窓枠やサッシが固定され、開閉することは出来ない嵌め殺し窓。

そのリフォームは出来る?

普段のお手入れはどうすればいいの?

今回は、嵌め殺し窓について解説します。

 

 

 

◎嵌め殺し窓とは

嵌め殺し窓とは、壁などに直接嵌めこまれた窓のことです。

英語で「固定する」という意味からFIX窓とも呼ばれています。

窓枠とサッシが完全に固定されていますので、開閉することは出来ず、主な取り付け目的は換気ではなく採光になるでしょう。

開閉が危険な位置や、窓がないと暗くなりがりな場所で使用されることが増えています。

 

 

 

◎嵌め殺し窓のメリット

①気密性・断熱性・防音性・採光性が高い

開閉できないということは、空気や熱の出入りがないということです。

そのため気密性・断熱性・防音性は非常に高いと言えるでしょう。

嵌め殺し窓に使用するガラスを断熱ガラスなどにすれば、さらに空調を整えることが可能となります。

また、通常の窓と比較すると、途中に窓枠が入らないことからガラス面が大きく取れますので、採光性も高くなります。

 

 

②安全性・防犯性が高い

小さなお子さんが誤って窓から転落してしまう事故が報道されることがありますが、嵌め殺し窓は開閉ができませんので転落の心配はありません。

窓にもたれかかっても窓が開くことはありませんので、安全対策になります。

また、鍵の締め忘れなどの心配もありませんので、防犯性も高いと言えます。

 

 

 

◎嵌め殺し窓のデメリット

①掃除がしづらい

開閉可能な一般的な窓とは違い、嵌め殺し窓の外側は特に掃除がしづらくなります。

また、嵌め殺し窓は階段の吹き抜けや部屋の上部に設置されることが多いですが、この場合は柄の長いモップなどを使って掃除をする必要があります。

 

 

②外からの視線を遮ることが難しい

上記のデメリットでもご紹介した通り、吹き抜けなど高い位置に設置されることの多いのが嵌め殺し窓です。

住宅が密集している地域では、近隣の家から家の中が丸見えになってしまうことがあります。

解決策として目隠しフィルムを貼り付けるということも考えられますが、場所が高すぎるためにDIYでのフィルム貼り付けをするのは難しくなります。

 

 

③換気ができない

嵌め殺し窓はもともと採光がメインの目的として作られており、換気が目的ではありません。

仕方がないと言えばそれまでですが、換気することが出来ません。

 

 

 

◎嵌め殺し窓のお手入れ

嵌め殺し窓のデメリット①でもご紹介している通り、嵌め殺し窓は掃除がしにくい窓になります。

しかし掃除をしなくて良いかというと、そうではありません。

掃除をしなければ、汚れやホコリが固まってしまい、カビの発生に繋がります。

時間が経過するにつれ、汚れは落ちにくくなってしまいますので、お手入れ方法をしっかりと覚えましょう。

 

①道具を駆使してこまめに掃除をする

高い位置に設置されることが多い嵌め殺し窓の掃除には、柄が伸びるタイプのワイパーやモップなどの掃除道具を駆使して、こまめに拭くようにしましょう。

その場合ホコリが上から落ちてくることもありますので、マスクやメガネで目・鼻・口を覆い、三角巾やバンダナなどで頭部を覆うなど、掃除のための下準備もしっかりと行いましょう。

 

 

②カビのチェックは定期的に行う

嵌め殺し窓を結露が発生したまま放置しておくと、ゴム部分に黒カビが発生しやすい状況になり、あっという間に増殖してしまいます。

結露はこまめに拭き取り、ゴム部分やその周辺に黒カビが発生していないかどうか、定期的にチェックをしましょう。

水分をこまめに拭き取ることで、カビの発生は随分抑制されます。

 

 

③結露がひどい場合は複層ガラスを考えてみる

嵌め殺し窓への結露が頻繁に発生する場合、複層ガラス(ペアガラス)への交換も視野に入れて考えてみましょう。

複層ガラス(ペアガラス)は、2枚のガラスの間に空気層が出来ることで、結露対策には効果的です。

また複層ガラスにすることで、断熱性も高くなりますので、光熱費の節約にもつながります。

 

 

④定期的に業者への掃除を依頼する

自力での掃除がどうしても難しい場合の多い嵌め殺し窓。

定期的に業者への掃除を依頼しましょう。

費用は掛かりますが、それだけの価値がある仕上がりになります。

 

 

◎嵌め殺し窓の外し方は?

 

嵌め殺し窓を手入れする際に「自分で外して手入れができたら」と考えている方は多いかもしれませんが、嵌め殺し窓を自分で外すことはおすすめできません。

 

一般的な嵌め殺し窓は内部・外部に押し縁があります。ガラスを抑えているゴムやシリコンを取り除き押し縁を外してガラスを取り外します。これらの作業は素人が行うことは可能ではありますが、嵌め殺し窓をもとに戻す作業が困難です。プロの業者に依頼をして嵌め殺し窓を外してもらうようにしてください。

 

 

 

◎まとめ

明かり取りに絶大な効果のある嵌め殺し窓も、掃除がしづらいという点が大きなネックとなってしまいます。

しかし、こまめに掃除をすれば家の中はいつも明るくキープすることが出来ますので、こまめな掃除で明るく快適な暮らしを維持したいですね。

メリットとデメリットを理解し、その上で今後嵌め殺し窓とどのように付き合っていくのか?

導き出された答えによって、快適にも不自由にもなりますので、しっかりとした検討や対策を講ずることが重要となるでしょう。

 

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