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【瓦屋根の塗装】瓦屋根に塗装は必要なのか?~メリットとデメリット~

他の屋根材が10年に一度のペースで塗装が必要だと言われている中、瓦屋根は耐用年数が長いため塗装をしなくても良い。

このように思われている方もいらっしゃいますし、そもそも瓦に塗装は必要ないと言われる方もいらっしゃいます。

果たして本当に、瓦屋根への塗装は無駄なことなのでしょうか。

そこで今回は、瓦屋根の塗装について解説します。

 

 

 

◎瓦屋根の塗装で生じるメリット

①軽度な欠損のカバーができる

瓦屋根のメンテナンスの1つとして、「締め直し」があるように、瓦は衝撃に弱く動きやすいというデメリットがあります。

その瓦が動いてしまったことで軽度なヒビが入ってしまった場合は、塗装をすることでヒビの上から塗膜を掛けることになりますので、簡単にヒビを埋めることが可能となります。

 

 

②色あせなどの不具合を改善することができる

瓦の耐用年数は50年以上とも言われていますので、途中で塗装をしなくても素材的に劣化することはありません。

しかしどうしても、色あせは避けて通ることはできません。

新しい瓦の色味は経年によって、少しずつ確実に古さを発揮させてしまいます。

定期的に塗装工事を行えば、新築当時の瓦の持つ色合いや高級感をより引き出すことが可能となります。

例えば瓦でよく耳にする「いぶし銀」という表現も、定期的に塗装を行うことでいぶし銀を発揮させることも可能となるのです。

 

 

③好みの屋根にすることができる

瓦のカラーバリエーションは、お世辞にも多いとは言えません。

さらにそのカラーバリエーションの少なさから、どうしても地味な見た目になってしまいがち。

理想の瓦屋根にするため自分好みのカラーで塗装をすることで、和風住宅だけではなく、洋風住宅でも瓦屋根の採用の幅が広がります。

 

 

 

◎瓦屋根の塗装で生じるデメリット

①塗膜が剥がれやすくなる

瓦は陶磁器製のものが多く、陶磁器製の瓦は動きやすいという性質を持っています。

陶磁器製の瓦が動いてしまうことで、周りの瓦と接触し、その接触によって塗膜が剥がれやすくなってしまう傾向にあります。

さらに瓦屋根に対して塗膜が付着しにくいという傾向もあるため、塗膜が剥がれやすくなってしまう傾向もあります。

塗膜が剥がるということは、屋根としての機能が低下してしまうということになりますので、一度塗装を行えば頻繁に塗替えをする必要が出てくる場合もあります。

少しでも長く塗装をもたせるためには、瓦屋根の塗装についての知識や経験が豊富な業者に依頼をすることです。

瓦屋根の塗装は、業者の選び方によって塗膜の「持ち」に差が生じてきます。

 

 

②費用が高額になる傾向にある

屋根の塗装をする際は、まず高圧洗浄で屋根にこびりついた汚れを落として綺麗な状態にすることから始まります。

この洗浄から始まる下地処理をきちんと行わないと、その仕上がりや耐用年数に大きな差が生じてしまいます。

瓦屋根の場合ですと、スレートや金属屋根とは違い凹凸が多い形状の屋根材になりますので、綺麗にするには様々な手間と時間が掛かってしまいます。

そのため、他の屋根材での塗装と比較した場合、費用が高額になってしまう傾向にあります。

 

 

 

◎DIYでの塗装について

「瓦屋根の塗装を行ったことで、塗装サイクルが早くなり、その度に高額な費用を支払うのが嫌だから、自分で塗装をしてしまえばいいじゃないか」

そう思われる方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、瓦屋根の塗装をDIYで行うことは、非常に危険な行為ですのでおすすめしません。

 

①常に危険と隣り合わせ

業者に依頼すれば平屋建てであっても、2階建てであっても、屋根塗装の際には足場を設置します。

これは、職人の安全確保と、塗装作業を円滑に進めるための必須条件と言っても過言ではありません。

足場がご自宅にあるというお宅はそうそう無いと思いますので、そうなると作業は脚立に上がってになるか、屋根に直接上がってになるのではないでしょうか。

落下の危険性が大きく、重大な事故につながる恐れが極めて高いです。

 

 

②雨漏りに繋がるリスクが高くなる

上記でも紹介した通り、瓦屋根は瓦がズレやすいという傾向があります。

DIYで瓦屋根の塗装を行った結果、雨漏りをするようになったという結果に繋がってしまうケースが多く報告されています。

 

 

③瓦屋根は壊れやすい

素材そのものは素晴らしいのが瓦屋根のメリットですが、衝撃に弱く、破損してしまうという事例が多く報告されています。

瓦屋根の上を歩いただけで割れてしまったり、ヒビや欠けを作ってしまうということがあります。

 

 

④瓦を踏み抜いてしまう恐れがある

瓦屋根はズレやすく、その瓦がずれてしまった際に踏み抜いてしまうことがあります。

踏み抜くだけではなく、そのまま屋根の上から地面へ落下し、大事故につながる可能性も高くなりますので、大変危険です。

 

 

 

◎まとめ

瓦に塗装は必要ないという考え方もある中で、大きく3つのメリットをご紹介しました。

一度塗装をすると、塗膜が剥がれやすいという傾向から、瓦屋根への塗装を避ける方もいらっしゃるでしょう。

しかし、適切な塗装方法によって塗装を施すことで、塗膜の剥がれにくい屋根にすることが可能です。

また屋根は建物の中で、雨水や紫外線といった外的刺激を最も受ける部分になりますので、その傷むスピードも非常に速くなってしまいます。

適切なタイミングで適切なメンテナンスを行い、しっかりとした塗膜によって屋根を守り、劣化が起きないようにする必要があるでしょう。

塗装工事を含めた瓦屋根のメンテナンスの成功の鍵は、業者選びにかかっています。

しっかりとした業者選びをしましょう。

 

 

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