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【ALCパネル 】外壁材のALCパネルのデメリットは?メンテナンスについても解説します!

ALCパネルは耐火性、防音性が優れていて、駅やショッピングセンターなど公共の施設で多く使用されています。

コンクリート材なのに軽くて丈夫ということで、一般の住宅用外壁としては、サイディング、モルタル壁、それらに続いて3番目に多い利用度となっています。

ALCパネルはメリットが多く素晴らしい外壁材なのですが、耐水性が低いという事からデメリットも存在します。

今回はALCパネルのデメリットとALCパネルのメンテナンス方法などについて解説していきます!

 

まずは、ALCパネルの特徴、メリットについておさらいです。

【ALCパネル 】外壁材のALCパネルのメリットは?サイディングとの違いも解説します! はこちら

 

 

 

 

ALCパネルのデメリット

ALCパネルは耐火性に優れている建材ですが、水には弱いという性質があります。

 

①水に弱い

ALCの特徴である内部の気泡ですが、濡れてしまうと気泡へ水が入り吸収されてしまいます。

ALC外壁が水を吸収してしまうと、ひび割れや欠落の原因になります。

壁の強度を維持するためにも「水」は絶対に避けなくてはなりません。

雨にさらされるとなると、外壁には向いていないのではと思うかもしれませんが、そこは塗装で防水効果を発揮しています。

防水塗装しても、ずっとそのままで良いというわけではなく、普通の外壁塗装と同じく、定期的なメンテナンスが必要です。

 

②継ぎ目が多くなる

ALCパネルは一般的なサイディングボードに比べ、1枚あたりの横幅が狭く出来ているので、同じ面積に張る場合ALCだとパネルとパネルの継ぎ目部分が多くなります。

その継ぎ目は、目地剤でコーキングします。

この部分は、外壁材自体がいくら丈夫であっても、劣化による影響を受けやすい素材です。

ですので、ALCパネルは壁面の継ぎ目が多いため、コーキングの劣化による雨水の侵入リスクが、サイディングよりも高いと言えます。

目地の補修を怠ると、外壁内部に水が侵入して内壁が腐食してしまいます。

コーキングのメンテナンスも必ず行うようにしてください。

 

③値段が高い

他の外壁材に比べると値段が高価です。

前回のブログでも記述しましたが、ALCは高いだけあって、他の外壁材よりも品質が良く勝る点がいくつもあります。

また、「JIS  A  5416」という日本工業規格の認証を取得した企業でないと、生産ができないのです。

この規格はなんと!日本では3社しか認証されていません。

ALC外壁の品質の高さが伺えますね。

 

 

 

 

ALCパネルへの注意点

①防水塗装を必ず行う

何度も書いてしまっていますが、ALCパネルは大変に水に弱い外壁材です。

パネル内部にある気泡により、水分が浸透しやすくなっています。

さらに、ALC外壁の場合はサイディング外壁等と異なり、外壁の内側に透湿シート張らないので、ひび割れやシーリングの劣化は雨漏りに直結しやすいのです。

そのまま劣化を放置し、外壁が水分を多く含んだ状態でいると、内部の腐食が進行して耐久性を落とす原因になります。

 

②油性塗料は向いていない

油性塗料は透湿性が低いので、ALCの調湿性効果を台無しにしてしまいます。

そのうえ、密閉性が高いが故、塗膜の内部で結露が発生してしまい、内部の腐食進行を加速させます。

ALC外壁の調湿効果を損なわないためにも、透湿性が高い水性塗料を塗布するようにしましょう。

 

③コーキングのメンテナンス

継ぎ目のデメリットで解説しましたが、他の壁材に比べてALCパネルは小さく作られています。

よって、継ぎ目となるコーキングの部分が多くなるため、水分が浸透するリスクが高まります。

コーキング材は外壁に使用する材料の中で特に劣化が早いと言われています。

10年に1度はコーキングの打ち増しを行いましょう。

 

 

 

 

メンテナンスが必要な劣化症状とは

以下のような症状が現れた場合は、メンテナンスが必要です。

放置すればするほど補修金額が上がるため、すぐに業者へ連絡することをおすすめします。

 

緊急度1 藻・カビの発生

塗膜の防水機能が低下してきています。

日当たりの悪い場所での放置は、あっという間に広がります。

高圧洗浄で対応しましょう。

 

緊急度2 チョーキング現象

塗料の乾燥・劣化により外壁が白い粉をふきます。

触ると手に白い粉状のものが付き、そのまま放置すると剥がれや膨れが発生します。

塗り替え時期のサインです。

 

緊急度3 コーキングに亀裂

コーキングが乾燥し、収縮した状態です。

このままにしておくと、建物内部へ浸水の可能性が。

コーキングだけでも早めの対応が必要です。

早めに打ち増しを行ってください。

 

緊急度4 塗膜の剥がれ・ヒビ割れ

ここまできてしまうと、外壁の防水機能はほぼありません。

緊急に塗り替えが必要です。

 

 

 

 

◎ まとめ ◎

いかがでしたか?

ALCパネルのデメリットと、劣化症状をメンテナンスの緊急度にあわせて解説して参りました。

とにかくALCパネルは水に弱いです。

ですが、普通に外壁としての耐用年数は10年程と比較的長めなので、高品質であることは間違いないです。

ALCパネルの外壁は、見た目に重厚感があり、石造りを思わせるような意匠的な仕上がりになります。

外壁のリフォームを検討されている方は、是非候補に入れてみてください。

 

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