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【ラジカル塗料】外壁塗装で人気のラジカル塗料とは?~耐久年数とメリット~

最近人気が出ているラジカル塗料とはどのようなものかご存知ですか?

ラジカル塗料とは、ここ数年で世にでてきた外壁塗装に使われる塗料です。

外壁塗装、屋根塗装を検討されている方で、業者に勧められてラジカル塗料について調べている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回はその「ラジカル塗料」について解説いたします。

 

 

 

ラジカル塗料とは

ラジカル塗料の正式名称は「ラジカル制御型塗料」です。

「ラジカル」とは、酸素や紫外線、水などが顔料に接触することで発生する劣化因子をいいます。 

つまりは、ラジカル塗料とは「ラジカル」の発生を可能な限り抑える効果があり、長期間塗膜の劣化を防ぐ塗料です。

 

ラジカル塗料にはラジカル抑制のために、「高耐候酸化チタン」「光安定剤」という2つの成分が配合されています。 

「高耐候酸化チタン」「ラジカルバリヤー」という能力があり、ラジカルを発生させる成分「酸化チタン」を制御します。

また、「光安定剤」は発生したラジカルの発散を抑える効果があります。

この2つの成分の働きにより、劣化をある程度抑制できることから耐用年数の高さにつながっています。

耐用年数に関しては最高級グレードと言われている「フッ素塗料」の次に長い14~16年と言われています。

 

塗料は一般的に、シリコン塗料やウレタンの塗料のように、シリコン樹脂ベース、ウレタン樹脂ベースという明確な違いがあり、これらの主成分の違いが塗料の値段、特徴に繋がっていました。

ラジカル塗料の場合は、ラジカルを制御する成分が入っていれば「ラジカル制御型塗料」と呼べるので、どういった樹脂がベースとなっているかは特に決まっておらず、シリコンベース、ウレタンベースも存在しています。

水性と溶剤タイプの1液型があり、塗料メーカーによってはベースとなる樹脂名を公表していないメーカーもあります。

 

ラジカル塗料が広まりだしたのは2015年に日本ペイントが発売した「パーフェクトトップ」がきっかけです。

シリコン塗料に並ぶ勢いで人気が出ています。

 

ではなぜそこまで人気が出てきているのでしょうか?

人気の理由となるラジカル塗料の特徴を見てみたいと思います。

 

 

 

ラジカル塗料のメリット

①コストパフォーマンスが高い

ラジカル塗料の一番のメリットは、何と言ってもコストパフォーマンスが高いことが挙げられます。

ラジカルの発生を抑制し、外壁塗装をなるべく長持ちさせられるように作られたのが、ラジカル塗料です。

フッ素塗料の次に長い耐用年数を誇りますが、いくら耐用年数が長くても金額が高ければ意味がありません。

ラジカル塗料の平方メートル単価は1,500~2,200円程度に料金を抑えられるのです。

これがフッ素塗料だった場合、平方メートルあたり3,500~4,500円程度にまで上がってしまいます。

十分な機能性を持ちつつ、単価は安めなのでコストパフォーマンスにはとても優れているのです。

 

 

②耐用年数が長い

上記でも記述しましたが、ラジカル塗料は耐用年数が14~16年ほどで長めです。

ちなみに、主流のシリコン塗料が12年程と言われています。

 

 

③防藻・防カビ性がある

ラジカル塗料は防藻性・防カビ性も持っており、より綺麗な塗装を維持しやすい機能性が備わっています。

ラジカル塗料の塗膜は、高耐候酸化チタンによるラジカルバリヤーがくっついている状態なので、見た目的はツヤ感があり、外壁塗装で高級感を出すことも可能です。

しかもツヤのある塗料になるため、汚れを弾きやすく汚れにくいというメリットがあります。

もちろんツヤなしのラジカル塗料もありますが、もし使用するのであればより汚れにくくなるツヤあり塗料がおすすめです。

 

 

④作業効率が良い

ラジカル塗料は、水性の1液型にあたるため、比較的簡単に塗布することができます。

通常、耐久性に関しては1液型よりもシリコン塗料のような2液型の方が長いと言われています。

ですが、元々ラジカル塗料は耐久性に優れてること、1液型の方が比較的値段を抑えられ、わざわざ撹拌する手間も省け、次の日にもそのまま使うことができるなどのメリットがあることから、ラジカル塗料の1液型の方が適していると言えます。

また、塗料の伸びもいいのでローラーはもちろん刷毛にも使いやすく、少ない量で大きい範囲を塗ることもできます。

 

 

➄チョーキング現象が起こりにくい

外壁塗装の劣化症状の一つとして挙げられているチョーキングですが、ラジカル塗料を施すことでチョーキングが起きにくい外壁に仕上げることができます。

そもそもチョーキングは、顔料が粉化することで起きてしまうの現象です。

先にも解説しましたが、ラジカル塗料は外的因子からの劣化を抑制できる塗料なので、チョーキング自体も抑制可能というわけです。

ただし、ラジカル塗料であっても必ずチョーキングしないというわけではありません。

下地処理をしっかりと行っていなかったりなど、様々な施工不良が原因でチョーキングが起きてしまう事があります。

万が一、ラジカル塗料で施工したのに早くチョーキング現象が起きてしまった場合は、すぐに施工業者に連絡しましょう。

 

 

 

 

◎ まとめ ◎

ラジカル塗料の「ラジカル」というものは、良い物質の名称だと筆者は思っていたのですが、正式名称の「ラジカル制御型塗料」ということを知って驚きました。

 

ラジカル塗料は十分な機能性を持ってるうえにコスパも良く、使い勝手の良い塗料だという事がよくわかりましたね。

ですが、このラジカル塗料にもデメリットが存在するのです。。。。

 

次回はラジカル塗料のデメリットについて解説していきます。

 

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