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【ベランダ防水】ベランダ防水が気になる方必見!ベランダ防水塗装工事について徹底追求!

2階建て以上のお家にはベランダがついている場合が多いですよね。

洗濯物を干したり、広めの場合ですとテーブルセットを置いて寛ぎのスペースにしたり、はたまたお子様のために砂場セットを置いたりと、ご家庭によってその使い方のバリエーションは、実に豊富だと思います。

ベランダやバルコニーの床は、屋根が外壁と同じように紫外線や雨水の影響を受けますので、定期的に補修や防水工事を行なわなくてはいけません。

そこで今回は、ベランダやバルコニーの防水について深堀りしていこうと思います。

 

 

◎どうしてベランダに防水塗装が必要なのか

『屋根や外壁と同じように外に出ているんだから、濡れるのが当たり前。それなのに何故定期的な防水塗装が必要なのか分からない。』

という疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

住宅のベランダは屋根や外壁と同じように、年中雨風にさらされ、紫外線も受け、雨水の通り道ともなります。

そして上記でも述べたように、ちょっとしたお庭のようなスペースとしてお使いだったり、洗濯物を干すスペースだったりと、人の出入りが多くある場所でもあります。

またベランダは周りが壁や柵で囲われていることもあって、土埃や落ち葉などのゴミが溜まりやすい場所となっています。

土埃や落ち葉などのゴミを放置しておくことは排水口に詰まりを発生させ、溢れかえった水によってベランダの床面を濡らし、ひどい場合では雨漏りへと発展してしまうケースもあります。

防水塗装は、過酷な環境に置かれ傷みが出ているベランダの状態を改善させ、雨漏りに進展しない為に、安全且つ安心して利用できる状態を維持するために、最も必要な工事なのです。

 

 

◎防水塗装の構成とは?

ベランダやバルコニーの床は『防水層』→『トップコート』という順番で塗装をすることで構成されています。

防水層の種類としては、多くは

『FRP防水』と『ウレタン防水』の2種類が主流です。

この他に合成ゴムや塩化ビニール樹脂で出来た『防水シート』を貼る工法もあります。

 

 

◎FRP防水

FRPとは『ガラス繊維強化プラスチック』のことを指し、現場で硬化するプラスチック系樹脂と組み合わせた塗膜防水です。

強度・耐水性・成形性が優れているため、船舶、水槽、浴槽、波板、自動車、屋根材など、非常に幅広く使用されています。

 

①FRP防水のメリット

ガラス繊維が用いられていることから、軽量でかつ強靭な耐久性・耐熱性・耐食性・耐候性などを兼ね備えた防水層になります。

FRP防水を施したベランダの防水層は継ぎ目のないシームレスな層であり、優れた防水性を発揮します。

また塗膜の硬化速度が速いため、何層も塗り重ねる仕様であっても、1日で工事を終わらせることが出来ます。

 

②FRP防水のデメリット

ガラス繊維が用いられていることで軽量かつ強靭など、複数のメリットがありますが、プラスチックであるために紫外線に弱いというデメリットが挙げられます。

ベランダは紫外線を受ける場所であるため、劣化が進行すれば床面にひび割れが発生することに繋がります。

また伸縮性に乏しく伸び縮みしにくいという面から、地震などの揺れによってもひび割れが起きる可能性もあります。

そのような事態にならないためにも、トップコートは定期的な塗装をする必要があります。

 

FRP防水の工法について詳しく知りたい方はこちらから

 

 

◎ウレタン防水

ウレタン防水は、最も主流な防水工事の工法の1つです。

液体状のウレタン樹脂を塗り付けて材料が化学反応で固まると、ゴム状で弾性のある防水膜となります。

現場で仕上げる工法になるため、複雑な形状をした場所でも継ぎ目のない防水膜となります。

メリットもデメリットもありますが、デメリットもメリットでカバー出来てしまう工法であるというのが正直なところです。

 

①ウレタン防水のメリット

上記でも述べた通り、液状のウレタンを使用するため、どんなに複雑な形状の場所でも施工が可能です。

既存の古い層を撤去せず重ね塗りをして弾性を高めたり、古い層の上にそのまま施工できるため、比較的工事費を抑えることが出来ます。

 

②ウレタン防水のデメリット

職人による手作業によってウレタンを塗装するため、『100%完全な状態に塗装されるとは限らない』というデメリットがあります。

ウレタン防水を依頼する際は、腕の良い職人さんが居る業者でないと失敗する恐れがあります。

また、経年劣化と亀裂に弱いというデメリットもありますが、こちらに関しては重ね塗りが出来るというメリットで補うことが可能です。

 

ウレタン防水工法について詳しく知りたい方はこちらから

 

 

 

◎シート防水

以前はゴムシートが主流でしたが、現在は塩化ビニールシートによるものが主流となっています。

諸外国と比べて地震が多く、梅雨や台風では多くの雨が降り、年間を通じて四季のある日本において、シート防水は対応可能な材料であるということから普及が進みました。

太陽熱や紫外線にも耐えられるよう、塩化ビニール樹脂に安定剤を加えています。

 

①シート防水のメリット

これまで紹介したFRP防水やウレタン防水と比較すると、施工面積が大きくなるにつれ工事費が安くなりますので、施工条件が合う場合、陸屋根(傾斜の付いていない平らな屋根)ではシート防水の方が安価で工事を受けることができます。

また、予め工場で生産されているため品質が確保されており、信頼性の高い防水層が出来ます。

 

②シート防水のデメリット

シート状の製品のため、室外機が設置してあるベランダや、ベランダの形状が複雑な場合では、シートの設置が難しくなります。

その場合は、ウレタン防水など他の工法で対応せざるを得なくなってしまいます。

また、シート同士がしっかりと結合されていないと防水の性能に直結するため、シート防水の施工実績が豊富かつ優良な業者に依頼する必要があります。

施工の難易度としては高い工法となるため、しっかりとした施工の出来る業者が少ないということもデメリットとして挙げられます。

そのため、信頼できる業者選びが必須条件になります。

 

シート防水の工法について詳しく知りたい方はこちらから

 

 

 

◎トップコート

ベランダの床面は、グレー色の塗料が塗られているものが多いと思います。

このグレーの塗料が『トップコート』です。

 

ここ数年でカラーバリエーションが増え、グレーの他にもベージュ・ホワイト・ブラック・ライトブルー・グリーンなど選べるようになっています。

 

 

◎トップコートの役割

トップコートは、防水層を紫外線から守る役割を担っています。

成分の種類としては主に

 

『ポリエステル系』と

『ウレタン系』の2種類です。

 

トップコートが剥がれているだけなのか、防水層から直さなければいけないのかによって、そのリフォーム工事内容が異なります。

 

適切なメンテナンスサイクルも異なるので、注意が必要です。

 

 

◎防水塗料の耐用年数

防水層そのものの耐用年数は、一般的に10年~15年程度と言われています。

素材によっては最長20年程度というものもありますが、紫外線や雨水、風などによってゆっくりと劣化してしまうことに変わりはありません。

大雨の後や台風の後など、これまでと変わった変化はないかを定期的に確認するクセをつけると良いかもしれません。

ひび割れなどの劣化を放置し続けると、雨漏りへと発展するケースが多くあります。

そうなる前に、10年サイクルを目安にリフォームを検討しましょう。

トップコートは一番上の層になりますので、自然環境の影響をモロに受け、劣化速度も速くなってしまう傾向にあります。

トップコートが劣化すると防水性だけではなく遮熱性も低下してしまいますので、5年に一度のサイクルで塗替えを行うと良いでしょう。

 

 

 

◎ベランダ劣化のサイン

①表面の色褪せ

ベランダ表面の色褪せは、塗装の劣化が始まっているという初期サインです。

見た目が損なわれるだけではなく、放置し続ければ時間の経過と共に雨水が浸入し、雨漏りの原因となります。

 

 

②ひび割れ

トップコートの塗装だけがひび割れている場合は、トップコートを塗りなおすだけで良いと思います。

ですがその下の防水層からひび割れが発生している場合は、塗装だけではなく補修が必要となります。

 

 

③剥がれ・ふくれ

ひび割れと同じように、トップコートの塗装部分の剥がれや膨れだけであれば、塗りなおせば良いでしょう。

防水層からの剥がれや膨れは、防水層そのもののメンテナンスが必要となります。

 

 

④水がたまる

ベランダというのは基本的に、水がたまらないよう緩やかな勾配がつけられています。

それなのにベランダに水たまりが出来ている場合は、そもそも施工不良で勾配が無いか、ゴミが溜まって水が堰き止められ、排水不良を起こしている可能性があります。

専門業者によって勾配をつけてもらったり、ゴミが溜まっている場合は掃除をすることで解決することが出来ます。

 

 

⑤藻や苔が繁殖している

藻や苔は湿ったところが大好きです。

これらを確認したら、それは防水塗装の劣化や水はけが悪くなっていると考えましょう。

藻や苔は根が深いというわけではありませんので、すぐにベランダを傷めてしまうということはありません。

ですが汚れを放置し続ければ防水機能が失われる原因となります。

様々な理由からセルフクリーニングが困難な場合は、専門業者にバイオ高圧洗浄を依頼すると良いでしょう。

 

 

⑥雨漏り

ベランダ下部を下から見上げた場合に雨漏りや雨染みが確認できたら、建物内部まで雨水が浸入しているケースが多くなります。

場合によっては壁からの雨漏りとして室内にまで水が沁み出し、建物そのものの安全性が危うくなってしまうという場合もあります。

防水塗装だけではなく、土台部分の補強が必要となるなど大規模なリフォームとなる場合もあります。

 

 

 

◎まとめ

今回はベランダやバルコニーの防水について説明していきました。

日常生活の時間の流れの中で、ベランダの床をまじまじと観察する習慣がある人はそう多くはないと思います。

うちは家を建ててから何年経ったかな?

前回防水工事をしてからどれくらい経ったかな?

どれくらいの傷みで防水工事が必要なんだろう?

そんな時はぜひ、今回の情報を思い出してみてください。

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