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【外壁塗装】モルタル外壁に使われる弾性塗料の特徴について解説!

「外壁塗装をしたいけど、塗料を調べたら弾性塗料って出てきたけど、この塗料ってなんだろ???」

「弾性塗料のメリット・デメリットって何だろう?」

弾性塗料が良い塗料だとなんとなく耳にしていたとしても、特徴やメリット・デメリットまでは知らない方が殆どです。

塗料の種類も結構多いですから、調べるにもおっくうだと思われる方もいらっしゃるかと思います。

今回は、弾性塗料の特徴に注目して、また、その用途などについても解説していきます。

 

 

弾性塗料とは?

弾性塗料とは、伸び縮みする(まるでゴムのような)性質を持った塗料の事です。
JIS規格6909で定められている20℃で伸び率が120%以上を言います。
(JIS規格とは国で制定されているものが基準となっていて、各メーカーが販売している塗料はその基準をクリアしています。)
弾性塗料のこの性質が良い働きをして、ひび割れが起こりにくくなるというメリットがあります。
 

弾性塗料を外壁に施工するとき、使用する塗料によっては硬化剤と混ぜ合わせる塗料の2液型塗料と、元から硬化剤が含まれている塗料の1液型塗料といった2種類があります。

弾性塗料は2液型塗料に分類され、「弾性硬化剤」という硬化剤を使用しています。

塗料に弾性形の性能を持たせる場合に、この弾性硬化剤とと混ぜるといった仕組みです。

 
また、弾性塗料を使用する際には塗装する上で専門の知識が必要です。
素人の方が同様にと思って施工を行おうとしても、硬化剤との調整なども踏まえて弾性塗料のメリットを十分に発揮させることができませんので、専門業者に依頼する事が重要です。
 
 

弾性塗料におけるメリット

◆塗膜がひび割れしにくい

弾性塗料は伸縮性があるので、塗膜が伸びることからクラック(ひび割れ)しにくい塗料といえます。
クラックの発生を抑えることで、外観が悪くなることも防ぐのは勿論ですが、雨漏りからも守ります。
 
しかしなぜ外壁にクラック(ひび割れ)が起きるか?を疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
外壁というものは、前を通る車や地震の振動によってでもわずかに動いてしまいます。
更に日頃雨風の影響も受けていることから、経年劣化による外壁のひび割れはどうしても避けられません。
ですので、硬い塗料で施工している場合、外壁にひびが発生すると一緒に塗膜も割れて剥がれます。
さらにこの隙間から雨水が侵入していき、建物内部のほうまで傷みが進んでしまいます。
寒い冬にはひびに入った水分が凍って、その膨らみから更にひび割れを大きくしてしまう恐れもあるのです。

 

ここで、弾性塗料の登場です。
弾性塗料で塗装をした場合、塗膜の伸縮機能のより、ひびの表面化を防ぐ事ができ、ダメージを最小限に抑えることができます。
 

◆防水性能が高い

弾性塗料は、密着性が非常に高く、外壁にしっかりと張り付く性能があります。
密着性が優れていることで、雨水などが塗膜の内側へ入しにくくなり、防水性能が高まります。

また、弾性塗料は他の塗料に比べ厚めに塗ることが多く、防水性の向上が更に期待できるのです。

 

◆劣化を防ぐ(モルタル外壁)

ひび割れが起きやすい外壁であるモルタル。
そのモルタルとひび割れに強い弾性塗料は相性が良いです。
 
実は、塗料の種類でグレードが高い「フッ素塗料」でも、ひび割れは発生します。
どんなに性能が良く高価な塗料で施工をしても、ひび割れが起きてしまえばまったくもって無意味です。
モルタル外壁の塗装には弾性塗料の使用をお勧めします。
 
 

弾性塗料におけるデメリット

◆耐用年数が短め

弾性のシリコン塗料の場合、耐用年数は8~12年程度です。
これは、非弾性の塗料に比べるとやや耐用年数が短いです。
高品質の「弾性フッ素塗料」と組み合わせるといった考えもあるのですが、それでも通常のフッ素塗料ほどの耐用年数には届かなくなります。
 
そこで、分厚く塗ることで耐用年数を延ばすといった方法があります。
しかし、分厚く塗るという事は塗料を多く使うという事になりますので、費用が高くなってしまうというデメリットもあります。
ひび割れ防止を優先させるのか、耐用年数を優先させるのか、よく考えてから塗料を考えたいものですね。
詳しくは外壁塗装の専門業者に相談されるのが良いと思います。
 

◆膨張しやすい

実は、弾性塗料は通気性が低い塗料です。
内側から外側への湿気をあまり逃せないため、塗膜の一部がプクッと風船のように膨らんでしまうことも。
一度膨らんでしま塗膜は見た目が悪く、元には戻りません。
このようなデメリットがあることから、実は以前より弾性塗料を使う事が少なくなってきている傾向もあるのですが、現在は通気性を高めた弾性塗料も多く販売されています。
 

◆塗装には熟練の技術が必要

塗装を行う前に、高圧洗浄で外壁の汚れを洗い流します。
その後、十分に乾かしてから塗装を行うのですが、完全に乾いていないと塗膜が膨らむ原因になります。
その見極めも難しいものです。
弾性塗料を施工するには専門知識、熟練の技術が必要です。
 
 

◎ まとめ ◎

いかがでしたか?
伸縮性のある弾性塗料は、クラックの起こりやすいモルタル外壁の塗装の向いている事がわかりました。
耐用年数が他の塗料に比べると短いといったデメリットはありますが、厚めの塗装で、そこはカバーできるものです。
いずれにしても、硬化剤との調整や塗装の技術なども踏まえて、専門の業者に依頼される事をお勧めします。
 

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