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【外壁塗装】ローラー塗装の工法とは?メリット・デメリットについて徹底解説!

外壁塗装では塗装する際にローラーを使ったローラー塗装、スプレーガンを使った吹き付け塗装があります。

「どっちが最適な塗装方法なのか」「長持ちする塗り替えの工法はどれなのか」など、疑問をお持ちの方も多いと思います。

ローラー塗装も吹き付け塗装も、それぞれメリット、デメリットがあり、外壁材やご自分が望む意匠性や模様などで最適な塗装方法は変わっていきます。

 

今回は、最近の外壁塗装では一般的と言われているローラー塗装のメリット、デメリットについて、解説していきます。

 

 

ローラー塗装とは

ローラー塗装とは、毛やスポンジ状のローラーに塗料を含ませて塗っていく方法です。

ローラー塗装と刷毛塗りは吹き付け塗装とは違い、道具を使って直接塗っていくため、手塗りとも呼ばれています。

面積が広い外壁や屋根を塗る場合でも、比較的スピーディに塗装できることも特長です。

 

ローラーでは塗り切れない細かい作業箇所は、刷毛も併用して細部まで塗り残しのないようにします。

 

 

ローラーの種類

外壁塗装で使用するローラーは大きく分けて、ウールローラー、砂骨ローラーの2種類と、どちらにも属しない特殊なローラーの3つに分類することができます。

ここではウールローラーと砂骨ローラーについて紹介します。

 

①ウールローラー

羊毛のローラーで、最も使用頻度の高いローラーです。

ウールローラーは、実際に羊毛でできたローラーも有るには有りますが、ほとんどが羊毛に似た繊維でできたローラーで、マイクロファイバーを使用したローラーも、このウールローラーに属します。

ウールローラーは、塗料を均一に塗る際に使用するローラーで、外壁材そのものや、今現在作り出されている凹凸を残したまま、塗装を行うことができるローラーとなります。

また、塗る場所に応じて、短毛ローラー、中毛ローラー、長毛ローラーという毛足の長さが異なる3種類のローラーを使い分けます。

 

 

短毛ローラー

短毛ローラーは毛足が5mm前後と、最も短いローラーになります。

毛足が短いため凹凸のある場所で使用すると、凹みの中まで塗料を塗ることができません。

ですので、主な用途は凹凸の無い平面を塗装する場合か、凹み部分を塗装したくない場合となります。

 

中毛ローラー

中毛ローラーは毛足が13mm程度と、短毛ローラーと長毛ローラーの中間的存在となります。

その特徴としても、短毛ローラーと長毛ローラーの中間で、平面であっても凹凸面であっても、きれいに塗ることができるため、汎用的に使用することが可能なローラーとなっています。

 

長毛ローラー

長毛ローラーは毛足が20mm以上と、最も長いローラーになります。

毛足が長いため、凹凸のある場所で使用しても、すべての部分に塗料を塗ることができますので、凹凸のある素材の塗装に使用します。

 他に、タイルを溝ごと塗りたい場合にも、長毛ローラーを使用します。

 

しかし、毛足が長い分、平らな素材で使用した場合は、塗装にムラが生じやすいため、使用することはほとんどありません。

 

 

②砂骨ローラー

砂骨ローラーは、ローラーにたくさんの空洞があるローラーで、羊毛ローラーの次に使用頻度の高いローラーとなっています。

他にもマスチックローラー、多孔質ローラー、パターンローラー、スポンジローラーといった呼ばれ方もしますが、これらは砂骨ローラーを使用する用途に応じた呼び方であって、

ローラーそのものは同じものを指しています。

 

砂骨ローラーは、スポンジのような素材のため、一度に大量の塗料を吸い上げることができるという特徴があります。

そのため、1回の塗装で塗料を分厚く塗りたい場合や、粘度の高い塗料を使用する場合などは、ウールローラーを使用するより砂骨ローラーを使用するほうが、効率よく塗装することができます。

 

 

最後に、塗料は固まります。

外壁塗装の品質を高めるためには、現場ごとにローラーを使い捨てに、新品にする必要があります。

 

 

 

ローラー塗装の「メリット」

ローラー塗装では機械を使用しないので騒音が出にくく、塗料の飛散が少ないので使用する塗料の無駄が無いのが特長です。

また、塗膜の仕上がりが厚く仕上がるので、スプレーガンによる吹き付け塗装よりも耐久性が高く仕上がります。

ローラーを使った塗り方では、広い面積の塗装が可能ですので、ローラーを使って一気に外壁の塗装範囲の広い部分を塗ります。

細かい箇所の塗装には刷毛を用いて塗っていきます。

 

・塗料の飛散が少ない

・塗料の飛散が少ないから無駄も少ない

・塗料の飛散が少ないから養生の手間も少ない

・塗りが均等で、ムラが発生しづらい

・デコボコの面にも毛足の長いローラーで対応可能

・高い場所の塗装が安全

・塗料の付着が強い

・厚く塗れる

 

 

ローラー塗装の「デメリット」

塗膜に厚みが出る塗り方がローラー塗装ですので、乾燥に時間がかかります。

外壁塗装は塗料をしっかりと乾燥させることが非常に重要ですので、塗料を乾かすのに時間がかかることがデメリットとなります。

また、吹き付け塗装のように塗り方に自由度がありませんので、仕上がりの模様の豊富さは劣ってしまいます。

 

・仕上がり方がどれも同じようで個性がない

・ローラーが入らないような細い箇所は塗装できない

・吹き付け塗装より塗装の時間がかかる

・雨戸などの複雑な形のものの塗装に向かない

・職人が下手だったり、安いローラーを使うとローラーの毛が外壁についたままに・・

 

 

 

◎ まとめ ◎

最もバランスがよく作業性も高いのがローラー塗装で、塗料を乾かすのに時間がかかるなどのデメリットもありますが、大抵の外壁・屋根の広範囲を塗る道具としては、他の塗装道具よりも優れています。

また、塗料を周囲に飛散させにくく、無駄な塗料を消費しなくてもいいという点は、塗装業者側としても依頼主としても、部材費の無駄を無くせることから大きなメリットといえるでしょう。

 

次回はスプレーガンを使った塗装、吹き付け塗装について解説いたします。

 

【外壁塗装】吹き付け塗装の工法とは?メリット・デメリットについてはこちら

 

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