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「付帯部」とは?!塗装は外壁と屋根だけじゃない!「付帯部塗装」について徹底解説

塗装と聞くと外壁や屋根を思い浮かべる方も多いと思いますが、もちろん建物の塗装はそれだけではありません。

建物の塗り替えを行う際に外壁や屋根と同じように重要なのが、「付帯部」の塗装のことで、塗装業者によって使われることが多い言葉です。

今回はこの「付帯部」と呼ばれる部分を具体的に解説していきます。

 

 

 

 

 

「付帯部」の具体的な名称と場所

「付帯部」とは、軒天、雨どい、破風板、鼻隠し、笠木、水切り、雨戸・戸袋、シャッター、配管などを指します。

ここではあまり馴染みのないワード、軒天、雨どい(は、ご存知な方も多いと思いますが・・・)、破風板、鼻隠し、笠木、水切りについて解説します。

 

1)軒天

軒天は、外壁から外側に出ている、屋根の真下部分、屋根の裏部分を指します。

屋根や外壁同様、雨や風、紫外線にさらされる過酷な場所です。

以前は合板などが多く使用されていましたが、現在はケイカル板などの不燃材で施工される事が多いです。

小屋裏を換気するために、小さな穴が沢山開いている有孔ボードや、軒天換気口などを使う場合があります。

 

 

 

2)雨どい

屋根に降りそそいだ雨は、軒下にある軒樋で受け止められて、縦樋を通って地面に流れていくよう、1本の通り道として導かれています。

雨どいは、この軒樋と縦樋の両方をまとめた雨の道を指す言葉です。

塩化ビニール製のものをよく見かけますが、ガルバリウム鋼板や銅など、さまざまな材質ものが使用されています。

 

雨どいについて詳しく解説!↓

雨樋の重要性|見落としがちな重要な役割についてはこちら

 

 

 

3)破風板・鼻隠し

破風板(はふいた)とは、日本家屋の屋根の特徴である三角部分の先端の断面部分のことで、そこに取り付ける板を破風板といいます。

一方で雨樋を取り付ける軒先部分の板を鼻隠しと言います。

鼻隠しは、地面と平行になった屋根の先端部分を隠す横板を指します。

以前は木製で造られたものが多かったですが、最近はガルバリウム鋼板が多く使われています。

住宅の耐風性能や耐火性能を高める重要な役割を持っている他、家の装飾としても重要なパーツです。

 

 

 

4)笠木

笠木(かさぎ)は、塀や手すり、腰壁、パラペットなどの頂部に施工する仕上げ材のことです。

もともと冠木(かぶき)と呼ばれており、鳥居や門において上縁の横に渡す木のことを意味していました。

鳥居であらわすと、一番上の横木がこれにあたります。

ベランダ、ルーフバルコニー、屋上といった外観だけでなく、対面キッチンの腰壁上部、階段の手すりといった箇所に仕上げ材として取り付けられているものも、総称して笠木といいます。

 

 

 

5)水切り

雨を壁の内部に入れず、水が下に落ちるように仕上げるL字型の金物のことです。

窓枠の下や建物の基礎・土台部分も付けられます。

水切りの多くは錆びないようにアルミやステンレスなどで作られています。

 

 

 

 

外壁と屋根以外の塗装「付帯部塗装」

「付帯部」は、外壁塗装・屋根塗装の際に同時に塗装が行われる場所です。

外壁塗装において「付帯部塗装」をしっかりしないと、雨漏りや塗装の寿命が短くなる原因となりますので、非常に重要な工事でもあります。

塗装業者は、何も言わなくても施工してくれますが、知っておくことで万が一の心配がなくなります

 

外壁塗装に掛かる費用は極力抑えたいものですので、「付帯部塗装なんてしないで、外壁のみで良いのでは?」と思う方も多くいらっしゃるかと思います。

しかし、外壁だけを綺麗に塗装しても、「付帯部」が劣化したままだとどうしても汚れが目立ってしまい、なかなか綺麗に見えません。

なので外壁や屋根を塗装する際には、同時に「付帯部」も塗装をします。

 

 

 

 

 

付帯部塗装の注意点

 

使用する塗料の耐久年数を揃える

外壁塗装と「付帯部塗装」に使用する塗料の耐久年数を、揃えなくてはなりません。

例えば、外壁塗料の耐久年数が20年であった場合、「付帯部」塗料の耐久年数が10年しかなければ、結局10年後に足場を建てて再度塗装工事をしなければなりません。

つまり、外壁を高耐久塗料で塗装する場合は付帯部も高耐久である必要があります。

 

 

材質に合わせた塗料を使用する

外壁や屋根と「付帯部」は、材質が違うものが多いので、同じ塗料を使用できない、あるいは同じ塗料だと耐久性に違いが出るといった場合があるので、木部の塗装には木部専用の塗料、金属部には金属部専用の塗料、塗装する箇所の材質にあった塗料を使用しなければなりません。

 

 

付帯部塗装は外壁・屋根塗装と同時に行う

「付帯部塗装」も高所作業が必要になるので、足場を設置する必要があります。

「付帯部塗装」をするためだけに足場を設置するのはもったいないのですし、外壁や屋根と別々に塗装を行うと、毎回足場代がかかってしまうので、通常は外壁塗装・屋根塗装と合わせて「付帯部塗装」を行い、次のメンテナンスまで心配のない状態にしておくことが大切です。

 

 

 

 

 

 

◎ まとめ ◎

付帯部」はただの装飾ではなく、外壁・屋根の耐久性を守る重要なパーツです。

あちこちに設置されており、素材が木製や鉄製、塩化ビニール製など様々ですが、塗装することで家の寿命を延ばすことにつながります。

外壁や屋根は目立つ部分なので劣化に気付きやすいですが、他の「付帯部」に関しては、なかなか塗り直しの必要性に気付きません。

長期間安心して住める家にするためにも、外壁塗装の際は、ぜひ「付帯部」も合わせて塗装してください。

 

 

 

御覧いただきありがとうございました。

 

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