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【サンルーム③】サンルーム取り付けのデメリットとは?~日差しが溢れる暮らし~

ここまで【サンルーム①】では、サンルームの概要と3つのタイプについて。

そして【サンルーム②】では、サンルーム取り付けのメリットについて解説しました。

サンルームも完全な商品ではないため、メリットだけではなくデメリットもあります。

今回は、サンルーム取り付けのデメリットと、その対処法について解説します。

 

 

 

◎夏の暑さと冬の寒さがこたえる

日光浴として最適なスペースのサンルームですが、真夏の猛暑日では日光が当たりすぎることから室温が上がりすぎてしまいます。

また、半分屋内、半分屋外のサンルームは、気温が低く日照時間の短い時期になると、外の冷たい空気で内部が冷えてしまい、落ち着いて日光浴をする余裕は無くなってしまうでしょう。

さらに、これらの外気が、サンルームと繋がっている部屋に入ってくるため、エアコンをフルパワーで稼動しても効きが悪いといった状態になる場合があります。

このデメリットは、まず始めに頭に入れておく必要があります。

対処法として、サンルームについているオプションを利用すると良いです。

例えば、『屋根の日除け』や『熱量を吸収する屋根材』などを選択すると、快適性がグッと良くなるでしょう。

DIYで出来る対処法としては、窓の部分に『すだれ』を吊るしたり、屋根部分に『よしず』を被せるのも効果があります。

 

 

 

◎想像していたよりも洗濯物が乾かないと感じることがある

洗濯物の乾き具合が想像していた程ではなく、なんだか期待外れ・・・。

このような感想を持たれる方がいらっしゃいます。

洗濯物が思っていたよりも乾かないのには、ちゃんと理由があります。

洗濯物を乾かすのに必要なのは、暖かさだけではありません。

『換気』をお忘れではありませんか?

サンルームの窓を開放して、外の風を取り込むことで、洗濯物はしっかりと乾きます。

しかし、雨の日や気温の低い日に窓を開けるのは、難しいですね。

このような場合は、扇風機や除湿機を使って、洗濯物に風を当てたり、サンルーム内の湿度を低くしたりすると、乾きやすくなります。

また、洗濯物を干す時は、普段より間隔を開けてみましょう。

扇風機は夏だけのアイテムではありません。

しっかりと活用して、乾きやすい環境を整えてあげることが大切です。

 

 

 

◎定期的な掃除が必要

サンルームからの眺めは、開放感があってリラックスすることが出来ます。

ですが、ガラス面は透明や半透明のため汚れが目立ちやすく、定期的な拭き掃除が必要です。

花粉や黄砂の多い季節は、拭き掃除の間隔を狭くしなければならなくなるでしょう。

屋内側のお手入れは、モップや雑巾、掃除機などを使って、特に問題なくできますが、屋外側のお手入れは大変です。

サンルームを取り付けた方に多いのは、年に2回程度、外側から高圧洗浄機を使ってのお手入れです。

デッキブラシなどを使ってゴシゴシと汚れを落とすのは、ガラス面に傷が付き、見た目が悪くなるだけでなく視界不良にも繋がりますので避けましょう。

雪の多い地域であれば雪下ろしも必要です。

脚立に登っての作業になりますので、十分注意をしなくてはいけません。

 

 

 

◎定期的な点検が必要(防水コーキング)

サンルームを後付けで設置するときは、既存の外壁に釘やビスなどを使って固定します。

このときに固定した部材周辺を、コーキング材でしっかりと防水処理をしておかなければ、雨や害虫が外壁の中に侵入し、建物の耐久性を落とすきっかけとなってしまいます。

これは、施工実績が豊富にある、しっかりとした設置業者に工事をお願いするしかありません。

また、ゴム製のコーキングの場合、約5年に一度のペースで点検が必要です。

コーキングの劣化が進むと、コーキングは裂けて穴が開いてしまい、雨漏りや耐久性の低下に繋がってしまいます。

 

 

 

◎建ぺい率の問題

サンルームは部屋の増床となるため、増築したサンルームの面積が建設面積に含まれます。

ここで注意しなくてはならないのが、建ぺい率です。

建ぺい率を超えた場合、万が一の場合に火災保険や地震保険が降りないことがありますので、不動産登記簿を変更登記する必要があります。

また、増床面積が10㎡以上の場合は、建物が防火地域または準防火地域にある場合、確認申請が必要となります。

サンルームを後付けするときは、このようなデメリットを避けるため、防水処理や法的確認に長けている業者の選定が必要不可欠です。

また、お住まいの市区町村に問い合わせてみるのも良いでしょう。

 

 

 

◎固定資産税が掛かる

建ぺい率でも触れていますが、サンルームを設置した際には、不動産登記簿の変更登記を行う必要があります。

変更登記を行って、サンルームの床面積が追加された分は、固定資産税が増額されることになります。

固定資産税の課税対象となるのは、『屋根があり、3方向以上を壁やガラスで囲われている建物』ですが、一般的なサンルームはこれに当てはまりますので、課税対象となるのです。

建物の評価額にもよりますが、サンルームは住宅ほど大きいわけではありませんね。

増築するサンルームが6帖程度の広さであれば、追加される固定資産税額は年額で15,000円~20,000円程度でしょう。

固定資産税は増額になりますが、年間2万円前後で快適な生活を手に入れられるのであれば、納得できる金額かもしれません。

 

 

 

◎既存の屋外設備がサンルームに干渉することがある

雨樋やエアコンの室外機など、もともと家の周りに設置されているエクステリア設備が、サンルームのサイズに影響することがあります。

これらの設備がある場合、サンルームの部材を加工して接触しないようにすることも可能ですが、加工賃やオーダーメイド代といったプラスアルファの費用が発生し、結果としてリフォーム代金が高額になる場合があります。

 

 

 

◎建物の保証がつかなくなる場合がある

サンルームを設置する際には、住居の外壁に穴を開ける必要が出てきます。

外壁に穴を開けて、ビスやボルトで固定する行為が、建物の保証を無効にしてしまう可能性があります。

もしサンルームを設置してから雨漏りが発生した場合、ビスやボルトで穴を開けた部分が直接の原因ではなくても、保証の対象外となってしまうかもしれません。

設置を希望している商品が、家の保証に影響を及ぼすのかどうか、取り付け前の確認をしましょう。

仮に保証が無効になってしまう場合は、どの部分が抵触しているのかも聞きましょう。

抵触している部分によっては、他の商品で代用可能なものの提案をしてもらえるかもしれません。

保証の確認については、施工会社(工務店やハウスメーカー)にしましょう。

 

 

 

◎工事費用が高額になる

サンルームは日光をふんだんに取り込み、大きな開放感を得ることが出来ますが、その分大きな窓ガラスを何枚も取り付けるために、どうしても費用が高くなる傾向にあります。

サンルームのタイプや大きさによっても異なりますが、約60万円~100万円超が一般的と言えるでしょう。

また、タイプや大きさだけではなく、設置する場所によっても費用が異なります。

例えば2階以上の高さにサンルームを設置したいということになれば、設置のために足場を組まなくてはなりません。

足場代のほかにも、資材の荷揚げのため、クレーン等の工事車両が必要となりますので、より高額となってしまいます。

 

 

 

◎まとめ

暑さや寒さ、洗濯物が乾きにくいと感じるといった日常生活で感じるデメリットもあれば、税金や工事費用といった、お金に関するデメリットもありましたね。

デメリットから目をそらして設置したばっかりに『こんなはずじゃなかった・・・』と後悔しないようにしましょう。

次回は、ガラス張りのサンルームだからこそ不安になる防犯対策やプライバシー対策について解説します。

 

サンルームの概要とタイプについてはこちら

 

サンルーム取り付けのメリットについてはこちら

 

サンルームの防犯対策とプライバシー対策についてはこちら

 

サンルームにおけるDIYと花粉症についてはこちら

 

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